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ブックマーク / nazology.net (143)

  • ハンターなのに花粉の運び屋?肉食スズメバチの意外な役割 - ナゾロジー

    蜜や花粉に用がないはずのスズメバチが花を訪れる理由セリ科は、セリやニンジン、パクチー、アシタバなどの身近な用植物を多く含む分類群で、世界に3,500種ほどが知られる草性の植物です。 それぞれの花は開放的で、蜜を分泌するため、さまざまな昆虫にとってアクセスしやすい蜜源になっています。 それゆえ、ハナバチやハエ、チョウ、甲虫などをはじめ、時として100種以上の昆虫が訪れ、受粉されることが知られています。 こういった植物の花粉を運び、受粉させる役割を持つ生き物のことを送粉者と呼びます。 一方、スズメバチは肉の昆虫であり、ミツバチのように花の蜜や花粉を集めることはありません。 しかし研究者たちはある日、スズメバチが用のないはずの花に頻繁に訪れているという奇妙な現象を確認しました。 そこでスズメバチたちの目的を調べるため日光植物園で追加観察を行うことにしました。 花を訪れているスズメバチを撮影

    ハンターなのに花粉の運び屋?肉食スズメバチの意外な役割 - ナゾロジー
  • 最も理想的でイケてる「男性のお尻」を評価した研究 - ナゾロジー

    最もイケてる「男性のお尻」はどんな形?これまでにも魅力的なお尻の形を調べる研究はありましたが、それらはどれも女性に焦点を当てたものであり、男性については調べられていませんでした。 しかし有名な彫刻ダビデ像などを始め、男性の肉体にも美しさを感じる造形のバランスが存在するはずです。 そこで研究チームは今回、最も魅力的に感じる理想の「男性のお尻」を調べることにしたのです。 調査ではオンライン上で2095人の一般男女を募り、デジタル作成した男性のお尻の画像(横・斜め・後ろの3角度)を見てもらって、その魅力度を5段階評価でスコア付けしてもらいました。 一つのお尻につき3つの角度で評価づけ / Credit: Ashit Patel et al., Plastic and Reconstructive Surgery(2023) 2095人の参加者は男性が60.76%(1273人)、女性が39.24%

    最も理想的でイケてる「男性のお尻」を評価した研究 - ナゾロジー
  • カメラと繋がる回路をアンテナに!事実上防御不可能な盗聴技術が見つかる - ナゾロジー

    デジタル機器の弱点が突かれました。 米国のミシガン大学(UM)で行われた研究により、スマホのカメラやホームカメラ、車載カメラに至るどんなカメラからでも、リアルタイムな盗撮が可能な技術が発表されました。 新たな盗撮技術は既存の機器では防御不可能であり、カメラの電源をオフにしても、理論的には、完全には防ぐことができません。 研究では実際のカメラが捉えた画像と盗撮された画像の比較が行われており、かなり鮮明な画像として抽出できることが示されています。 新たな技術はいったいどんな方法で、他人のカメラから情報を盗み出しているのでしょうか? 研究内容の詳細は、ネットワークシステムセキュリティに関するシンポジウム『The Network and Distributed System Security Symposium (NDSS) 2024』にて発表されました。

    カメラと繋がる回路をアンテナに!事実上防御不可能な盗聴技術が見つかる - ナゾロジー
  • ブルーベリーの青色は「構造色」だったと判明! - ナゾロジー

    みなさんの目に、ブルーベリーは何色に見えているでしょうか。 そう、名前にもある通り、ブルーベリーは「青色」に見えますよね。 ところがブルーベリーに青い色素は含まれておらず、果実を搾って得られるのはダークレッド(暗色系の赤色)の色素だけです。 では、どうして青色に見えるのでしょうか? 英ブリストル大学(University of Bristol)が新たに調査したところ、ブルーベリーを含む実が青く見える果実の皮表面を構成するワックス層が青い光を散乱させる微細構造でできていることが明らかになりました。 つまり、ブルーベリーの青はいわゆる構造色で、皮自体に青の色素は存在せず、表面の構造により青色が生み出されていたようです。 研究の詳細は2024年2月7日付で科学雑誌『Science Advances』に掲載されています。 Scientists reveal why blueberries are

