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Scienceに関するfumiruiのブックマーク (1,732)

  • 人類は原子時計よりもはるかに正確な「核時計」を近い未来に手に入れられるかもしれない

    標準時の測定やGPSの計算に使われる原子時計は、誤差が数十万年に1秒と非常に高い精度を誇ります。コロラド大学ボルダー校やアメリカ国立標準技術研究所(NIST)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校、ウィーン工科大学、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン、IMRA Americaの研究者が連名で、原子時計よりもさらに正確な「核時計(nuclear clock)」を開発できる可能性を発表しました。 Frequency ratio of the 229mTh nuclear isomeric transition and the 87Sr atomic clock | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-024-07839-6 ‘Nuclear clock’ breakthrough paves the way for super-prec

    人類は原子時計よりもはるかに正確な「核時計」を近い未来に手に入れられるかもしれない
  • 記憶は複数のコピーとして保存され、時間とともに変化する

  • 残念ながら「生物起源ではなかった」…猛反論の応酬の果てに、最新の科学的調査で中身が判明。じつは、胸の塊は「砂と鉄分のセメント」だった(小林 快次)

    残念ながら「生物起源ではなかった」…猛反論の応酬の果てに、最新の科学的調査で中身が判明。じつは、胸の塊は「砂と鉄分のセメント」だった 【シリーズ・小林快次の「極北の恐竜たち」】 今から何千万年も昔に、地球の陸上に君臨していた恐竜たち。シダ類やソテツ類の茂った暖かい地域で暮らしていたイメージがあるかもしれないが、彼らは地球上のあらゆるところに進出していた。南極大陸からも、北極圏からも恐竜の化石は発見されているのだ。 この連載では、北極圏のアラスカで15年以上にわたって調査を続ける筆者が、極圏での厳しい環境で、どのように恐竜たちが暮らしていたのか、その生態と進化の謎に挑むーー。今回ご紹介しているテスケロサウルスの化石から見つかった胸部のかたまり。果たして、それは心臓なのか? 反論者が現れ加熱する議論に、最新科学による徹底検証が行われました。どのような結果となったのでしょうか。 *テスケロサウル

    残念ながら「生物起源ではなかった」…猛反論の応酬の果てに、最新の科学的調査で中身が判明。じつは、胸の塊は「砂と鉄分のセメント」だった(小林 快次)
  • イオンビームで金属ナノワイヤを大量成長、光学材料活用など期待 名古屋大 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    ニュース イオンビームで金属ナノワイヤを大量成長、光学材料活用など期待 名古屋大 2024.09.09 イオンビームの照射で、アルミニウムの薄膜上に髪の毛の1000分の1ぐらいの細さの「ナノワイヤ」を大量に成長させることに、名古屋大学のグループが成功した。単結晶からなる純金属ナノワイヤは欠陥が少なく強度が高いほか、光に対する特性からセンサー装置やオプトエレクトロニクスへの活用が期待されるという。 純金属のナノワイヤは、ひげを意味するウィスカとも呼ばれる。直径100~600ナノメートル(ナノは10億分の1)程度の線状ナノ構造体で、2000年ごろから表面光の伝搬、発光、電子散乱といった光学や電子工学的な性質が注目を集めている。 今回、名古屋大学大学院工学研究科助教として研究を行った木村康裕・九州大学工学研究院准教授(材料力学)によると、金属の中でもアルミニウムのナノワイヤは光デバイスなどへの応

    イオンビームで金属ナノワイヤを大量成長、光学材料活用など期待 名古屋大 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
  • 哺乳類がおしりで呼吸できるのを発見 今年も日本にイグ・ノーベル賞:朝日新聞デジタル

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    哺乳類がおしりで呼吸できるのを発見 今年も日本にイグ・ノーベル賞:朝日新聞デジタル
  • 観光客が洞窟に落としたスナック菓子で「世界が一変」、米国立公園が注意喚起

