ひきこもりや家庭内暴力の「支援」を掲げる団体のトラブルが後を絶たない。力づくで自宅から連れ出され、施設に監禁されたなどして、元入所者やその家族による提訴が相次ぐ。
※写真はイメージ(gettyimage) 内閣府の調査によると、ひきこもり状態にある人は全国で推計「115万人」にのぼる。「ひきこもり支援」施設に申し込むのは、ほとんどの場合、当事者の親だ。不安や焦りを持ち、藁にもすがる思いでいる。そこを狙い、「支援」をうたうが、本人の同意を得ず実も伴わない。いま、こうした民間業者は「引き出し業者」や「暴力的支援団体」などと呼ばれ、元入居者や保護者から訴えが相次いでいるという。 自身も10年近くひきこもっていた「ひきこもり新聞」編集長で、「暴力的『ひきこもり支援』施設問題を考える会」(考える会)の共同代表の木村ナオヒロさん(35)は、引き出し業者が部屋から連れ出す行為を「ひきこもり狩り」と厳しく批判する。 「ひきこもりは家庭だけで解決できないので、支援者が自宅に出向いて本人や家族に働きかける『アウトリーチ』という手法はあります。けれど、本人の合意なく強制的
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