    ブルーベリーの青色は「構造色」だったと判明! - ナゾロジー
  • 「隣の葉が虫にかじられた!」植物が会話する様子の可視化に成功! - ナゾロジー

    「お隣さん、虫が来たぞ〜」「じゃあ、うちも注意しなきゃ」 植物たちはこんなコミュニケーションを実際”匂い”を介して行っているようです。 植物は一般に傷つけられたり、虫にかじられると、独特な青臭い匂いを放ちます。 埼玉大学の研究チームは、近くの仲間がこの”青臭さ”を感じた瞬間に発生させる化学シグナルを可視化することに成功しました。 植物はこのシグナル発生により、害を防ぐための防御システムを起動させます。 今回の研究は、植物の無言のコミュニケーションを捉えた貴重な成果です。 研究の詳細は2023年10月17日付で科学雑誌『Nature Communications』に掲載されました。 植物が”匂い”を感じる瞬間の可視化に成功 -植物間コミュニケーションの解明に向けて大きく前進- https://www.saitama-u.ac.jp/topics_archives/2023-1006-134

    「隣の葉が虫にかじられた!」植物が会話する様子の可視化に成功! - ナゾロジー
  • 東京大学が「因果を打ち破って充電」する量子電池を発表 - ナゾロジー

    因果を破って充電します。 東京大学で行われた研究により、因果律の壁を打ち破る新たな手法によって、従来の量子電池の性能限界を超えることに成功しました。 これまで私たちは古典的な物理学も量子力学でも「AがBを起こす」と「BがAを起こす」いう因果律が存在する場合、一度に実行できるのは片方だけであると考えていました。 しかし新たな充電法では、2つの因果関係を量子的に重ね合わせる方法が用いられており、「AがBを起こす」と「BがAを起こす」という2つの因果の経路から同時に充電することに成功しました。 研究者たちはこの方法を使えば、既存の量子電池の充電能力を高めることができると述べています。 しかし因果律を破るとは、具体的にどんな方法なのでしょうか? 今回はまず因果律を打ち破る不確定因果順序(ICO)と量子電池の基的な仕組みを解説し、その後、2つの量子世界の現象を組み合わせた今回の研究結果について紹介

    東京大学が「因果を打ち破って充電」する量子電池を発表 - ナゾロジー
  • 2万7000年前の巨大建築!?世界最古のピラミッド「グヌン・パダン遺跡」 - ナゾロジー

    ピラミッドと聞けば、大半の人はエジプトを思い浮かべるでしょう。 しかし実は、世界最古のピラミッドが存在するのはエジプトではありません。 現在、最も古いピラミッドの筆頭とされるのは、インドネシア西ジャワ州にある「グヌン・パダン(Gunung Padang)遺跡」です。 インドネシア国立研究革新庁(BRIN)はこのほど、過去十数年のフィールドワークの結果を踏まえた最新報告を行いました。 それによると、グヌン・パダンの建造年代は最も古い部分で少なくとも1万6000年前、最大だと2万7000年前と推定されたという。 これはエジプトのピラミッドのみならず、世界最古の巨石遺構である「ギョベクリ・テペ(トルコ)」よりも遥かに古い可能性を示すものです。 研究の詳細は、2023年10月20日付で学術誌『Archaeological Prospection』に掲載されています。

    2万7000年前の巨大建築!?世界最古のピラミッド「グヌン・パダン遺跡」 - ナゾロジー
  • ロックな鳥「ヤシオウム」は最高の演奏のため楽器作りから始めると判明! - ナゾロジー

    こだわりの強いミュージシャン魂を持った鳥がいたようです。 オーストラリアに生息する「ヤシオウム」のオスはメスを落とすため、木の棒を片手に華麗なドラム演奏を披露することで知られています。 その演奏スタイルもスローからハイテンポと様々で、研究者たちは大いに注目してきました。 そしてこのほど、豪オーストラリア国立大学(ANU)の研究により、ヤシオウムは自分の好みに合わせて、ドラムスティックを一から加工したり、デザインしていることが判明したのです。 研究の詳細は、2023年9月13日付で科学雑誌『Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences』に掲載されています。 Australian National University researchers find ‘master sculptor’ in drumming palm coc

