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訓読に関するfunaki_naotoのブックマーク (37)

  • 日本人は漢文をどう読んだか [978-4-585-38006-1] - 3,520円 : 株式会社勉誠社 : BENSEI.JP

    において古代から現在に至るまで延々と読み継がれてきた漢文。 その読み方には中国から渡来した中国音で読む〈直読〉、そして、平安時代に生まれ、漢文読解の方法としてその地位を確立した〈訓読〉の二種類が存在する。 しかし、古代から現代までの間に〈直読〉は消え、日語で読む〈訓読〉がもっぱら使われるようになった。 なぜ、日では〈訓読〉優位の状況が生じたのか―。 漢文を取り巻く環境を一つ一つ分析することを通して、〈直読〉から〈訓読〉への変化を追い、日人の漢字漢文受容の歴史を描きだす。 書の目的 凡例 第一章 直読と訓読―現代と平安時代― 1 現代の直読と訓読 1―1 直読[中国語文・字音声読] 1―2 訓読[日語翻訳文=直訳文・日語音声読] 2 平安時代の直読と訓読 2―1 直読[中国後古典文=漢文・呉音漢音声読] 2―2 訓読[日語翻訳文=直訳文・日語音声読] 3 現代と平安時代

  • 近代文語文の読み方

    近代史に関する史料を読むうえで難しいと感じられる漢文訓読体などの明治時代の文語文の読み方について、以前作成した演習資料を書き直したものです。内容は暫定的なものです。高校で古文・漢文をちゃんと勉強していればそこまで難しくないのでは…と一方で思うのですが、かといって現在には漢文をほとんど習わずに大学受験する人も少なくありませんので、作成しました。 なお、日近代史の史料としては法令や公用文、政治家・知識人らのによる著述、その他の新聞・雑誌記事のほかに、日記や書簡などの私文書が重要な位置を占めますが、和文や候文(書簡に多く見られる)で書かれた文については、ここでは言及できていません。あらかじめご注意ください。 はじめに いくつかの参考となる文献を紹介します。文法の解説は現状、次の書籍に尽くされていますので、まずこれをよく読んでください。 古田島洋介『日近代史を学ぶための文語文入門』(吉川弘

    近代文語文の読み方
  • 天皇制と日本語 - 翻訳論その他

    生来の日語話者の一群が一群のレベルで折に触れて表出する日語への異和感は、「いいたいことがうまくいえない」といった言語表現をめぐる普遍的な問題とはおよそ異質なものである。言語が言語であることに由来する、この手のありふれた不満は、その突き詰められた先で、もっぱら例のあの「語りえぬもの」に関係している。しかし、山城むつみは「何を読み、何を書いても、最終的にはどこかしら虚しい」(「文学のプログラム」)というのだ。「毒」(中上健次)は、どうやら日語での読み書きの全体に回っている。「ドップリ漬かってる」とはそういうことだ。 たとえば丸谷才一や鈴木孝夫をはじめとする多くの人たちが、志賀直哉の「国語問題」の文章における明晰さの欠如を指摘する。「こんな調子で書けば(中略)フランス語で書いたつて、ろくな文章はできるはずがない」(丸谷)。「もし同じ議論を英語なりあるいはフランス語で書いたとしても、あいまい

    天皇制と日本語 - 翻訳論その他
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2021/12/23
    「訓読の成立に対する目的論的な見方に内在する、ある弱さのあらわれ/これらの力は、いったいどこからくるのか。その源泉は何であり、また、どこにあるのか。訓読とはつまるところいったい何なのか」
  • 論語の「子曰」って、「し、いわく」なの?「し、のたまわく」なの?|yajul

    いや、「のとうばく」だろ文章博士的に考えて…。 というガチなやつはひとまず置いておいて。 自分も全くガチではないので、非常にライトな感じで「いわく」「のたまわく」問題を書いてみたい。 渋沢栄一が次期一万円札に決まったことで論語の関連図書の発行が増えているけれど、そこでやはり気になるのは、 「あれ?学校では『いわく』って習ったんだけど、『のたまわく』なの?」 という、「いわく」「のたまわく」問題だと思う。「いわく」を採用してるもあれば、「のたまわく」とルビを振っているもあり、岩波文庫では「しののたまわく」となっていてなんだかとっても混乱してくる。しかも、「いわく」で育ってきた人、「のたまわく」で育ってきた人が混在しているのがさらなるカオスを呼び起こしている。 どっちが正しいのか、自分の中ではっきり決めないとどうにも座りが悪いと感じる俺のような人間にはこれは巨大な問題だ。このあずましくない

