タグ

Scienceと昆虫に関するfumiruiのブックマーク (73)

  • 昆虫の体の最終的な形ができあがる過程を解明 ―パルテノン神殿様構造の形成と解消による昆虫肢の形づくり―|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科

    東京大学 発表のポイント ◆ライブ・イメージング技術により、蛹(さなぎ)の中で成虫の肢(あし)が形づくられる過程を調べました。 ◆上皮細胞が特殊な構造(パルテノン神殿様構造と名付けました)を一次的に形成することなど、これまで知られていなかったダイナミックな細胞動態を介して成虫肢の最終的な形がつくられることを明らかにしました。 ◆発生過程において細胞の運命がどのように決まるのかについての理解が著しく進む一方で、運命の決定された細胞群がどのようにして最終的な形をつくるのかについてはほとんど分かっていません。研究の成果は、そうした形づくりのメカニズムの解明に大きく貢献すると期待されます。 パルテノン神殿様構造の形成と解消によるショウジョウバエ成虫肢の形づくり 概要 東京大学大学院新領域創成科学研究科の小嶋徹也准教授および平岩祥太朗特任研究員と千葉大学大学院理学研究院の田尻怜子准教授らによる研究

    昆虫の体の最終的な形ができあがる過程を解明 ―パルテノン神殿様構造の形成と解消による昆虫肢の形づくり―|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • ミツバチに付くダニに効く化学物質の研究開発のはなし | Chem-Station (ケムステ)

    スポットライトリサーチ ミツバチに付くダニに効く化学物質の研究開発のはなし 2024/6/6 スポットライトリサーチ, 化学者のつぶやき コメント: 0 投稿者: Tshozo 今回は東京大学大学院有機化学研究室 滝川 浩郷先生、小倉 由資先生が主導されている研究内容につき、スポットライトリサーチ(第618回)という形でご紹介いたします。 きっかけはミツバチヘギイタダニ(Varror Destructor)の記事作成後、美味しい蜂蜜が継続的に喰えんようになるのは困るなぁ、何とかこの分野の研究が進んでいないかと思って調査をしていたところ、一昨年に小倉先生が関連論文を発表されていたのを見つけスタッフ内でのご関係をたどり、ヒアリングさせていただいたわけです。そこで今回は小倉先生のご承諾を得たうえで、先生の研究背景と位置づけについて私が簡単に記載したのちに、スポットライトリサーチ形式でご紹介してま

  • チャバネゴキブリは世界をどう征服したのか、250年来の謎を解明

    チャバネゴキブリ(Blattella germanica)は、約2100年前、現在のインドとミャンマーにあたる地域でオキナワチャバネゴキブリ(Blattella asahinai)から進化した可能性が高い。(PHOTOGRAPH BY OZGUR KEREM BULUR/SCIENCE PHOTO LIBRARY) 夜でもべようとベッドから起き上がり、キッチンの明かりをつけると、冷蔵庫の下にツヤツヤと光る茶色い昆虫の群れがうごめいているのを見つけた経験はないだろうか。その昆虫とはもちろん、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)だ。 この嫌われ者の訪問客は、どのようにして世界に悪名をとどろかせる害虫となったのだろうか。5月20日付けで学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された新たな研究によると、その答えはチャバネゴキブリのDNAに記されていた。 いつ、ど

    チャバネゴキブリは世界をどう征服したのか、250年来の謎を解明
  • ハンターなのに花粉の運び屋?肉食スズメバチの意外な役割 - ナゾロジー

    蜜や花粉に用がないはずのスズメバチが花を訪れる理由セリ科は、セリやニンジン、パクチー、アシタバなどの身近な用植物を多く含む分類群で、世界に3,500種ほどが知られる草性の植物です。 それぞれの花は開放的で、蜜を分泌するため、さまざまな昆虫にとってアクセスしやすい蜜源になっています。 それゆえ、ハナバチやハエ、チョウ、甲虫などをはじめ、時として100種以上の昆虫が訪れ、受粉されることが知られています。 こういった植物の花粉を運び、受粉させる役割を持つ生き物のことを送粉者と呼びます。 一方、スズメバチは肉の昆虫であり、ミツバチのように花の蜜や花粉を集めることはありません。 しかし研究者たちはある日、スズメバチが用のないはずの花に頻繁に訪れているという奇妙な現象を確認しました。 そこでスズメバチたちの目的を調べるため日光植物園で追加観察を行うことにしました。 花を訪れているスズメバチを撮影

