茨城県潮来市の初夏の風物詩「嫁入り舟」、同性カップルが応募してきたら――。原浩道市長が8月29日の定例記者会見で、「市から積極的に誘致することはないが、(同性カップルから)応募があれば、拒まずに検討する。(特別扱いはせずに)他の申し込みの方と平等に選考をさせていただく」と述べた。 LGBTなど性的少数者に対する市の支援策を発表した後、記者からの質問に対し、見解を示した。 同市は、県が7月から性的少数者のカップルに証明書類を発行する「パートナーシップ宣誓制度」を始めたことを受け、県の受領証を持っているカップルの市営住宅の入居申請受け付け(10月1日から)や、印鑑登録証明書の性別の記載削除(11月5日予定)などを実施する。 嫁入り舟は、「水郷潮来あやめまつり」のイベントの一つ。花嫁が小舟で新郎の元に向かう。かつての風習を約30年前、町(当時)商工会青年部が復活させた。花嫁は毎年、市が募集してお