海洋汚染が問題となっている使い捨てプラスチック製ストローを廃止する動きが飲食店などで広がる中、松本市寿豊丘の障害福祉サービス事業所・コムハウスが作る「麦ストロー」に注目が集まっている。七、八月だけで例年の一年分の問い合わせがあり、生産が追い付かない状況だ。 コムハウスは障害者の社会参加を助ける目的で、一九九九年に設立。現在は約二十人が利用しており、麦ストローやクッキーの製造で工賃を受け取っている。 麦ストローを作り始めたのは二〇〇一年ごろ。コムハウスの支援者で朝日村出身の歌手上條恒彦さんの妻が、交流のある三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市)の関係者から、同美術館のカフェ「麦わらぼうし」で使う自然素材のストローを探していることを聞き、コムハウスに持ち掛けた。
![麦ストロー、生産に限界 プラスチック製廃止問題で注目:長野:中日新聞(CHUNICHI Web)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b59cd3edbd84c53bba15fb59862880993da481da/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.chunichi.co.jp%2Fimg%2Flogo_social.png)