NO2(二酸化窒素)は、化石燃料の燃焼によって排出される大気汚染物質で、自動車や工場だけではなく、船舶エンジンからも大量に排出されます。 特に大型船舶が使用する重油は排出量が多く、航行量の多い海域ではNO2濃度が高くなる傾向があります。 ウェザーニューズが取得している欧州宇宙機関(ESA)のSentinel-5P衛星は、地球全体のNO2濃度をほぼリアルタイムで観測しています。このデータにより、「どこで・いつ・どの程度NO2が存在しているか」を可視化できます。 NO2濃度の変化は、船舶の活動量の変化を示す指標の一つと考えられます。 AIS(船舶自動識別装置)データからは、ホルムズ海峡封鎖により船舶の通航数が大きく減少したことを確認しています。そこで、大気中のNO2にも同様の変化が見られるかを検証しました。 関連記事「AISデータが映す、ホルムズ海峡封鎖前後の船舶の航路変化」
「Sora's Pixel Converter」はAmeniwa(あめにわ)氏が開発したドット絵変換ウェブアプリで、画像をドラッグ&ドロップしてボタンをポチポチクリックするだけで印象深いドット絵を作成できます。面白そうだったので実際に使ってみました。 Sora's Pixel Converter - Retro Pixel Art Generator https://pixel-converter.ameniwa.com/ Sora's Pixel ConverterにアクセスするとWindows 98などの旧型Windowsっぽい見た目の画面が表示されます。 今回は以下のイラストをドット絵に変換してみます。 イラストを黒いエリアにドラッグ&ドロップ。 イラストが読み込まれ、ドット絵に変換されました。なお、画像処理はブラウザ上で実行されるので、画像がどこかにアップロードされることはありませ
筆者の自宅の研究室には、いくつかの「Linux」システムが接続されている。デスクトップもあれば、サーバーもある。それらのマシンは99%完璧に動作する。極めてまれなことだが、マシンに問題が発生した場合は、対処する必要がある。 そういうときに役に立つツールが、「Watchdog」という小規模なソフトウェアだ。このソフトウェアはさまざまなチェックを実行して、ハードウェアが「ハングアップ」していないか確認する。ハングアップが発生したことを検出すると、マシンを再起動する。 Watchdogには、ソフトウェアWatchdogとハードウェアWatchdogの2種類がある。ハードウェアWatchdogは信頼性が極めて高いが、特殊なハードウェアが必要だ。ソフトウェアWatchdogは、信頼性ではハードウェアWatchdogに劣るが、ほとんどのLinuxシステムで動作する。 Watchdogの仕組み カーネル
「文学は、人生やキャリアにおいてはまったく役に立たない。だが……」──イタリア「アヴェニーレ」紙に掲載された、ある国語教師によるエッセイ。生徒との「無用の美」についての議論から彼が考えさせられたこととは。 マッシモは、あと半年で高校を卒業する男子生徒だ。頭の回転が速い生徒で、理工系のコースに在籍し、エンジニアになることが夢だという。私がマッシモを教えるようになって3年が経つ。授業中は無口で、発言することはほとんどない。だが、ノートは書き込みでいっぱいで、私の説明を一言も聞き漏らさない。 私はイタリア語(国語)を教えている。マッシモはこの科目にも興味があるようで、成績は常に優秀だった。ある日の午後、三者面談にマッシモは父親と現れた。面談では、現状の確認をしたが、すべては順調で、私としても特に言うべきことは思い当たらなかった。 「息子はイタリア文学にすっかり傾倒しておりまして」 その話題に触れ
アメリカ・カリフォルニア州で審議されている法案「A.B. 2047」が、すべての3Dプリンターに銃などの印刷をブロックする機能の搭載を義務づけるだけでなく、利用者が印刷ブロック機能を無効化したり、オープンソースの代替ソフトウェアを使ったりする行為まで犯罪化する恐れがあると電子フロンティア財団(EFF)が批判しています。 The Dangers of California’s Legislation to Censor 3D Printing | Electronic Frontier Foundation https://www.eff.org/deeplinks/2026/04/dangers-californias-legislation-censor-3d-printing 3Dプリンターは、映画用の小道具、製品開発の試作品、医療研究、修理部品の製造など、幅広い合法的な用途で使われて