    ロックな鳥「ヤシオウム」は最高の演奏のため楽器作りから始めると判明! - ナゾロジー
    fumirui
    fumirui 2023/10/17
    「いいちこインコさんを見習ってほしい」というブコメにホッコリした。
  • なぜアリは1匹では生きられないのか?孤独が命を削るメカニズムの一端を解明 - ナゾロジー

    孤独は物の毒をうみだします。 産総研(産業技術総合研究所)で行われた研究により、1匹で生きていくことを強いられた孤独アリは体内で有毒な活性酸素が蓄積して異常行動や寿命の短縮が起こることが示されました。 これまで人間や昆虫など社会性のある動物にとって、孤独が健康状態を悪化させるという報告が数多く行われてきましたが、実際の体内でどんな変化が起こっているかは不明でした。 また今回の研究では孤独アリに対して抗酸化物質の投与が行われており、孤独による悪影響が大きく緩和されたことが示されました。 これまで孤独がもたらす悪影響について多く研究がなされてきましたが、悪影響を除去する方法にまで踏み込んだ研究は、非常に重要であると言えます。 しかしそもそも、なぜ孤独になると体内で毒が生成されるようになるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年9月27日に『Nature Communications』にて

    なぜアリは1匹では生きられないのか?孤独が命を削るメカニズムの一端を解明 - ナゾロジー
  • 飼育魚として世界最高齢!1938年から水族館にいる肺魚、DNA検査で100歳と判明! - ナゾロジー

    アメリカの水族館で飼育されているメスのオーストラリアハイギョ「メトセラ(Methuselah)」は、飼育魚として世界最高齢となる84歳と推定されていました。 しかし新たなDNA検査により、研究者らの予想を超えて、メトセラは100歳を超えている可能性が浮上したのです。 米カリフォルニア科学アカデミー(CAS)、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の報告によると、メトセラの年齢は推定92歳から最大で101歳に達しているとのこと。 ハイギョ自体が長寿の魚ですが、現時点でメトセラより高齢のハイギョは知られていないといいます。 World’s oldest aquarium fish ‘Methuselah’ could be decades older than we originally thought, DNA clock reveals https://www.livescien

    飼育魚として世界最高齢!1938年から水族館にいる肺魚、DNA検査で100歳と判明! - ナゾロジー
  • 実は未解明だった「ショウガが免疫細胞に作用するメカニズム」を解明! - ナゾロジー

    ショウガを科学します。 米国のミシガン大学(UM)で行われた研究により、ショウガの持つ抗炎症効果の根底にある、生物学的なメカニズムが解明されました。 ショウガは何千年もの間、薬として使われており、優れた抗炎症効果を持つことも知られていますが、人間の免疫細胞にどのような変化を起こすかは解明されていませんでした。 今回の研究ではそのメカニズムが解明され、ショウガサプリメントがリウマチなどの自己免疫疾患の改善に役立つ可能性がマウスと人間の両方で実証されました。 研究者たちはショウガに含まれる6‐ジンゲロールが慢性炎症性疾患を治療するだけでなく、アトピー性皮膚炎の改善も期待できると述べています。 研究内容の詳細は2023年9月22日に『JCI Insight』で公開されました。

    実は未解明だった「ショウガが免疫細胞に作用するメカニズム」を解明! - ナゾロジー
  • 史上初、絶滅種のRNA抽出に成功! - ナゾロジー

    絶滅したタスマニアタイガーの復活は近いかもしれません。 スウェーデン・ストックホルム大学(Stockholm University)はこのほど、約130年前のタスマニアタイガーの標からRNAを抽出し、配列の解読に成功したと発表しました。 RNAは、設計図であるDNA情報をもとに身体の組織を作る上で欠かせない存在です。 また絶滅動物からRNAが抽出されたのは史上初めての成果となります。 研究の詳細は、2023年9月19日付で科学雑誌『Genome Research』に掲載されました。 RNA for the first time recovered from an extinct species https://www.su.se/english/news/rna-for-the-first-time-recovered-from-an-extinct-species-1.675743 R

