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#2 #3 始まりは、がんを「治療する」ための研究ではなかった? 2009年5月、米国メリーランド州ベセスダ。ワシントンD.C.のすぐ北西に隣接するその町に、アメリカ最大の医学研究機関、米国国立衛生研究所(NIH:National Institutes of Health)はある。そのNIHの主任研究員、小林久隆の実験室で奇妙な現象が起きていた。 ――がん細胞がぷちぷち壊れていく。 当時、小林が取り組んでいたのは「がんの分子イメージング」である。 医学における〈イメージング〉とは人体内部の構造などを解析、診断するために画像化すること。「がんの分子イメージング」とは、つまりがんを可視化する研究だ。がんを「治療する」ための研究ではない。ましてやがん細胞を破壊するなどということが目的ではない。 がん細胞の表面には他の正常細胞にはないタンパク質が多数、分布している。がん細胞を移植されたマウスの体組
土の研究者・藤井です。 梅雨のシーズンに入ると、アジサイの話題が増えてきます。 特に多いのがアジサイの色と土の話題です。「アジサイの色は土で決まる」といわれますが、実際のところ、どうなのでしょうか。検証します。 アジサイの色は土が決める? 「アジサイの色は、土の酸性度で決まる」と言われます。たしかに、地中海沿岸の石灰岩地帯(中性~アルカリ性)ではピンク色が多く、酸性土壌の多い日本ではアジサイは青色が多いです。アジサイの語尾のaiも藍由来です。テレビの気象予報士の梅雨どきトークの定番ネタです。金田一少年の事件簿で、遺体を埋めた場所だけがアジサイの花の色が変わっていることが推理で使われました。 左が日本の酸性土壌、右がフランス(ボルドー)の石灰岩由来の土壌日本でアジサイが青くなる理由 アジサイのガク色素の主成分はデルフィニジン3グルコシド(ミルチリン)。ここ、来週のテストに出ます!俗にアントシ
と言うわけで (どういうわけで?) 先日発見報告が話題となった「北海道石 (Hokkaidoite)」について解説してみるよ! 北海道石がなじみの薄い有機鉱物であることも鑑みて、とりあえず「そもそも鉱物って何?」ってところから説明をしてみるから、もし鉱物の基本的な部分について既に知ってるよって人は、下にある目次の「都道府県名を冠した「北海道石」」から読み進めてね! (Copyright (サムネイル) : 田中陵二, 2023 (flickr) ) 鉱物と似た言葉との違い鉱物と何となく語感が似ていて、よく代わりに使われる「鉱石」と「岩石」という単語。実は全く別物の単語だよ!ここでは軽く説明するよ。 鉱物にはきちんとした学術的定義があり、その詳しい所は後で説明するけど、最も重要なのは、鉱物は1つの化学成分で定めることができる点だよ。理科の教科書的に言えば、鉱物は純物質であると言い換えることが
有機フッ素化合物の「PFOS」と「PFOA」は有害性が指摘されていて、東京都や神奈川県のアメリカ軍基地周辺などでも国の暫定的な目標値を超える値が検出されています。これについて専門家会議は、正式な水質の目標値の設定に向け検討を進めることを確認しました。「PFOS」や「PFOA」はどんなものなのか、検出の状況などについてまとめました。 「PFOS」と「PFOA」と呼ばれる有機フッ素化合物は、工場などの事業所で火災に備えて設置されている一部の泡消化剤などに含まれています。有害性が指摘され、国内では製品の製造が禁止されています。 しかし、禁止前に作られた製品の使用は規制の対象ではなく、外部に排出した場合の環境への影響が懸念されるとして、環境省は、事故などで外部に排出された際に自治体への届け出が必要な「指定物質」に追加するなどの対策を進めています。 東京 神奈川 沖縄 米軍基地周辺で暫定的な目標値超
私は頬を噛んだ跡が必ず口内炎に。チョコラBBを教えてもらい、飲むようにしたら、口内炎で悩まされることがなくなった。 チョコラBBが切れたので薬局に買いに行くとプライベートブランドを勧められた。「成分同じ!量もたっぷり!しかも安い!」騙されたと思って買ってみた。 そして騙されたと思った。チョコラBBなら一回1錠なのに2錠飲めと。倍。これじゃ増量の意味がない。何より効かない!噛んだところが口内炎になる!意味ない! 確かに成分表見ると一緒なのに効果がない。成分同じでも効くとは限らないんだなあ、と思った。 以来、プライベートブランドの薬は買わない。 体操服の頑固な汚れを落とす特殊な洗剤を売ってるメーカーの方から聞いた話。ある時、顧客から「汚れ落ちない」と苦情が相次ぐように。製造プロセスや製法などを全部チェックしたが原因が見つからない。疑うのは原料しかない。そこで原料を提供してる会社に電話してみた。
DNAの類似物で、生物の最初の遺伝物質であると考えられているリボ核酸(RNA)が玄武岩質溶岩ガラス上で自然発生的に形成されることを、応用分子進化学研究所の研究者たちが発表しました。このようなガラスは、43億5千万年前の地球上には豊富にありました。似たような太古の生き残りである玄武岩は、火星上にもあります。 「生命の起源を研究しているコミュニティは、近年、分裂してきています。」と語るのは、「Astrobiology」に掲載された論文の共著者である、スティーブン・ベンナー氏です。「あるコミュニティは、熟練した化学者によって成し遂げられるような難しい化学反応を要する、古典的で複雑な化学反応へと立ち返っています。彼らの美しい手工細工は、NatureやScienceといった有名な科学誌で発表されています。」しかし、これらの化学反応が複雑であるのは明らかで、地球上で生命が実際にどのように現れたのかを説
東京大学非常勤講師。元法政大学生命科学部環境応用化学科教授。『理科の探検(RikaTan)』編集長。専門は理科教育、科学コミュニケーション。一九四九年生まれ。千葉大学教育学部理科専攻(物理化学研究室)を卒業後、東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻(物理化学講座)を修了。中学校理科教科書(新しい科学)編集委員・執筆者。大学で教鞭を執りつつ、精力的に理科教室や講演会の講師を務める。おもな著書に、『面白くて眠れなくなる化学』(PHP)、『よくわかる元素図鑑』(田中陵二氏との共著、PHP)、『新しい高校化学の教科書』(講談社ブルーバックス)などがある。 世界史は化学でできている 火の発見とエネルギー革命、歴史を変えたビール・ワイン・蒸留酒、金・銀への欲望が世界をグローバル化した、石油に浮かぶ文明、ドラッグの魔力、化学兵器と核兵器…。化学は人類を大きく動かしている――。化学という学問の知的探求
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