本記事はアフィリエイト広告を利用しています。 この画像を大きなサイズで見る魔神パズズの彫像(ルーブル美術館所蔵) / Image credit:WIKI commons CC BY-SA 3.0 紀元前1000年紀頃、古代メソポタミアの神話に登場した風の悪霊「パズズ」は、熱風や病をもたらす恐ろしい存在として知られていた。 邪悪な冥界の魔神として人々に強く恐れられていた一方で、「パズズ以上に強い悪魔はいない」とも信じられており、悪霊の王として崇拝の対象にもなった。 そのため、パズズの護符や彫像は、他の悪霊を退ける「最強の魔除け」として使用されるようになったという。 ここではパズズに関する生い立ちや現在のサブカルチャーに与えた影響を見ていこう。 パズズの生い立ち ルーヴル美術館に展示されているパズズ(Pazuzu)像は、高さ15cmほどの青銅製で、翼を持ち、右腕を高く掲げて立っている。その背中
100年眠っていた4000年以上前の粘土板 デンマーク国立博物館は、過去100年以上にわたり、古代メソポタミア文明で作られた楔形文字の粘土板を集めてきた。 楔形文字は、約5200年前に現在のイラクとシリアにあたる地域で生まれた文字で、書記がくさび形の道具を使い、湿った粘土板に押しつけて記したものだ。人類が作った最も古い文字体系の一つとして知られている。 ところが、この貴重なコレクションは長い間、博物館の収蔵庫に置かれたまま本格的な研究が行われていなかった。 今回、デンマーク国立博物館とコペンハーゲン大学が共同で「Hidden Treasures(隠された宝)」というプロジェクトを立ち上げ、すべての粘土板の解析、分類、デジタル化を初めて完了させた。 調査の結果、コレクションにはシュメール語やアッカド語といった、現在では誰も話さなくなった古代の言語で書かれた文書が大量に含まれていた。 会計記録
モリンガの種子は水からマイクロプラスチックを除去する能力が非常に高いことが明らかになった/NurPhoto/NurPhoto/NurPhoto via Getty Images (CNN) 「奇跡の木」として知られるモリンガ(ワサビノキ)は、地球上で最も栄養密度の高い植物の部類に入り、その治癒効果が高く評価されている。新たに発表された研究では、このモリンガにもう一つの大きな利点があることが明らかになった。水からマイクロプラスチックを除去する能力が非常に高いというのだ。 ブラジルと英国の研究チームが4月に発表した結果によると、モリンガの種子から抽出した成分は、一般的に使用されている化学物質と同等の効果を発揮し、飲料水からマイクロプラスチックを除去できることが明らかになった。 モリンガは数千年にわたって水の浄化に使用されており、古代ギリシャ人、ローマ人、エジプト人が利用していた証拠も残っている
「取材者としての僕の意識にも変化がありました」石川県穴水町で紡がれる民主主義の芽生えを見つめたドキュメンタリー『能登デモクラシー』が公開。五百旗頭幸男監督へのインタビューで地元メディアの思いに迫った。 タイトル写真 五百旗頭幸男監督 取材・文 後藤健児 石川県鳳珠郡(ほうすぐん)穴水町(あなみずまち)は能登半島の中央に位置し、金沢市からは約90キロメートルの距離。古来より伝わる漁法「ボラ待ちやぐら」が湾にそびえ、海と山に囲まれた自然豊かな町だ。明治時代には天文学者のパーシバル・ローエルが訪れるほどの「星空のまち」としても知られる。現在は過疎化が進み、2025年1月末時点の人口は6888人。「人口減少の最終段階」に入っているこの町で揺れ動く民主主義を、五百旗頭幸男監督が見つめたドキュメンタリー映画『能登デモクラシー』が5月17日より全国順次公開される。今回、五百旗頭監督へのロングインタビュー
