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ブックマーク / otomojamjam.hatenadiary.org (43)

  • アジアンミーティング・フェスはじまります! - 大友良英のJAMJAM日記

    アジアの様々な都市や地域に続々と生まれつつある音楽や、脈々と生き続けてきた音楽を前に、めまいがしそうなほど僕は興奮している。多様な音楽のありようを見ていくということは、ひとつの歴史軸や文脈だけでは読み取れない世界をどう見ていくかということだ。まずは互いを知ることから始めること、そしてそこから生まれてくるものを丁寧に見ていくこと、それをアジアの隣人達とともに探していくこと。そこでどう音を響かせていくか。ENSMBLES ASIAがはじまります。      大友良英 ――――――――――― これは「ENSMBLES ASIA」を始めるにあたって書いた文章です。 正直アジアの話になると、どこから書いていいものか。 大前提として「アジア」って言葉でくくることへの違和感もあって、そこをどうしたもんかと悩みつつも、でも、そこでひっかかると、話がすすまないので、その辺は、違和感を抱えたままの保留でいつも

    アジアンミーティング・フェスはじまります! - 大友良英のJAMJAM日記
  • ENSEMBLES ASIAプロジェクトいよいよ始動! - 大友良英のJAMJAM日記

    ずっと内緒にしてましたが、いよいよ情報公開です! ENSEMBLES ASIAプロジェクト格始動します。 国際交流基金とともに、わたしを含む数名がディレクターを務め、いくつかのプロジェクトが同時並行して進んで行くなかで、最終的には様々な方向からアジアのネットワークを作りつつ、そこで出会った人たちとともに音楽を作って行く予定ですが、その中の要でもあるENSEMBLES ASIA ORCHESTRAのサイトが立ち上がりました。 サイトはまずはフィリピンの調査報告からはじまっています。 いくつもの写真や動画とともに、わたしの長文のJAMJM日記フィリピン版や、写真家の石川直樹の写真や紀行文、社会学者の開沼博のリサーチやインタビュー等でていて、内容、デザイン含め素晴らしいサイトになってると思います。 実は、すでにオーケストラは2回目の調査も始まっていて、わたしは、あさってからインドネシアに飛ん

    ENSEMBLES ASIAプロジェクトいよいよ始動! - 大友良英のJAMJAM日記
  • 「音楽と美術のあいだ」 22日オープンです! - 大友良英のJAMJAM日記

    気づいた方もいるかもしれません。実は今回の「音楽と美術のあいだ」というタイトル、昨年の暮に突然この世を去ってしまったギャラリー「梅香堂」のオーナーでキュレーターの後々田寿徳さんの恐らくは最後の文章となった「美術(展示)と音楽(公演)のあいだ」(芸術批評誌REAR 29号所収)を受けたものなんです。 ここでは梅田哲也、Sachiko M、そしてわたしを例にだして、普段僕ら音楽家や音楽と美術の境界で活動する作家が、美術の世界へ抱く違和感がどこからきているのかが丁寧に綴られていて、かつそれは批判的な視点ではなく、むしろ、そこから先への展望を模索するようなものとして読める文章で、僕は当に大好きなテクストでした。 これを受けてなにか書こう、そしてこの先のことをなにか一緒にやれないか、そう思っていた矢先の2013年12月29日、後々田さんの訃報が飛び込んで来ました。51歳でした。 後々田さんのキャリ

    「音楽と美術のあいだ」 22日オープンです! - 大友良英のJAMJAM日記
  • この夏の盆踊りシリーズ 20日から始まります! - 大友良英のJAMJAM日記

    プロジェクトFUKUSHIMA! そして、大友良英スペシャルビッグバンドによる2014年の納涼盆踊り、いよいよ7月20日から始まります。7月23日にはミニアルバム「ええじゃないか音頭」も発売。 今年は福島だけでなく様々な土地を11月頭まで巡業します。 ぜひぜひ参加ください。 まずは7月20日浅草、すみだ川で! 「すみだ川アンサンブルズパレード・音楽解放区ー大盆踊り大会」 http://asahiartsquare.org/ja/schedule/post/949/ ラッキー池田振付け、大友良英・Sachiko M作詞作曲の「すみだ川音頭」初お披露目です。この日は他にも「地元に帰ろう音頭」「クダラナ庄助音頭」も初お披露目。もちろん「あまちゃん音頭」や「ええじゃないか音頭」もやります! まずは恒例、スペシャルビックバンドによる浅草練り歩きから、そして夕方からは盆踊りに移行しま〜〜す。 ●日時