    米ニューメキシコ州のカールズバッド洞窟群国立公園は壊れやすい生態系を維持している/Edwin Remsberg/VW Pics/Universal Images Group/Getty Images (CNN) 米ニューメキシコ州のカールズバッド洞窟群国立公園で、持ち込みが禁止されているスナック菓子を観光客が持ち込んで洞窟内で落としたために、洞窟の生態系に「多大な影響」が生じたと公園当局が伝えている。 同公園の洞窟内では飲料水以外の飲が禁止されている。しかし同公園のフェイスブックの6日の投稿によると、「ビッグルーム」と呼ばれる地中の広大な洞窟内の遊歩道から外れた場所で、スナック菓子のチートスが見つかった。 「人間のスケールにしてみれば、スナック菓子の袋を落とすのはささいなことに思えるかもしれない。だが洞窟の生命にとって、それは世界を一変させ得る」。同公園はそう書き込んでいる。 「加工トウ

    観光客が洞窟に落としたスナック菓子で「世界が一変」、米国立公園が注意喚起
  • 【動画】キノコが動かすロボットを開発、どういう仕組みなのか

    私たちの脳のニューロンが手足を動かすのと同じように、エリンギの菌糸体が光の合図に反応して電気インパルスを発し、ロボットを動かす指示を出す。(VIDEO BY ANAND MISHRA) ヒトデのような形をしたロボットが、5の脚を開いたり閉じたりしながら木の床の上をぴょこぴょこと移動してゆく。ロボットを制御しているのは真菌からの信号だ。2024年8月28日付けで学術誌「Science Robotics」に発表されたこの新しいロボットは、米コーネル大学の研究チームが開発した。 彼らは生物をヒントにし、生物と融合したロボットを作ることを目標にしていて、今回の研究では真菌が制御する車輪付きロボットも開発している。 植物、動物、真菌の細胞を合成素材と組み合わせてロボットを作る「バイオハイブリッドロボティクス」は、比較的新しい研究分野だ。これまでに、マウスのニューロン(神経細胞)を使って歩いたり泳い

    【動画】キノコが動かすロボットを開発、どういう仕組みなのか
  • 青いキクが生まれるまで | 農研機構

    2017年7月―。青いキク誕生のニュースは、世界に驚きを与えました。 白、赤、黄、ピンクと花の色は多彩ですが、そのうち市販されている青い花の割合はたったの2~3%。" 青系 "とされる紫色の花でもわずか 6 ~ 7%に過ぎません。世界中の研究者が、約 1 世紀にわたって花の色の研究を行っています。また多くの研究者が、青い花の開発に情熱を傾けてきました。青いキクも例外ではなく、その誕生までには多くの時間が必要でした。このページでは、世界初の青いキクが生まれるまでの軌跡をご紹介します。 青い色素を持たないキク キクは日の切り花出荷量の4割を占め(農林水産省、平成26年)、色も赤や黄など多彩です。しかしキクには青や青紫のような "青系" の 花色がなく、青いキクの誕生が望まれていました。そこで 2001 年農研機構は青いキクの開発に着手、2004 年からサントリー※との共同研究を開始しました。

  • 「ナゾの物質」ダークマターの正体がついに明らかに…?「最有力候補」を科学的検証とともに一挙解説!(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所)

    138億年前、点にも満たない極小のエネルギーの塊からこの宇宙は誕生した。そこから物質、地球、生命が生まれ、私たちの存在に至る。しかし、ふと冷静になって考えると、誰も見たことがない「宇宙の起源」をどのように解明するというのか、という疑問がわかないだろうか? 連載では、第一線の研究者たちが基礎から最先端までを徹底的に解説した『宇宙と物質の起源』より、宇宙の大いなる謎解きにご案内しよう。 どうやってダークマターを見つけるのか 先の記事で、理論的に予言されるダークマターの有力候補について、ちょっとだけご紹介しました。記事では、それぞれについて詳しく説明してみたいと思います。 最も有力な候補と目されているのは、WIMPと呼ばれる未発見の素粒子です。「弱い相互作用をする重い粒子」という意味の英語の頭文字を取って、そうした性質をもつ粒子の総称として名付けられました。重さは、陽子の100倍(約100G