    ハンターなのに花粉の運び屋?肉食スズメバチの意外な役割 - ナゾロジー
  • 最新研究 ミツバチ激減のなかで野生の花は「交配方法を進化させていた」 | ミツバチがいないなら「自分で受粉します」

    花たちの「ミツバチがいないなら自分で受粉します」宣言か? いくつかの野生の花が、繁殖方法を「進化させている」ことを示唆する新しい研究結果が出ている。 毎年春になると、色鮮やかな花を咲かせる多くの植物が、ミツバチや蝶などの花粉媒介者の助けを借りて受粉する。 しかし、ミツバチをはじめとする花粉媒介者の個体数は、有毒な殺虫剤や生息地の消滅により激減している。そんななか、野原のパンジーなどの一部の花が、花粉媒介者の力を借りずに、自らの種子を受粉させること(自家受粉:花粉が同じ花の柱頭につくこと)で適応していることが、新たな研究で判明した。 この研究を主導したのは仏モンペリエ大学の進化生態学者らで、研究チームは「ヨーロッパ全土の野原や道端でよく見られるフィールドパンジーと呼ばれる雑草植物に焦点を当てた」と、米紙「ニューヨーク・タイムズ」に述べている。

    最新研究 ミツバチ激減のなかで野生の花は「交配方法を進化させていた」 | ミツバチがいないなら「自分で受粉します」
  • 【独自】ハエが鳥インフルエンザウイルス媒介関与か 九大調査|NHK 福岡のニュース

    鳥インフルエンザウイルスの媒介に、ハエが関与している可能性があることが九州大学の研究グループの調査でわかりました。 これまでは小動物などを想定して感染防止対策がとられていて、グループではハエの侵入を防ぐ対策を行って効果を検証することにしています。 鳥インフルエンザは昨シーズン全国26の道と県で確認されて過去最多の1771万羽が処分され、この冬もすでに各地で確認されています。 九州大学大学院農学研究院衛生昆虫学分野の藤田龍介准教授の研究グループは去年12月、感染が相次いだ鹿児島県出水市の養鶏場近くなど30か所あまりでおよそ900匹の「オオクロバエ」を採取して詳しく調べました。 その結果、最も多かった地点では、15%ほどのハエから高病原性の鳥インフルエンザウイルスを含む鳥のふんが検出され、ウイルスは感染力を維持していたということです。 藤田准教授によりますと、オオクロバエは主に冬に活動し2キロ

    【独自】ハエが鳥インフルエンザウイルス媒介関与か 九大調査|NHK 福岡のニュース
  • 【虫注意】空き家に不思議な虫がいるなぁと思って調べてみたら絶滅危惧種っぽい→博物館の学芸員さん「現地調査させてください」

    tkskkd.deso | Takeshi Kakeda @kkd いのちを活かし循環させる人 | アジャイリスト | パーマカルチャリスト | パタン理論 | ランナー | 人間探求 | Web3 | ビオトープ保全 | 『「アジャイル式」健康カイゼンガイド』著者 ➡️ amzn.to/3MSkYwY | note ➡️ https://t.co/T4jM25hG7e diamondapp.com/u/tkskkd tkskkd.deso | Takeshi Kakeda @kkd 空き家に不思議な虫がいるなぁと思って調べてみたらゴミアシナガサシガメという絶滅危惧種っぽい。愛媛では確認例が少ないみたいでレッドデータではVU扱い。2019年に発見されてニュースにもなってたようだけど、そんなに珍しい? pic.twitter.com/8nnQGczHGE 2023-10-10 22:44:3

    【虫注意】空き家に不思議な虫がいるなぁと思って調べてみたら絶滅危惧種っぽい→博物館の学芸員さん「現地調査させてください」
  • 飛べない昆虫「ナナフシ」の長距離分散の痕跡を遺伝解析で発見 ~鳥の摂食による移動は頻繁に起こっていた!?~ | Research at Kobe