    この夏の盆踊りシリーズ 20日から始まります! - 大友良英のJAMJAM日記
  • 副島輝人さんのこと - 大友良英のJAMJAM日記

    前衛ジャズ評論家でありオーガナイザー、プロデューサーの副島輝人さんの訃報。 初めてお会いしたのは78年高校時代。福島のジャズ喫茶「パスタン」でのメールスジャズフェスの8mm映画上映会と報告会の席だった。 より親しくなった切っ掛けは84年の高柳昌行・副島輝人の北海道ツアーに運転手兼アシスタントとして同行したとき。 以来言葉では表せないくらいお世話になりつづけました。 今の自分があるのは副島さんのおかげです。 ありがとうございました! 「日フリージャズ史」「世界フリージャズ記」の二冊は、生前、過去のことを文章に残すよりは今起こってることが面白いんだと言っていた副島輝人さんが、それでもあえて残した渾身の。 ぜひ読んでほしいなあ。 特に「日フリージャズ史」はその執筆の過程で、自分のことだけではなく高柳さんのことでも沢山取材を受けた思いで深い。 大友くんが黙っているのはいいけど、事実は事実な

    副島輝人さんのこと - 大友良英のJAMJAM日記
  • 【あまちゃん音楽マメ知識74】地元に帰ろう制作詳細 - 大友良英のJAMJAM日記

    地元に帰ろう制作詳細 今日の放送、「地元に帰ろう」歌詞のある部分はほぼ全貌出ました。(もっと全貌知りたい方は「あまちゃん 歌のアルバム」をチェックしてくださいね) 作詞はもちろん宮藤官九郎。作曲、全体像はほぼSachiko Mが、わたしは朝礼やお寿司のパートや、ラストの歌い上げからサンバパートを担当してます。ストリングアレンジと間奏は江藤直子です。ちなみにサンバパートは、脚にもないのに、演出から頼まれてもいないのに、なんだか、あのままで終わりたくないなと思って、勝手につけちゃいました。 最初にできたデモでは太巻マジックでロボットボイスになってたのに・・・って突っ込みありそうですが、え〜〜と、多分リリースは結局、そのままの声になったという設定なんだと思います。正直、みんな全然歌うまくないです。でも、このまんまがいいと思いました。今時は機械で簡単に音程修正できますが、宮藤官九郎さん、Sach

    【あまちゃん音楽マメ知識74】地元に帰ろう制作詳細 - 大友良英のJAMJAM日記
  • あまちゃんの音楽を選挙公報に使っている政治家の方へ - 大友良英のJAMJAM日記

    あまちゃんのテーマ曲を選挙カーが流しているという通報複数もらってますが、私は一切関係ありません。 どれだけの思いで私たちがつくったか、毎朝みながドラマを楽しみにしているという想像力も働かずに流行にのって集票に利用していいと思う程度の想像力の人たちが政治に関わるってどうなんだろう。 最初にこの話を聞いたときに、個人的にメールを出し、理解していただき、政治の広報に使うのをやめてもらいました。これで安心かと思いましたが、その後も音楽使用あとを断ちません。複数の政党?複数の候補者?が使っているようですが、正直全てにお願いすることは個人では不可能です。 政治家を目指すような人は流行の音楽を利用するような選挙活動はやめてほしい、そう強く思っています。 【追記】 みなさんのツイッター等での反響がきかっけとなり、現時点で選挙カーでの使用は止まったようです。ご理解ありがとうございます。 6月15日付け朝日新

    あまちゃんの音楽を選挙公報に使っている政治家の方へ - 大友良英のJAMJAM日記
  • FEN - 大友良英のJAMJAM日記

    今はウィーンの空港でこれ書いてます。 MIMIフェスでのFEN、あまりにも幸せな1時間の演奏だったんで、今は感無量。やっとニュートラルな関係で、それぞれの民族性とか、歴史とか、そんなめんどうくさい顔の見えない大きすぎる紋切り型の前提をごたごた言うことなく、単に個々人の付き合いの中で、例えば欧州のミュージシャンや東京のミュージシャンといつも一緒に演奏するように、日の外のアジアのミュージシャン達と一緒に音楽をつくれる時代がやってきた。もうそれがうれしくて、うれしくて。演奏の終わり頃には、顔にはださなかったけど、マルセイユの夜空を視界にいれながら心の中で泣いていた。 今はあんま冷静にレポートできそうにないので、また熱いこと書いてと冷やかされそうだけど、遠慮せず書かせてもらう。 FEN(FarEast Network)・・・これご存知のように、日に進駐してるアメリカ軍の、要するに占領軍のラジオ

