ゆっくり書こうとおもったのだけど、本屋にいってみたらもう次の号だった。例のミュージックマガジンの先月号のレコ評の件だ。といっても自分のCDのことではない。菊地成孔のCDのほうだ。 これについては、そんなわけで今手元に雑誌がないから、細かいことは書けない。ただひとつだけ、とっても気になっていることがあって、そのことだけひとこと言いたい。 あの評の中に、本誌ではピアソラやバルビエリは評価しない・・・という趣旨のことが書かれていて、その意図の背景についてかんがえると、わたしはとても嫌な気持ちになったのだ。あそこに書かれていたのは西洋の白人に評価されるような軸で音楽をつくっているピアソラもバルビエリも評価できないということだと思うのだが、この発言の背景には、まずはアルゼンチンの音楽はこうあるべき・・・という筆者(あるいは本誌と称するもの)の思惑がなければああいう発言は出ないと思う。第一の問題は、音