穏やかな朝の通学風景が一変したのは、9月18日午前7時55分のことだった。 中国・深圳(シンセン)の日本人学校。校門から約200メートルの場所でひとりの男が、母と2人で通学していた10歳の児童に狙いを定め、果物ナイフを突き刺したのだ。「救命!(助けて)」という母の悲鳴があたりに轟いた。倒れ込む児童と嗚咽する母の傍らで、男は呆然として立ち尽くしていた。
事件当日は、中国で反日感情がひときわ高まる満洲事変の記念日だった。同じく歴史的にセンシティブな日である7月7日(盧溝橋事件の日)を控えた今年6月にも、江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスが刃物を持つ中年の中国人男性に襲われ、中国人乗務員の女性が死亡した事件があった。短期間に類似の事件が連続した背後に、強い反日感情が関係しているのは間違いない。 9月20日、深圳日本人学校に供えられた花束 ©時事通信 いっぽう、事件は一部の中国人にも波紋を投げかけた。近年、日本には中国の強権的な体制を避けて移住してきたリベラル派の中国人知識人が増えている。彼らのグループは事件を受けて、発生翌日の19日夜に追悼集会を開くなど活発に活動。また、深圳の日本人学校前にも多数の献花が集まった。現地での献花の理由はさまざまなはずだが、近年の体制下での硬直的な愛国主義宣伝に批判的な、リベラル層の中国人たちが行動した面も大
力石様、古家様 昨夜は遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。領事館や会社側での意見はお任せいたしますが、私の気持ちを伝えたくて手紙を書きました。大半は自分の気持ちを整理するためのものですが、うまく表現できていない部分もあるかと思います。ご容赦ください。拡散やその相手についてはご自由にお決めください。 航平は昆虫や爬虫類が大好きで、すべての小さな動物を見つける独特の目力を持っていました。誰よりも優しい心を持っていた子供でした。幼い頃からお絵描きが好きで、日本語と中国語の両方を流暢に話す才能もありました。 航平は私と一緒に深圳へ行くことを迷っていました。彼は偏食で当地の飲食に慣れていませんでしたが、最近は好きな中国の食べ物が増えてきました。また、最近始めたバスケットボールにもハマっていました。 航平が突然私たちの元から去ってしまったことは、全く予想していませんでした。今は混乱と悲
人口1000人当たりの生活保護利用者の割合を示す「保護率」の過去10年間の変化を、研究者らによる「生活保護情報グループ」が自治体ごとに日本地図上で「見える化」し、インターネットで公開した。保護率の増減がひと目で分かり、グループは「周辺自治体に比べて急減している場合などは、申請をさせない水際作戦など福祉事務所の組織的な要因も疑われる」とみている。(中村真暁) 公開された地図では、2012年度から21年度への保護率の増減率が分かる。赤くなるほど急激な減少を、緑が濃くなるほど増加を示している。データは都道府県の全市と政令市の全区、東京23区が国に報告した計970市区の監査資料を情報公開請求し集めた。
40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。 のび太の恐竜ドルマンスタインが外道。恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボールの魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき、恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマンスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道。幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーとかにいてもおかしくない。 のび太の宇宙開拓史ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチな嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。 まあ、コーヤコーヤ
宮本氏: ひとつは、アーケードゲームを始めとする膨大な資料や、毎年何百本と増えていくゲームソフトなどをどのように保存・管理していくかということです。アーケードゲームは動かないと意味がないですし、ゲームソフトもただパッケージだけ残していてもしょうがないので、なんとか管理していかなければいけない。 もうひとつは、任天堂に百人~二百人と入ってくる新入社員に対して「任天堂とはなんぞや」という説明をする時間の問題です。かつては2時間かけて新入社員セミナーという講座をやっていたんですが、それがいつしか2時間半になり、気付けば3時間近くになってきました。社員は面白がって聞いてくれるんですが、20年近くセミナーをやっているといい加減にそれを引退したいと思うようになりました。 本ミュージアムの展示は、そのセミナーで話していた内容がベースになっています。 たとえば、Wiiを作るにあたっては、『ウルトラマシン』
海上自衛隊の護衛艦が、25日、中国大陸と台湾の間にある台湾海峡を初めて通過したことが関係者への取材で分かりました。中国は、台湾海峡を欧米の艦艇が通過するたびに反発していて、今回の護衛艦の動きには航行の自由を主張するねらいなどがあるとみられます。 複数の関係者によりますと、25日海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が、台湾海峡を北から南に向かって通過したということです。 南シナ海で行われる多国間訓練に参加するために移動していたということで、オーストラリアやニュージーランドの艦艇も台湾海峡を通ったということです。 台湾海峡について、アメリカなどは艦艇が自由に航行できる国際水域としていますが、中国は、欧米の艦艇が通過するたびに反発しています。 海上自衛隊の護衛艦が台湾海峡を通過したのは今回が初めてで、航行の自由を主張するねらいなどがあるとみられます。
古代ギリシアの哲学者であるタレスは紀元前600年頃、琥珀(こはく)を布でこすると、ほこりなどを引きつけることを発見しました。これが静電気に関する初の報告といわれていますが、物同士をこすり合わせると静電気が発生する摩擦帯電の仕組みについては、発見から2000年以上が経過した現代でもわかっていませんでした。そんな摩擦帯電が発生する理由について、ノースウェスタン大学の研究チームが初めて説明することに成功しました。 What Puts the “Tribo” in Triboelectricity? | Nano Letters https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.nanolett.4c03656 Why petting your cat leads to static electricity: For Journalists - Northwestern U
(CNN) フィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜」に描かれたまだらな星の光と渦巻く雲は、ゴッホが1889年にこの作品を描いたときの動揺した心境を反映していると考えられている。 一方、中国とフランスを拠点とする物理学者らは学術誌「フィジクス・オブ・フルイド」に17日に掲載された研究論文で、ゴッホが乱流の数学的構造を直感的に深く理解していたことを示唆している。 乱流とは、流水や海流、血流、立ち上る煙などの流体で観察される一般的な自然現象で、大きな渦が形成され小さな渦に分解される無秩序な状態を指す。 一般の観察者には無作為に見えるかもしれないが、乱流は連鎖的なパターンに従っており、少なくとも部分的には数学の方程式を使って説明できる。 研究によると、「星月夜」はフランス南部サン・レミ・ド・プロバンスにある病院の病室の東向きの窓から見た、日の出直前の景色が描かれた油絵だ。ゴッホは左耳を切った後、こ
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