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  • こんなこと許されていいのだろうか 踊る自由について - 大友良英のJAMJAM日記

    日(5/16)朝日新聞朝刊文化面に、風営法でのクラブ取り締まりの行き過ぎを指摘する記事出ている。 「風営法違反の店、摘発相次ぐ クラブじゃ踊れない? 時代と法のずれ指摘する声も」 そこでも指摘されているとおり、事態は深刻で、関西、とりわけ大阪ではクラブが壊滅状態、他の地域でもこのまま黙っていたらクラブは壊滅してしまいかねない情況です。 この問題は、昨年から話題になっていて、わたし自身も関西に行く度に、いろいろな関係者にあって話を聞いたり話し合ったりしています。 どうも様子がおかしい・・・。なんでこんなことになってるんだろう。戦前の日じゃあるまいし・・・。 最初はそんな感じでした。でも事態は刻々と悪くなる一方です。 来この法律は戦後まもなく、売春を取り締まるために作られたものです。そもそも当時のダンスは男女がペアで踊るものしかなく、これが売春の温床にもなっていたという事情があって許可を

    こんなこと許されていいのだろうか 踊る自由について - 大友良英のJAMJAM日記
  • フェスティバルFUKUSHIMA!  世界同時多発開催の呼びかけ - 大友良英のJAMJAM日記

    Flags Across Borders 「FUKUSHIMA!」をキーワードに、自分たちの未来を考えていく。 そんなフェスティバルを自分たちの手でやってみませんか。 昨年8月に行われた「フェスティバルFUKUSHIMA!」を今年も開催します。開催期間は8月15日(水)から26日(日)の12日間。この期間、わたしたちは福島県内各地で大小様々なフェスティバルを開催する予定です。と同時に福島県内、県外、国内、国外を問わず、様々な場所で、みなさんが実現するみなさん独自のフェスティバルの同時多発開催を実現できればと思っています。開催期間は8月15日から26日ですが、その前後でもかまいません。 フェスティバルと言っても大げさなものでなくてかまいません。ほんの数人が集まってささやかなパーティを開く。有志があつまって小さなコンサートを開催する。どこかのクラブでイベントをやる。普段はなかなか話せない放射能

  • 新しい日常 - 大友良英のJAMJAM日記

    フェスから1ヶ月近くがたってしまいました。挨拶が遅れてしまいごめんなさい。 まずは感謝の言葉から。 「8・15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」に関わってくださったみなさん、見守ってくださったみなさん、出演、スタッフのみなさん、当にありがとうございました。おかげさまでフェス大成功に終わりました。大風呂敷を会場に敷き詰めることに始まり、いくつもの雷雨を乗り越えつつ、最後は各ステージで当に素敵な大団円を迎えることが出来ました。 来場者数約13000人(のべ13000人と公表してますが実際ののべ人数は推計2万数千人でした)、DOMMUNE FUKUSHUMA!の観覧者数はのべで25万人、出演者は200人以上のオーケストラ参加者を含め300人以上(一部メディアにオーケストラ100人とでてますが間違いで実際は230名ほどです)。日中、世界中で把握してるだけで90カ所のフェスが行わ

    新しい日常 - 大友良英のJAMJAM日記
  • 希望ということ - 大友良英のJAMJAM日記

    先日も書いた放射線の問題は、ひとりで悩んだり、ネットを見ていろんな意見を参考にしても、そのあまりのバライティ具合にラチが開かないというか、どう判断していいか分からない・・・というのが正直な気持ちでした。素人が判断するにはネット上にあまりにも情報が溢れすぎている。気をつけなければ自分に都合の良い情報や逆に極端にネガティブな情報だけを拾う事になりかねない。 風評被害を防ぐには、正しい知識と正しい情報の把握以外はない・・・というのはオレでもわかるわけだけど、いざ自分が判断しようとするときに、なにが正しい知識で正しい情報なのかが、当にわかりにくい。ましてや政府の言っている事が当に正しい情報なのかどうかに疑問を持ってしまったら、なにを信じていいのかわかならないし、逆にネットにあふれる自分に都合の良い意見だけを信じてしまえば下手をすれば科学の衣をまとった宗教を信じるような過ちを犯しかねない。やはり