    論語の「子曰」って、「し、いわく」なの?「し、のたまわく」なの?|yajul
  • 訓読と漢語の歴史[ものがたり] 福島直恭 著

    訓読文はどのように成立しどのような変遷をたどったのか なぜ昔の日人は、中国語の文章や詩を翻訳するときに、「ちょっと違った感じのする日語」にしたのか。 訓読文を語るときに欠かせない、漢語についても詳しく説明――漢語とは何か、どのように日語の中に入ってきたのか。 漢文の授業が苦手だった人も楽しめる「ものがたり」。 福島 直恭(ふくしま・なおやす) 学習院女子大学国際文化交流学部教授。 博士(言語学)。 著書に、 『〈あぶないai〉が〈あぶねえe:〉にかわる時― 日語の変化の過程と定着』(笠間書院、2002) 『書記言語としての「日語」の誕生― その存在を問い直す』(笠間書院、2008) 『幻想の敬語論―進歩史観的敬語史に関する批判的研究』(笠間書院、2013) などがある。 書を読んでくださる方へ 序章 書の基的立場 1 「歴史」ということばの捉え方 2 訓読と訓読文についての

    訓読と漢語の歴史[ものがたり] 福島直恭 著
  • 倉石訳『論語』

    『論語』の冒頭は学而篇で、その第一章は次のものです。 子曰:「學而時習之,不亦說乎。有朋自遠方來,不亦樂乎。人不知而不慍,不亦君子乎。」 このサイトの読者の方々なら、みなさんご存じのことと想像します。さて、この文を次のように訳した翻訳があります。訳には色はほどこされていませんが、いま引用に際し、仮に青く色をつけました。なお、全角の空白(アキ)は、訳者によるものです。 先生「習ったことを 人の生まれつきは誰しも善(ゼン)であるが、先生について勉強することも大切で、先生について習うのは、つまり、わが身のよさを磨きだすことになる、だから習ったことを しょっちゅうおさらいするのは おさらいすると、習ったことが身にしみて なかなか嬉しい 自分の心のなかで嬉しいとおもう ものですね。ここまで来ると、あとは、どこまでも進むもので、やがては友だちができる、そこで 誰か友だち おなじ志を持った友だち が遠い

    倉石訳『論語』
  • 明治時代には、漢文のように英語を訓読していたというのは本当ですか - ことばの疑問 - ことば研究館

    当です。 幕末・明治期にヨーロッパの文化が大量に日に伝わる中で、ヨーロッパの諸言語で書かれた書物の翻訳が行われました。また、同時に、外国語の教育や学習も盛んに行われるようになりました。特に、明治期以降は(現在に至るまで)、英語教育や学習が盛んに行われるようになります。 質問の、「英語を訓読していた」というのは、特に、英語教育・学習の場において行われていました。その訓読がどのように行われていたのかということは、明治期の英語教科書の参考書として出版されていた、訳に見ることができます。 図1 : 永井岩太訳『正則ニューナショナル第二リードル獨案内』(尚書堂、1886年) 1ページ(国立国語研究所 研究図書室 蔵) たとえば、上の写真の【図1】永井岩太訳『正則ニューナショナル第二リードル獨案内』(尚書堂、1886年)を見てください。これは、New National 2nd Reader

    明治時代には、漢文のように英語を訓読していたというのは本当ですか - ことばの疑問 - ことば研究館
  • [PDF]書評 金文京著『漢文と東アジア』 | Takashi Iwane - Academia.edu

  • 続「訓読」論 [978-4-585-28001-9] - 6,600円 : 株式会社勉誠社 : BENSEI.JP

    東アジア漢文世界において漢文テキストは実際にどのような〈てだて〉で「読まれ」、そこでいったい何が生じたのか、そこから何が形成されたのか―「知」の伝播と体内化の過程を「訓読」論の視角から読み解くことで東アジア漢文世界の成立を検証する。 序・「訓読」論から東アジア漢文世界の形成を考える/中村春作 Ⅰ東アジアにおける「知」の体内化と「訓読」 読誦のことば―雅言としての訓読/齋藤希史 琉球における「漢文」読み―思想史的読解の試み/中村春作 素読の教育文化―テキストの身体化/辻雅史 明治前期の訓読体―言路洞開から公議輿論へ/前田 勉 どう訓むかという問題の難しさ/小島 毅 朝鮮半島の書記史―不可避の自己としての漢語/伊藤英人 Ⅱ近世の「知」の形成と「訓読」―経典・聖諭・土着 漢文の訓読、階層性、トポス―『春香伝』の「千字文プリ(唱)」を手掛りとして/崔 在穆 平田国学と『論語』―菊池正古『論語考』

  • 「訓読」論 [978-4-585-03184-0] - 5,280円 : 株式会社勉誠社 : BENSEI.JP

    東アジアから「訓読」を読み直す 「訓読」という異文化理解の方法を再考し、日伝統文化の形成、さらには東アジアの漢字・漢字文化圏の文化形成のあり方を論じる。 なぜ、いま「訓読」論か/中村春作 第Ⅰ部 異文化理解の「課題」としての訓読 「訓読」の思想史―〈文化の翻訳〉の課題として―/中村春作 近代における「漢文直読」論の由緒と行方―重野・青木・倉石をめぐる思想状況―/陶 徳民 ピジン・クレオール語としての「訓読」/高津 孝 ベトナムの「訓読」と日の「訓読」―「漢文文化圏」の多様性―/岩月純一 第Ⅱ部 訓読と日語・日文化の形成 日における訓点資料の展開―主として音読の視点から―/沼克明 近世における漢文訓読法の変遷と一斎点/齋藤文俊 漢文訓読体と敬語/前田 勉 国語施策と訓点語学/山東 功 第Ⅲ部 訓読論の地平 〈訓読〉問題と古文辞学―荻生徂徠をめぐって―/田尻祐一郎 表現文法の代用品