    神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授 (兼 神戸大学高等学術研究院卓越教授) および福島大学共生システム理工学類の兼子伸吾准教授らの研究グループは、ナナフシモドキ (以下ナナフシ) の全国的な遺伝構造を調査し、その遺伝子型の分布パターンに、鳥による長距離分散の痕跡が残っていることを強く示唆する研究結果を得ました。 以前、末次教授らは、ナナフシの卵が鳥にべられた際、一部の卵は無傷で排泄され、その後孵化することを実験的に明らかにしていました。しかしこのような現象は低頻度でしか起こらないため、自然条件下で実際に分布拡大に寄与しているのかについては未解明なままでした。このため、末次教授らは、今回新たにナナフシを日全国から採集し、その遺伝構造を詳細に調査することで、自然界で実際に長距離分散が起きているかを検討しました。 その結果、最大で683km離れた場所で同一のミトコンドリアの配列が確認され

    飛べない昆虫「ナナフシ」の長距離分散の痕跡を遺伝解析で発見 ~鳥の摂食による移動は頻繁に起こっていた!?~ | Research at Kobe
  • 環境市場新聞・生物多様性レポート #2 | エコニュースウェブマガジン

    好きでも嫌いでもいい、まずは関心を 兵庫県伊丹市にある緑豊かな昆陽池(こやいけ)公園。園内の池のほとりにたつ伊丹市昆虫館は、身近な昆虫と触れ合える施設だ。 チョウ温室では、南国の花々の中を約14種1000匹のチョウが飛び交う。館内には昆虫界を拡大したジオラマや標、図書コーナーなどがあり、自然の 環境について楽しく学べる。 こうした施設で働く学芸員は、いわば「昆虫博士」。虫好きが高じて研究者の道を選んだように思うが、同館の長島聖大さんは少し違う。かつては昆虫 が大の苦手だった。 高校時代、学校に「クサギカメムシ」が大量発生した。天井には常に20〜30匹止まっていて、ときどき教科書に落ちてくる。調理実習の際、炊飯器の中 にも混入しているのを見て「カメムシを絶滅させる」と誓った。 その後、農薬を開発しようと、東京農業大学農学部に入学。まずは相手を知るため、毎日カメムシを採集し図鑑で名前を調べる

  • 大量発生しているツヤアオカメムシの生態と対策の解説【2023年9月-】 | 伊丹市昆虫館へようこそ

    2023.09.29 いま、阪神間でたくさんみかける、緑色のカメムシ:ツヤアオカメムシについて解説します。 写真のカメムシたちは、おもに阪神間の平地でよくみられる種です(アオクサカメムシは少ない)。どれも可愛らしいですね。 このうち、いま現在(2023年9月下旬)に各地で大発生しているカメムシはツヤアオカメムシ(写真左上)という種です。 他にもよく見るカメムシとは、あざやかな緑色でツヤがあることで見分けられます(ミナミアオカメムシやアオクサカメムシはツヤがない)。 ツヤアオカメムシは夏に山のスギやヒノキの実を吸って繁殖します。増えた成虫は、9月中下旬以降の秋になると、山からいろんな方向に向かって分散します。 いま、市街地などでもみられるツヤアオカメムシは、発生地の山から分散した個体です。 光に集まる習性があるので、街灯や建物の照明に集中します。照明のまわりについたカメムシは、飛び回ったり歩

    大量発生しているツヤアオカメムシの生態と対策の解説【2023年9月-】 | 伊丹市昆虫館へようこそ
  • くらべてわかる蛾 1704種 | 山と溪谷社

    Amazonで購入楽天で購入 ※お電話でのご注文:ブックサービス(楽天ブックス) 0120-29-9625 (9~18時/土日祝日も受付) ※在庫切れの場合は、何卒ご容赦ください。 商品詳細 これで玄関に飛んでくる蛾もわかる? 日で7000種近くいるといわれる蛾の仲間。 その中から身近に見られる種類を中心に、1704種類の成虫をわかりやすい白バック写真で紹介。 多様な蛾を大判書籍で一覧することで、すばやくどの仲間かわかります。 おまけとして278種の幼虫も掲載。 読んでためになるコラムも充実。 ■内容 書の使い方/用語解説/ガの世界/ガを観察しよう ガ Index 色で調べるガの早見表 成虫ページ(1704種) 幼虫ページ(278種) 【コラム】 ガの性、そして人類による昆虫の利用/雌雄嵌合/コーリング/スズメガの口吻/隠蔽的擬態/ ガにはカワイイがいっぱい!?/北海道のガ/沖縄のガ

  • Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    望月 昂(附属植物園 助教) 川北 篤(附属植物園 教授) 発表のポイント ニシキギ属植物において、「赤い花、短いおしべ、アセトインを主成分とする花の匂い」という特異な花形質が、双翅目の1グループであるキノコバエによる受粉の進化に伴って獲得された可能性を示しました。 キノコバエが複合的な花形質(送粉シンドローム)の進化に貢献している可能性を初めて示しました。 ハエやアブ、カなどを含む双翅目の昆虫は数多くの植物にとって重要な送粉者ですが、どのように花の進化に関わるかはよく分かっていません。研究は、花の多様化プロセスにおける双翅目昆虫の役割の理解を深めると期待されます。 多様な花をもつニシキギ属植物とその送粉者 発表概要 ハエやアブ、カなどを含む双翅目(そうしもく)(注1)の昆虫は、ハナバチ(注2)についで多数の植物の受粉に関わる重要な送粉者(注3)です。双翅目昆虫に送粉される植物は、花形質

    Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
  • ゴキブリとの遭遇どう対処 生態知って冷静に 「ゴキブリスト」柳沢さんが指南【NEXTラボ】|あなたの静岡新聞

    「G」とも呼ばれ、避けられがちなゴキブリ。苦手な人にとっては受難の季節がやってきた。なるべく鉢合わせしないためには、その生態を理解しておくことが足掛かりになるかもしれない。新種を発見したり図鑑を出版したりとゴキブリの研究、広報に取り組み、「ゴキブリスト」を名乗る柳沢静磨さん(28)=磐田市竜洋昆虫自然観察公園職員=を訪ね、生態と、万一出合った時の対処法を教わった。 クロゴキブリ様の模型を手に、感覚毛が生えた「尾肢」を指さす柳沢静磨さん=5月下旬、磐田市竜洋昆虫自然観察公園 生態理解し冷静に 世界では約4600種、国内では柳沢さんが自ら発見した4種を含む64種が確認されている。その中で、県の一般家庭に最も多く出没するのはクロゴキブリだ。年中暖かい設備とべ物のあるレストランなどではチャバネゴキブリも見られる。その他の種は害虫として扱われることは少なく、一昆虫として森や街路で暮らしている。

    ゴキブリとの遭遇どう対処 生態知って冷静に 「ゴキブリスト」柳沢さんが指南【NEXTラボ】|あなたの静岡新聞
  • 新種のゴキブリ、『ポケモン』にちなんだ名前がつけられる―昆虫学者「私もポケモンファン」 | RUGs(ラグス) Supported by intel

    シンガポールで発見された新種のゴキブリに与えられた名前は、『ポケットモンスター』にちなんだものでした。地元紙が報じています(リンク先に昆虫の画像アリ)。 シンガポールにある自然保護区で発見されたこの虫は「Nocticola pheromosa」と名付けられました。「pheromosa」は『ポケットモンスター』に登場するポケモン「フェローチェ」の英語名なのです。よく見ると長い触角や頭巾のような羽、細長い脚など両者の共通点は多いようです。 ポケモン図鑑よりフェローチェは『ポケットモンスター サン・ムーン』で初登場したむし・かくとうタイプのポケモン。公式のポケモン図鑑によると、凄まじい速度で大地を疾走する姿が目撃されているほか、この世界に穢れを感じ、ほかのものに一切手を触れようとしないとのこと。もしあのゴキブリが凄まじい速度で大地を疾走してたら、と考えるだけで背筋がゾワゾワするのは筆者だけではな

    新種のゴキブリ、『ポケモン』にちなんだ名前がつけられる―昆虫学者「私もポケモンファン」 | RUGs(ラグス) Supported by intel
    fumirui
    fumirui 2023/03/11
    Gモチーフのポケモン。。。
  • 宿主をゾンビ化する寄生菌、ヒトに感染する可能性は?

