(1)個人情報に関する法規制が、世界中で制定されている 日本の個人情報保護法は令和2年(2020年)に改正され、22年4月1日から施行されます。欧州ではGDPR(EU一般データ保護規則)が16年に制定されていますし、米国ではCCPAと呼ばれるカリフォルニア州法が18年に制定されました。東南アジアや南米など世界各国でも、GDPRを踏襲する法律が次々に成立しています。 これらの法律によって、Cookieなどのオンライン識別子の利用に同意取得などが必要になったり、自国の中に個人情報を置いておくことを定める「データローカライゼーション規制」が定められたりしています。 データローカライゼーション規制とは、例えば「A国の国民のデータはA国内のデータセンターに保管しなければならない」と定めるものです。この規定にはたいていの場合、例外条項(特定の国であればデータを置いても構わない、どこの国にデータを保管し
![Cookie規制って結局、何が変わるの? 2022年の改正個人情報保護法、注目すべきポイントを解説](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0bea676c91960b5ee195889f90f7d40f91f19d7d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F2203%2F03%2Fcover_news009.jpg)