    史上初、絶滅種のRNA抽出に成功! - ナゾロジー
  • 「ゾウの通行税」道路を塞いで積荷のサトウキビを徴収する賢いゾウたち - ナゾロジー

    最近、通行料としてサトウキビを納めさせるゾウの行動がX(旧Twitter)を中心に話題となっています。 これらのゾウは道路の側で待ち伏せして、サトウキビを積んだトラックが通りかかるとその前に立ち塞がり、荷台のサトウキビをべるまで通さないという。 同じ行動はタイやインド、カンボジアなど野生のゾウが住んでいる地域で散見され始めているそうです。 どのゾウも実に手慣れた様子でトラックを止めており、彼らの間では今や餌を得る確実な方法として定着しつつあるのかもしれません。 Elephant Stops Truck To Steal Its Fave Snack: Sugarcane https://www.animalsaroundtheglobe.com/elephant-steals-sugar-cane/ Sugarcane Trucks Must Pay Toll to Elephants

    「ゾウの通行税」道路を塞いで積荷のサトウキビを徴収する賢いゾウたち - ナゾロジー
  • 史上最古の「木材構造物」を発見!研究者「この時代はまだ現生人類は誕生していません」 - ナゾロジー

    古代人類の手による史上最古の木材構造物の証拠が発見されました。 ただし、その人類とは私たちホモ・サピエンス(現生人類)ではなかったようです。 英リバプール大学(University of Liverpool)によると、アフリカ南部・ザンビアの遺跡で見つかった木材構造物は約50万年前のもので、当時はまだホモサピエンスは登場していなかったといいます。 では、一体何者が木造建築を可能としたのでしょうか? 研究の詳細は、2023年9月20日付で科学雑誌『Nature』に掲載されています。 Archaeologists discover world’s oldest wooden structure https://news.liverpool.ac.uk/2023/09/20/archaeologists-discover-worlds-oldest-wooden-structure/ Evide

    史上最古の「木材構造物」を発見!研究者「この時代はまだ現生人類は誕生していません」 - ナゾロジー
  • 現在の理論では説明できない「何か」が宇宙の成長を抑制している - ナゾロジー

    宇宙の大規模構造の変化は既存の理論では理解できない宇宙の大規模構造の変化は既存の理論では理解できない / Credit:矢作日出樹、長島雅裕/武田隆顕/国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト全てがビッグバンによって誕生してから137億8700万年。 宇宙は光の速度を超える速さで膨張を続け、その直径とも言える「観測可能」な宇宙の広さは137億年よりも遥かに大きい、930億光年(28ギガパーセク)に及ぶと考えられています。 そしてこの広大な宇宙には、無数の銀河が網状に分布する「大規模構造」が構成されています。 ただこの大規模構造も不変の存在ではなく、時間が経過するにつれて銀河たちはお互いの重力で接近し合い、網の太さが圧縮され高密度化する一方で、網の目の部分からはますます物質が少なくなっていくと考えられています。 私たちの天の川銀河も隣にあるアンドロメダ銀河と重力で互いに引き合っており、40億

    現在の理論では説明できない「何か」が宇宙の成長を抑制している - ナゾロジー
  • 時間を操作して光子を正面衝突させることに成功! - ナゾロジー

    量子の世界では時間も自由になるようです。 米国のニューヨーク市立大学(CUNY)で行われた研究では、時間を操作することで光子を正面衝突させることに成功しました。 質量をもたない光子(電磁波)は通常ならば衝突せずお互いに通り抜けてしまいます。 しかし新たな研究では時間的界面を人工的に生成する時間反射技術が使われており、時間反射した光子を別の光子と正面衝突させて、くっつけたり反発して逆方向に弾き飛ばすことにも成功しました。 研究者たちは、ボール同士の衝突が空間的に起こる一方で、光子と光子の衝突は時間的な側面で発生すると述べています。 光と光が衝突するとき、いったい何が起こるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年8月14日に『Nature Physics』にて掲載されました。

