水俣病やハンセン病の被害者救済の軌跡を振り返り、繰り返される被害者の「分断」を考えるシンポジウムが6日、熊本大(熊本市)であり、当事者が経験を語った。 熊大大学院の岡田行雄教授(51)が企画した。患者認定や補償をめぐる線引きなどで被害者同士が分断され、公害や差別を引き起こした国・企業の責任から目がそらされる構造を見つめ、その克服に向けて道筋を探ることが狙い。新型コロナウイルス感染拡大防止のためテレビ会議システムZoom(ズーム)を使い、全国から約80人の学生らが参加した。 熊本県水俣市立水俣病資料館の語り部、川本愛一郎さん(62)=水俣市=は、水俣病患者の救済に尽力した父、輝夫さんの活動を振り返った。 原因企業チッソの企業城下町… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編