  • 近世の漢文訓読における一問題--荻生徂徠の訓読の世界--:第123集

  • 【報告】江戸の読書方法と訓読法 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    去る7月15日、東京大学駒場キャンパス18号館にてUTCPワークショップ「江戸の読書方法と訓読文」が開催された。ワークショップは「明治日の言文一致・国語施策と中国をはじめとする漢字圏諸国への波及についての研究」プログラムの一環として開かれたものである。今回の発表者は愛知教育大学の前田勉氏であり、氏は『江戸後期の思想空間』、『江戸教育思想史研究』など、江戸研究の分野において様々な業績を挙げて来た。今回の発表内容について、以下に記したい。 まず、氏は江戸の学問はなぜ盛んだったのかについて検討した。立身出世を学問の目標とする中国や朝鮮と違い、江戸時代には、学問=読書はあくまでも家業の余暇に行う嗜みに過ぎず、必ずしも奨励されていなかった。にもかかわらず、江戸の世襲身分制社会に埋没することを拒否し、生きる意味を探すために学問を志した人は多くいた。そこに、江戸において多様で個性豊かな学問が盛んにな

    【報告】江戸の読書方法と訓読法 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
  • 欧文訓読の研究 - 明治書院

  • 漢文訓読入門 - 明治書院

    大学入試に「漢文」を課さない大学が増え、授業で「漢文」に十分、時間を割けない高校も多い。いきおい、先人が発明した貴重な文化遺産である「漢文訓読」の伝統が失われようとしている。漢字・漢文脈は日語の骨格をなしており、「漢文訓読」を学ぶことは日語を理解することでもある。高校の漢文を復習し、大学の専門課程へと橋渡しする、高校生・大学生向けの「漢文訓読」の初歩の初歩のテキストとして書は編集された。全30講。用例には現代語訳を付し、適宜・確認用の練習問題(解答・解説)を設けた。

    漢文訓読入門 - 明治書院
  • 第284回 ローマ字の訓読 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    昨年、東アジア内で種々の国際問題が表面化し、先鋭化する中、初めて韓国の済州島、現地読みでチェジュ(제주)島に向かった。 そこはローマ字ではよくJejuと綴るが、ジェジュよりもチェジュの方が原音に近い。韓国語では語頭に濁音が立たず、語中の清音(s音や濃音という発音などをのぞく)は自然に濁音化する。韓国お好み焼き風の品「チジミ」が「チヂミ」(지짐、찌짐)という仮名遣いでほぼ定着したのは、「縮み」と同様に同音の連呼による連濁とみなされた結果かと思われる。 日で、同じハングルが連続することがどこまで意識された結果だろうか。ともあれ、その現代仮名遣いは和語や漢語に適用されることは内閣告示・訓令で決まっているものの、外来語に適用されるものではなかったはずだ(別の内閣告示・訓令がある)。この先例にならえば、この島の名もカナ表記は「チェヂュ」となりそうなものだが、一貫しないのは日の常である。その料

    第284回 ローマ字の訓読 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
  • 東アジアの漢文訓読

  • NINJALセミナー・共同研究発表会「漢文訓読再発見」(平成24年7月27日(金)、富山大学理学部多目的ホール ) | 笠間書院

    HOME学会・講演会・展覧会情報NINJALセミナー・共同研究発表会「漢文訓読再発見」(平成24年7月27日(金)、富山大学理学部多目的ホール ) 学会情報です。 ———————– ●公式サイトはこちらから ○日時 平成24年7月27日(金)13:00~17:00 ○主催 国立国語研究所共同研究プロジェクト「訓点資料の構造化記述」 科学研究費補助金基盤研究B「東アジア漢文訓読史モデルに関する実証的研究」 科学研究費補助金基盤研究B(海外学術調査)「自言語による漢文文献の訓読についての理論的及び実証的研究」 ○会場 富山大学理学部多目的ホール プログラム 【第1部】講演(13:00-15:30) 趣旨説明 小助川貞次(富山大学) 講演1 「漢文訓読を学ぶということ」 講師 渡辺さゆり(札幌大学) コメンテーター 當山日出夫(立命館大学) 講演2 「他言語を自言語で読むこと:「訓読」の普遍性に

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2012/06/11
    當山先生だ。
  • DSpace at University of Toyama: 漢文訓読史概説の構想

  • Amazon.co.jp: 漢文訓読と近代日本語の形成: 齋藤文俊: 本

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