東京大学 発表のポイント 水道水で問題となっているカビ臭原因物質ジェオスミンに応答するキイロショウジョウバエの嗅覚受容体を用いて、ジェオスミンに対して蛍光強度変化を示す「センサ細胞」を作出しました。このセンサ細胞を高密度に固定化したカートリッジと市販の小型蛍光測定器とを組み合わせ、現場で高感度にジェオスミンを検知できる簡易検査技術を開発しました。 開発した検査技術により、100pMオーダの極めて低濃度のジェオスミンが検出可能となりました。また、本技術の現場適用性を実証し、昆虫嗅覚受容体を導入したセンサ細胞を用いたジェオスミンの現場計測に初めて成功しました。 本技術をダム湖などの水道水源に導入することで、ジェオスミン発生の早期検知が可能となり、水道水の品質管理への貢献が期待されます。 概要 東京大学先端科学技術研究センターの光野秀文特任准教授、祐川侑司特任助教、神﨑亮平シニアリサーチフェロー
要約 Copy Fail(CVE-2026-31431) という脆弱性が報告されました。 Linux にて簡単に特権昇格(root権限でコマンドの実行が出来るようになる)が出来る脆弱性 2017 年以降にリリースされた全ての Linux ディストリビューションが対象とされています Linux カーネルを最新のものに変更することで脆弱性の対処が可能です。難しい場合、seccomp 経由の AF_ALG ソケットの作成をブロックするか、algif-aead モジュールを無効化しましょう。 echo "install algif_aead /bin/false" > /etc/modprobe.d/disable-algif-aead.conf rmmod algif_aead 2>/dev/null 概要 splice コマンドにより AF_ALG ソケットへ実行ファイルの流し込みを行うことで
私たちは、かつてないほど多くの文字情報に囲まれつつ「深く読むこと」が難しくなっているのかもしれない。検索・通知・スクロール・要約──デジタル環境は私たちの注意様式そのものを書き換えつつある。メアリアン・ウルフが問うのは、読書習慣の衰退ではなく「読む脳」の変容である。あらゆる情報を言語に帰着させて処理するLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)が知識へのアクセスを加速させる現代において、人間に必要なのはゆっくり読み、逡巡し、複雑さに耐える力ではないだろうか。 目次 デジタル時代の読字を考える アテンション・エコノミーのもたらす危機 バイリテラシーという考えかた──そして、ゆっくりと深く読むこと デジタル時代の読字を考える メアリアン・ウルフは続く『デジタルで読む脳 ✕ 紙の本で読む脳 :「深い読み」ができるバイリテラシー脳を育てる』(大田直子訳/インターシフト)
地球内生命――私たちがまだ知らない地下の異世界 作者:カレン・G・ロイドみすず書房Amazonはたして地球の一番深い場所にいる生命は何なのだろうか? その答えはいまだに明らかになっていないが、およそ生物が存在しないような極限環境下(火山とか、地殻の数キロ掘った場所とか)にも多種多様な生物が存在することがわかってきている。 本書は、そうした地球の地下に眠る生命圏で暮らす生き物たちについてのノンフィクションだ。著者は極限環境下での生物の研究者で、海底から火山、果てには永久凍土まで様々な場所に微生物を採取していく、微生物学者にして探検家でもある。本書では著者が採取した様々な地球内生命たちの話と合わせて、そうした冒険の日々についても語られていくので、高野秀行的な冒険ノンフィクションとしてもおもしろい。 また、地球内生命がどのようなエネルギー収支のもとに成立しているのかを解き明かしていく過程で(地下
この記事では、2024〜2025年にかけて主要ブラウザで使えるようになったCSS(一部HTML)の機能を10個紹介します。「昔はセレクターとか頑張って追いかけてたけど、最近は全然追えてない」という方を対象としています。 それぞれの機能について、目的・できること・昔のやり方・注意点をまとめました。コードを見ながら「こんなの使えるようになったのか」と感じてもらえたら嬉しいです。 1. CSS Nesting(ネイティブCSSネスト) 目的 SassやLESSなどのプリプロセッサなしで、CSSにネスト(入れ子)構造を書けるようにすることです。 できること セレクターを親子関係で入れ子にして記述できます。& を使って親セレクターを参照します。 .card { padding: 1rem; background: #fff; & .title { font-size: 1.25rem; font-w
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