    「ナゾの物質」ダークマターの正体がついに明らかに…?「最有力候補」を科学的検証とともに一挙解説!(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所)
  • 小鳥が注意を向けている対象を客観的に判断 小鳥の視線を可視化する行動解析システムを開発

    学研究者情報】 〇生命科学研究科 教授 安部健太郎 ウェブサイト 【発表のポイント】 実験室での小鳥の自然な動きと視線を解析するモーションキャプチャー行動解析システムを開発しました。 開発したシステムを用い、小鳥が他個体との相互作用中にとる行動や、液晶モニタ内に提示された個体に対して取る行動の詳細を観察しました。 小鳥は対象に応じて行動を変化させたり、左右の視野を使い分けたりすることを明らかにしました。 【概要】 一般に小鳥と呼ばれる鳴禽類(スズメ亜目)は、社会性が高く、音声や動作を用いて仲間とコミュニケーションをとりますが、彼らがどのようにして他の個体を認識し、注意を向けるのかについて客観的に観察することは困難でした。 東北大学大学院生命科学研究科の藤林瑞季(ふじばやし みずき)博士前期課程大学院生、安部健太郎(あべ けんたろう)教授(高等研究機構・言語AI研究センター兼任)は、小鳥

    小鳥が注意を向けている対象を客観的に判断 小鳥の視線を可視化する行動解析システムを開発
  • 「疲れすぎて眠れない」は本当? 製薬会社がノーベル賞候補と研究へ | 毎日新聞

    アリナミン製薬との共同研究について発表する柳沢正史さん(右)と、同社の森澤篤社長=東京都千代田区で2024年9月3日、中嶋真希撮影 適度に疲れるとよく眠れるのに、疲れすぎると眠れないのはなぜ? アリナミン製薬(東京都千代田区)は3日、消費者から届いたそんな疑問に答えるべく、ノーベル生理学・医学賞候補に挙げられる睡眠学者、柳沢正史さん(64)らと共同研究に乗り出すと発表した。 記者発表会に出席した柳沢さんによると、「疲労と睡眠の関係は、まだ解明されていない壮大なテーマ」だという。 疲れすぎると眠れないことが科学的に証明されれば、忙しすぎる日人に睡眠環境を改善してもらう「シャープなメッセージ」になると柳沢さんは期待する。 疲労と睡眠の関係は未知 「疲れすぎて、眠れないんです……」

    「疲れすぎて眠れない」は本当? 製薬会社がノーベル賞候補と研究へ | 毎日新聞
  • ザトウクジラは「泡」で「道具」をつくる、長年の謎が明らかに

    ザトウクジラ(画像は南極半島の沿岸海域で撮影)が気泡の円を作って獲物を囲い込む行動は、かなり以前から観察されてきた。(PHOTOGRAPH BY WHALE RESEARCH SOLUTIONS) チンパンジーは棒を使ってシロアリを釣り、ラッコは石で貝を割り、イルカはカイメンで口先を保護しながら海底で餌を探す。新たな研究により、人間以外で道具を使うこうした種の仲間に、ザトウクジラがあらためて加えられることになった。しかも彼らは道具を使うだけでなく、周囲の環境から道具を作り出しているという。2024年8月21日付けで学術誌「Proceedings of the Royal Society Open Science」に論文が掲載された。 世界各地のザトウクジラ(Megaptera novaeangliae)は、オキアミ、ニシン、サケの稚魚などの特定の獲物を捕らえる際、気泡でできたバブルネットを

    ザトウクジラは「泡」で「道具」をつくる、長年の謎が明らかに
  • コンピュータ犯罪は世界で起きまくっているのに犯罪小説のテーマになることが少ない理由とは?