    希望ということ - 大友良英のJAMJAM日記
  • 悩まない訳が無い - 大友良英のJAMJAM日記

    放射線量の高い福島に人を集めてフェスをやることがいいのかどうか、悩まない訳がない。実際ものすごく悩んでいる。一人で悩んでいるだけでなく、いろいろな人に相談しつつ悩んでいる。 公表されてる数字で市内中心部が1.5マイクロシーベルト(μSv)前後、小学校の校庭では3μSvを超えてるところもある。会場予定地の市内西側に位置する四季の里周辺は0.3μSvではあるが、芝生の上ではそれ以上の数字を示す可能性が高いし、線量の高いホットスポットもあるかもしれない。この数字をどう解釈すべきかは、実際に計った数字をもとにプロジェクトFUKSUHIMA!の公式な見解をなるべく早めに出そうと思っているので、これから書く事は、あくまでも現時点での個人的な見解だと思って読んでほしい。 まず、情況が今より悪くならないという前提で、現時点でのわたしの見解は、 「福島でフェスを8月15日に開く。ただし来る人は、放射線量を確

    悩まない訳が無い - 大友良英のJAMJAM日記
  • 少しでも状況がよくなりますように - 大友良英のJAMJAM日記

    今はまだ状況がどうなるかわからないので、あくまでも流動的な状況の中で、東京に住んでる音楽家が考えてる個人的な考えということで読んでください。 JOJO広重さんのブログ「いつか、音楽が聞こえてくるから」へのわたしなりの具体的な行動を含む頼りないアンサーでもあります。 http://noise.livedoor.biz/archives/51369253.html 16日から2週間ほど予定されていた「We don't care about music」というフランス映画の発表記念して、この映画に出てる何人かの日のミュージシャンが参加して行われる欧州ツアーに行くことを先ほどキャンセルしました。ほかのメンバーがどうするかはわかりませんが、それぞれが自分の考えで決めようということで、どういう決断であれそれぞれの考えを尊重しようと思ってます。 行こうかどうしようか、地震のあと今日までずっと悩みました

    少しでも状況がよくなりますように - 大友良英のJAMJAM日記
  • アンサンブルズ展 1月16日までで〜す! - 大友良英のJAMJAM日記

    水戸芸術館の正月休みも終わり、「アンサンブルズ2010ー共振」展日から再開です。最終日の1月16日に向けてもう11日間しか体験出来る日はありません!(1月11日[火])は休館日) 何の解説もなく聴いて体験してほしいという思いで、これまで展に関してあまり言葉を発してきませんでしたが、おそらくは、このチャンスを逃すと、この先当分の間はこれだけの規模でアンサンブルズ展やれるチャンスは関東圏ではないかもという危惧、リアルにありますので、ブログを使って、少々つぶやかせてください。多少のネタバレも含みますが、わたしから鑑賞のヒントと、ラストに向けてあるいくつかのイベントの解説を少々。 水戸芸術館を最初にリサーチに行った時にまずは驚いたのは、異常ともいえるくらいの残響(リバーブ)音の長さでした。普通のコンサートホールではありあえないくらいの残響の長さと大きさ。なにかの音を出せばあっという間に音は飽和

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  • ついにアンサンブルズ2010 共振 完成しました〜! - 大友良英のJAMJAM日記

    水戸滞在1ヶ月、総勢80名を超えるさまざまな人々とともに制作してきた水戸芸術館の「アンサンブルズ2010 共振」の展示、完成しました。これまでのどのアンサンブルズ展ともまったく異なるものが生まれてます。どんな展示かは、まずは来て、見て聴いてやってください。 今回の最大の特徴は、ほとんどの音は、その場でなんらかの方法で生成された音で構成されている点です。事前に録音された音源と言えるような音は一部を除きほぼ使われていません。300近い発音元から、まるで虫の音のように、あるいは、なにかの生態系のようにさまざまな音が生まれ、それらが非常に複雑な系の中で、共鳴したり共振しあいながら、制作した僕らにも予測のつかない音を奏でます。例によって、展示期間中一度として同じ瞬間はありません。 基的には非常に静謐な展示です。可能なかぎり静かな環境で聴いてやってください。平日の昼間が狙い目です。通常の美術展と違っ

