商品広告でよく見かける表現に、「高品質・低価格」があります。この言葉をキーワードにインターネットで検索してみると、さまざまな業種の企業サイトが表示され、商品だけでなくサービスのアピールポイントとして、広く一般に用いられていることがわかります。 企業が「高品質・低価格」を積極的にアピールするのは、そうした商品を求めている消費者が多くおり、それらの消費者を惹きつけられるからであることはいうまでもありません。確かに、「高品質」と「低価格」は、両方とも消費者が購買意思決定において重視する点であり、これらがひとつの商品に同時に実現されているとしたら、消費者にとっていうことなしでしょう。 しかし、ここでひとつの疑問が生じます。それは、そもそも「高品質」と「低価格」は相反するものであって、両立しないのではないか?ということです。もしも本当に商品の品質が高いのであれば、その高い品質を実現するためにさまざま
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