    犯罪を描く作品や推理小説では、多くの場合は殺人や窃盗、組織犯罪などがテーマとなります。一方で、世間では大きな事件が頻発しているのにミステリー系の作品のテーマにはあまり登場しないのが、ハッキングやマルウェア拡散などのサイバー犯罪です。なぜサイバー犯罪が物語のテーマになりにくいのかという理由には重要な洞察が含まれていると、サスペンス作家のスティーブン・ハリソン氏が解説しています。 Crime Fiction Must Not Ignore Computer Crime ‹ CrimeReads https://crimereads.com/crime-fiction-must-not-ignore-computer-crime/ 物語のジャンルに、テクノスリラーというものがあります。テクノスリラーとは、スリラーやスパイ小説、アクション、戦争小説などにおいて、サイエンス・フィクションのように技術

    コンピュータ犯罪は世界で起きまくっているのに犯罪小説のテーマになることが少ない理由とは?
  • 「金塊」は地震によって作られている可能性があることが実験で判明

    金はその希少性や美しさのため古くから装飾品として人気であり、近年では化学反応の触媒や電気伝導体としても広く使用されています。そんな金は、主に二酸化ケイ素が結晶化した石英の鉱脈中で金塊として発見されますが、金塊ができるメカニズムには不明な点も残されています。新たに科学誌のNature Geoscienceに発表された論文で、石英鉱脈中の金塊は「地震」によって作られている可能性があると報告されました。 Gold nugget formation from earthquake-induced piezoelectricity in quartz | Nature Geoscience https://www.nature.com/articles/s41561-024-01514-1 Electricity generated by earthquakes might be the secre

    「金塊」は地震によって作られている可能性があることが実験で判明
  • “ゲル”脳? ハイドロゲルの塊がゲームをプレイ、電気刺激で動作パターン記憶し上達【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)

    英レディング大学に所属する研究者らが発表した論文「Electro-active polymer hydrogels exhibit emergent memory when embodied in a simulated game environment」は、ゼリー状の物質がビデオゲーム『ポン』をプレイし、時間とともに上達することが示された研究報告である。 keyboard_arrow_down 研究背景 keyboard_arrow_down 研究内容 ポン(PONG)ゲームとは、1972年にアタリ社が開発した初期のビデオゲームで、画面上で左右(もしくは上下)に動く長方形のパドルを操作して白い点で表現されたボールを打ち返し合う、卓球やテニスに似た単純なゲームである。 2022年、シャーレ内のヒト神経細胞で構成されたシステム「DishBrain」が電気刺激を通じてポンゲームを学習できること

    “ゲル”脳? ハイドロゲルの塊がゲームをプレイ、電気刺激で動作パターン記憶し上達【研究紹介】 レバテックラボ(レバテックLAB)
  • ブラックホールに吸い込まれる降着円盤の乱流構造を解明 ─ 最先端スパコンによる超高解像度シミュレーションで実現 ─

    学研究者情報】 〇学際科学フロンティア研究所 新領域創成研究部 助教 木村成生 研究者ウェブサイト 【発表のポイント】 ブラックホール周辺のガスの流れである降着円盤(注1)の複雑な乱流構造を、史上最高解像度のシミュレーションで解明し、大きな渦と小さな渦をつなぐ「慣性領域(注2)」の再現に初めて成功しました。 慣性領域において「遅い磁気音波(注3)」が支配的であることを発見し、降着円盤内でイオンが選択的に加熱される理由の説明を可能にしました。 電波望遠鏡によるブラックホール近傍の観測データの物理的解釈をより高精度に行えることが期待されます。 【概要】 ブラックホールは降着円盤と呼ばれる回転するガスに取り囲まれており、このガスは複雑な乱流状態にあります。しかし、その性質は長年謎に包まれていました。 東北大学学際科学フロンティア研究所(FRIS)の川面洋平助教(現・宇都宮大学データサイエンス

    ブラックホールに吸い込まれる降着円盤の乱流構造を解明 ─ 最先端スパコンによる超高解像度シミュレーションで実現 ─
  • 深海で「新界」を発見〜日経サイエンス2024年10月号より|日経サイエンス

