カール大帝(シャルルマーニュ)からナポレオン3世まで、歴代フランス君主の臨終に焦点を当てた本である。とりあげられるのは以下の十九人の王・皇帝だ。 カール大帝(シャルルマーニュ) / ユーグ・カペー / フィリップ2世 / ルイ9世 / シャルル5世 / ルイ11世 / フランソワ1世 / アンリ2世 / アンリ3世 / アンリ4世 / ルイ13世 / ルイ14世 / ルイ15世 / ルイ16世 / ナポレオン1世 / ルイ18世 / シャルル10世 / ルイ・フィリップ / ナポレオン3世 フランス王位の継承は最初から盤石な体制として始まったわけではなく、むしろ脆弱でいつ絶えてもおかしくない危ういものであった。カール大帝死後、フランク王国は三分割を経て東西フランク王国に分裂、東フランク王国は早期に神聖ローマ帝国への脱皮を図って集権的な皇帝権力の確立に成功したが、西フランク王国はヴァイキング
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