    冬虫夏草に寄生されて死んだガから生えるきのこ(子実体)。これに近い遺伝子を持つオフィオコルジケプス(Ophiocordyceps)属の菌類は、昆虫が死ぬ前に行動を操ることができる。(PHOTOGRAPH BY ALEX HYDE, NATURE PICTURE LIBRARY) そのアリは、もう自分の意志で体を動かすことはできない。ふらふらと巣から離れ、葉にしがみついて、そこで死ぬのを待つだけだ。やがて菌が体をい尽くし、頭を破って現れて、空中に胞子をまき散らす。 「まるで森の中にある不気味なクリスマス飾りのようです」と、真菌の遺伝学を専門とする米セントラルフロリダ大学のイアン・ウィル氏は言う。米フロリダ州では、このようにゾンビ化したアリが見つかる。 もし、このような菌が人間にも寄生することがあるとしたら? ビデオゲーム「ラスト・オブ・アス(The Last of Us)」と、それを基にし

    宿主をゾンビ化する寄生菌、ヒトに感染する可能性は?
  • 雑貨屋でオモチャとして売られていた物体が日本に存在してはいけないヤバいものだった

    理科教師とらふずく @raptorial_owlet 理科の教師がやっていますが学術的でも教育的でもないアカウント。骨格標作成、動植物、授業のアイデア、お絵かき、たまに育児。好きな動物はホンドタヌキとフクロウ。好きな花はマツムシソウ。専門畑は昆虫病原菌。 youtube.com/channel/UCfm5A…

    雑貨屋でオモチャとして売られていた物体が日本に存在してはいけないヤバいものだった
  • ミツバチが帯電!?群れが飛ぶと大気は雷雲ほどに 英研究

    <小さな羽ばたきが空気摩擦を生み、驚くほどの密度の電荷を生じるという> ミツバチの羽ばたきが集まると、大気に予想外の変化が起きることがあるようだ。 英ブリストル大学の研究チームが、ミツバチの大群が雷雲や砂嵐にも匹敵する帯電現象をもたらすことを発見した。研究チームは論文を通じ、生物による大気の帯電は新しい研究分野だと説明している。 これまでにも大気に電場が存在すること自体は知られており、物理的な要因や地質的な影響など、複数の要因によって電場の状況は左右されると考えられてきた。 また、飛行のため羽ばたくと空気との摩擦が生じることから、昆虫1匹がわずかな電荷を生じることも知られていた。しかしチームによると、生物の群れを電荷の発生源と考える研究はこれまでになかった。 論文によると、ミツバチの群れはその密度に比例して大気の電場に直接的な影響を与えており、大規模な群れになると雷雲にも匹敵するほどの影響

    ミツバチが帯電!?群れが飛ぶと大気は雷雲ほどに 英研究
  • アリの「ミルク」作りを発見、科学者も驚くアリ社会への貢献

    さなぎや幼虫の世話をするクビレハリアリ(Ooceraea biroi)の働きアリ。(PHOTOGRAPH BY DANIEL KRONAUER) アリのコロニー(集団)は、100年以上前から研究され、科学者を魅了しつづけている。組織的に働くそのコロニーを、1つの「超生物体」あるいは「超個体」と考えている人もいるほどだ。 しかし、科学者たちは、アリのせわしない活動にはこれだけ注目してきたにもかかわらず、アリが幼虫から成虫へと変態する途上のさなぎの段階についてはほとんど研究してこなかった。 米ロックフェラー大学のアリ研究者であるダニエル・クロナウアー氏は、その理由を「アリのにぎやかなコロニーの中、さなぎたちは動かず、ものもべず、何もしていないように見えるからです」と説明する。 クロナウアー氏らは2022年11月30日付けで学術誌「ネイチャー」に論文を発表し、見落とされがちなアリのさなぎがコロ

    アリの「ミルク」作りを発見、科学者も驚くアリ社会への貢献
  • 東京昆虫館

  • 昆虫も「遊ぶ」行動をとるのか? ハチで科学的に確認

    ヨーロッパに広く生息するセイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)は驚くほど広範な認知能力を備えており、それには遊びを楽しむ能力も含まれている。(ALAMY) 「遊ぶ」動物は人間だけではない。ペットを飼っている人なら、ネコやイヌが遊んでいるのをよく知っているし、科学者は、魚やカエル、トカゲ、鳥にも遊びと言える行動を観察してきた。 では昆虫はどうなのだろう? 昆虫の心や生活は、遊びをする余地があるほど豊かなのだろうか? 動物行動学の専門誌「Animal Behaviour」に10月19日付けで発表された論文によると、マルハナバチは、訓練を受けなくても報酬を与えられなくても、木製のボールを転がして遊ぶという。理由はおそらく、それが単に楽しいからだ。 「この研究は、ハチが刺激に反応するだけの小さなロボットではなく、自分が楽しいと思う活動をしていることを明らかにするものです」と

    昆虫も「遊ぶ」行動をとるのか? ハチで科学的に確認