    既知の原核生物からかけ離れた古細菌が見つかり,分類学上の位置が確定した 紀伊半島沖の暗い海の底から,新たな「界」に属する新種の古細菌が見つかった。これまで知られていた古細菌から遺伝的に大きくかけ離れた存在であると同時に,動物や植物をはじめとした私たち真核生物に近い特徴を有していた。つまり,地球の生物進化のミッシングリンクを解明するうえで重要参考人となる生物だ。海洋研究開発機構(JAMSTEC)の上席研究員である井町寛之らはこの古細菌の培養に成功し,2024年7月にInternational Journal of Systematic Evolutionary Microbiology誌上で正式な種名と新たな界・門・綱・目・科・属の名称を発表した。海底での採取からここまで,実に18年もの歳月がかかった。 長く伸ばした突起 培養した古細菌の電子顕微鏡写真。突起状の構造を伸ばしている。 普通の古

    深海で「新界」を発見〜日経サイエンス2024年10月号より|日経サイエンス
  • 大西洋を挟んで約6000km離れた2つの場所で同じ恐竜の足跡が発見される

    現代の学説では、地球上に存在するいくつかの大陸は長い年月を経て分裂したものであり、かつては1つの大陸だったと考えられています。南メソジスト大学の古生物学者であるルイス・L・ジェイコブズ博士が率いる国際研究チームが、大西洋を挟んで約6000km離れている南アメリカ大陸とアフリカ大陸で一致する恐竜の足跡を発見したと報告しています。 Matching dinosaurs footprints, different continents https://www.smu.edu/news/research/matching-dinosaur-footprints-different-continents Matching dinosaur footprints found on opposite sides of the Atlantic Ocean https://phys.org/news/20

    大西洋を挟んで約6000km離れた2つの場所で同じ恐竜の足跡が発見される
  • 光合成ではない、光の届かない深海で作られる「暗黒酸素」を発見 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

    太平洋の深さ4000mの海底から採取した標を調べていた科学者アンドリュー・スイートマンが見た測定値は、機器が故障したかと思うほど驚くべきものだった。検出されたのは「酸素」だった。 これまで、生命の維持に必要な酸素は、植物や藻類などの光合成生物によって生成されるものと考えられていた。しかし、深海観測機が示したデータは、光が到達しない暗黒の海底で酸素が生成されていることを示唆していた。 「このデータを最初に見たとき、センサーが故障したと思いました。なぜなら、これまで深海の研究で私たちが見てきたのは、酸素が消費されるところではあっても、生成されるところではなかったからです」とスイートマンが声明で述べている。「実験室に戻ってセンサーを再調整しましたが、あれから10年間、この奇妙な酸素のデータは表示され続けています」 スイートマンらは、ハワイとメキシコの中間にあるクラリオン・クリッパートン海域で、

    光合成ではない、光の届かない深海で作られる「暗黒酸素」を発見 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
  • 生物の絶滅は「ホモ・サピエンスが関与」したからなのか…「唯一の生き残った人類」に突きつけられた戦慄の問題(ブルーバックス編集部)

    新生代は、今から約6600万年前に始まって、現在まで続く、顕生代の区分です。古生代や中生代と比べると、圧倒的に短い期間ですが、地層に残るさまざまな「情報」は、新しい時代ほど詳しく、多く、残っています。つまり、「密度の濃い情報」という視点でいえば、新生代はとても「豊富な時代」です。 マンモスやサーベルタイガーなど、多くの哺乳類が登場した時代ですが、もちろん、この時代に登場した動物群のすべてが、子孫を残せたわけではありません。ある期間だけ栄え、そしてグループ丸ごと姿を消したものもいます。 そこで、好評の『生命の大進化40億年史 新生代編』より、この時代の特徴的な生物種をご紹介していきましょう。前々回、前回と初期人類から現生人類に至る進化の過程を、リアルなカラーイラストとともに概観してきました。今回は、そうした人類の唯一の生き残りである「ホモ・サピエンス」の陰の側面を見ていきたいと思います。私た

    生物の絶滅は「ホモ・サピエンスが関与」したからなのか…「唯一の生き残った人類」に突きつけられた戦慄の問題(ブルーバックス編集部)