    ついにアンサンブルズ2010 共振 完成しました〜! - 大友良英のJAMJAM日記
  • シンポってなんなんだ? - 大友良英のJAMJAM日記

    KBS京都で4月9日夜24時半からはじまる『大友良英のJAMJAMラジオ』、第1回の収録が29日にせまっております。 第一回目は昭和テレビ音楽のダークサイドなんて言ったら人に怒られるかな。わたしが子供の頃の無意識の耳に直撃してきたアバンギャルド音楽、ジャイアントロボや、スパージェッター、プレイガールの音楽を作った山下毅雄の話をしながらの30分間です。 そして2回目はわたしが右も左もわからずに映画音楽をはじめたころの話、90年代中前半の中国香港映画の話をしつつ、いまだCDになってない秘蔵音源や廃盤の音源のみで構成する予定。 ということで、番組へのおたより、要望、質問、リクエスト、ほかなんでもいただけるとうれしいでーす。 あて先は jam@kbs.ne.jp 現時点では、放送業界というか著作権なんたらかんたらの関係で番組を全編ネットにアップできないようですが、でもさ、ここだけの話だけど、だれ

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  • 長い靴 硬い靴 - 大友良英のJAMJAM日記

    オレがしょうもない十代二十代のガキだったころをよく知っている古い古い友人からメール 「サンドバーグという人の詩に、 えらそうな言葉をいったん放ったら、呼びもどすことはやさしくない。 えらそうな言葉は長い、硬いをはいて いばって行ってしまう、呼んだってきこえはしないのだ というのがあります。 私も毎日@@にえらそうなことを言ってますが、 そして、えらそうなこと言う権利ぐらい大人にはあると思いますが それを友達も聞いてるということ、 や、 あなたには硬いや長いは似合わないということも 思いだしてくれたらうれしいです。」 ありがたいなあ。 それなりに覚悟をもって、ああいうことを決断し言ったわけだけど、そういうことをした後は、ちょっと言いようのない後味が残るもので、上の詩はそれを、よくあらわしてくれてる。 もう審査員とかは二度とやらないぞと思ってますが、でも、今回にかぎっては、やった以上は

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  • CO2映画祭受賞式に寄せたコメント - 大友良英のJAMJAM日記

    「グランプリに値する作品なし!」 今回、あえて、わたしは最優秀作品となるシネアスト大阪市長賞は選びませんでした。それは、それぞれの監督に将来を期待する・・・みたいな生易しいことを言いたいためではありません。もちろん期待はしますが、学校じゃないわけですしわたしは先生じゃありませんから、そんな優しいことは言いません。 なぜ今回グランプリを選ばなかったのか。それは、まず第一に税金を使っていながらこの程度の作品しか作れなかったみなさんへの不満をはっきりと伝えたかったからです。このことは、単に、個々の監督や作品の問題というだけではなく、CO2映画祭に対する厳しい意見も含みます。 助成金を受ける、助成金を受けとって作品をつくる。文化に行政の予算を使う。 もちろん悪いことではありません。映画に行政の予算を使うことも、否定はしません。 それらは、過去に様々な人たちがなんらかの努力をし勝ち取ってきた権利でも

    CO2映画祭受賞式に寄せたコメント - 大友良英のJAMJAM日記
  • 音楽がご立派である必要なんてない - 大友良英のJAMJAM日記

    phewとbikkeが新録のカセットをリリースした。これがあまりに素晴らしくて・・・・。超ヘビーローテーション。 「音楽は無力だからこそ美しい。それがどんなに過激な音でも武器みたいに人を殺せないからこそ美しい。パンクが駄目だったからこそ美しかったように。音楽がご立派である必要なんてない。」 これ、今から8年前、2001年7月号のスタジオ・ボイス 「レヴォリューション・ポップ〜音楽による政治解放宣言!」の特集のときの巻頭に書いた文章の抜粋。全文は↓ここで読めます。 http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/essays/studiovoice307.html イルコモンズさんのブログを読んで、久々にこの文章のこと思い出しました。 で、今回のESEMBLES展「休符だらけの音楽装置」はそのこととちゃんと繋がっているんだなって。 最近「教訓?」をカバーし

    音楽がご立派である必要なんてない - 大友良英のJAMJAM日記