    時間を操作して光子を正面衝突させることに成功! - ナゾロジー
  • がん細胞を「普通の細胞」に転職させる新たな方法を開発! - ナゾロジー

    殺せないなら、仲間に加えればいいようです。 米国のコールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)で行われた研究により、増殖力が高い危険な肉腫細胞を、普通の筋肉細胞に変化させる技術が開発されました。 これまでがん治療は、腫瘍を手術で取り除いたり抗がん剤などでがん細胞を殺すことで「体からの排除」が行われていました。 ところが新たな方法ではがん細胞に「がん」という属性を捨ててもらい、普通の細胞として生きていく共存共栄が目指されています。 しかし、極めて強い増殖力と適応力を持つがん細胞たちに、そう簡単に「転職」してもらえるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年8月28日に『PNAS』に掲載されました。

    がん細胞を「普通の細胞」に転職させる新たな方法を開発! - ナゾロジー
  • 約100万年前、人類は1300人まで減り「絶滅寸前」だった - ナゾロジー

    2023年現在、世界の人口は80億人を上回り、地球の環境や社会に対するプレッシャーが日増しに高まっています。 しかし、今でこそ増え続ける人類ですが、ニューヨーク市マウントサイナイ医科大学(Icahn School of Medicine at Mount Sinai:ISMMS)のワンジー・フー氏らの国際研究チームは、「約100万年前、人類は絶滅の危機に瀕し、10万年以上もの間、世界の人口はわずか約1300人程度で推移していた可能性がある」と指摘しています。 また、この絶滅危機は、私たち現生人類だけでなく、絶滅したネアンデルタール人やデニソワ人の進化にも影響を与えた可能性があるようです。 一体当時の人類に何があったのでしょうか。 今回の研究の詳細は、2023年8月31日付で科学誌『Science』に公開されています。

    約100万年前、人類は1300人まで減り「絶滅寸前」だった - ナゾロジー
    fumirui
    fumirui 2023/09/02
    次はいつ減るかな?
  • 現実を歪める量子物体「アリスのリング」を生成することに成功! - ナゾロジー

    『不思議の国のアリス』では、主人公なアリスが迷い込んだ奇妙な世界が描かれています。 この「不思議の国」では常識的な物理法則が崩壊しており、物体のサイズや重さが変化し、時間の流れも簡単に逆転してしまいます。 しかし常識的な物理学の崩壊は、なにも不思議の国の専売特許ではありません。 量子力学の世界では、1つの物体が2つの場所に同時に存在し、何もない場所から粒子が現れては消えていくことが知られています。 そして誰かが観察をしない限り、世界を飛び回る粒子の状態を確定させることもできません。 ですが今回、米国のアマースト大学(AC)によって世界で初めて人工的に作られた「アリスのリング」は数ある量子世界の不思議さの中でも格別なものでした。 「アリスのリング」は物体が通過するとき、またはそれを通して他の物体をみたとき、その性質を変化させるという、極めて異常な性質があることが示唆されたのです。 研究者たち

    現実を歪める量子物体「アリスのリング」を生成することに成功! - ナゾロジー
  • カメの甲羅には「人類の核の歴史」が記録されている! - ナゾロジー

    かつて、地球上では数多くの核実験が行われていました。 1945年以降、広島と長崎への原爆投下を含め核爆発は2000回以上にも及んでいます。 1963年に部分的核実験禁止条約(PTBT)が締結されて以降は、放射性物質がほとんど飛び散らない地下核実験が主流となりましたが、それまでの約18年間は、主に大気圏内や水中で核実験が行われていました。 人間のみならず、周囲の環境などにも大きな影響を与える核爆発の影響は、どのように地球に刻まれていくのでしょうか。 今回、米パシフィックノースウェスト国立研究所(PNNL)の地球科学者サイラー・コンラッド氏ら研究チームは、カメの甲羅に蓄積されるウラン同位体を測定することで、過去の核爆発が及ぼす環境への影響を測定する新しい方法を発見しました。 一体カメの甲羅にはどのようにして人類の負の歴史が刻まれているのでしょうか。 研究の詳細は、2023年8月22日付で『PN

    カメの甲羅には「人類の核の歴史」が記録されている! - ナゾロジー