キタシロサイの「Fatu」。チェコ・東ボヘミア(East Bohemia)地方にあるドブール・クラーロベ動物園(Dvur Kralove Zoo)で(2004年10月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/OTAKAR GRUSSER 【10月20日 AFP】絶滅が危惧されているシロサイの亜種キタシロサイの1頭がケニアの自然保護区で死んだと専門家らが18日、明らかにした。 死んだのは雄のキタシロサイ「スニ(Suni)」。1980年にチェコのドブール・クラーロベ動物園(Dvur Kralove Zoo)で生まれ、2009年にケニアのオルペジェタ自然保護区(Ol Pejeta Reserve)に移された個体だ。同動物園によれば、「飼育下にある個体では、恐らく繁殖可能な最後の雄」で、自然死したとみられている。 希少なキタシロサイは、アフリカ中部~東部にかけての地域で角を目当てに密猟の対象となってきた
