文春新書 2006年5月20日初版 実は、関川夏央氏の「「坂の上の雲」と日本人」を読んでいて、なにか腑に落ちない感じがした。これと似たことを最近どこかで感じたなあと思って、思いだしたのが坪内氏のこの本である。これはざっと読んだだけだったので感想を書く気はなかったのだが、そのいわく言いがたい微妙な感じの根源をつきとめようと思って、読み返してみた。 割り切れない感じ、なんだか変な感じというのは、「何か本のつくりかたが安直ではないかなあ」あるいは「もっと熟してから本にすればいいのになあ」というようなことであろうか? 関川氏の本は「月に一度、文藝春秋社の若手編集者有志にレクチャーする。それをあとで手直しして「文學界」に連載するというやりかた」で書かれたという。同じ関川氏の「おじさんはなぜ時代小説が好きか」(岩波書店 2006年)も同じやりかたで書かれたと記されている。このやりかたは半藤一利氏の「昭
まあ昨日は東京国際ブックフェアに行って、帰りがけに医者に寄ったくらいでそれらしきことはなにもしませんでしたよ。あ、プリン食ったけど。 東京国際ブックフェアはまあまあ盛況。同時開催してた「バラエティーギフト国際商談展」の方が元気な気もしたけど。昨年と違い業者日に行ったということもあって、商談スペースが賑わっていた。人も一般日よりも多いですね。 相変わらずデジタルパブリッシング関係が盛り上がっていて、いわゆる出版社ブースは単なるバーゲン本コーナーに近い。ほとんどのところが20%OFFになっていて、去年も思ったけど、つまりは卸価格がそういうことなのかと邪推する。ただまあ、大手になればなるほど書籍自体はやる気がなくて、本を陳列してるだけ。それもいかにも「倉庫から取ってきた」もしくは「最新刊だから持ってきた」みたいな感じ。去年は芥川賞と直木賞の展示パネルだけ、という体たらくだった文藝春秋はさすがに今
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
Matthew Stibbe という人が、「書くことに集中するには」というタイトルの記事を書いています。彼(ロンドンにある Articulate Marketing というライティングのコンサルティング会社で"Writer-in-chief"をしている人物だそう)が締切り直前になって、書き物を仕上げるために行っている10の手段を挙げたものなのですが、参考になりそうです: ■ How to concentrate on writing (Bad Language) ちなみにどんな内容かというと: メーラーを立ち上げるな:立ち上げたとしても、アラート機能などはオフにすること。 自分を隔離せよ:彼自身は Bose のノイズ除去機能付きヘッドホンをするのだとか。 欲と恥を活用せよ:「この仕事を仕上げれば大金が転がり込む!」「この仕事に失敗したら信頼が失われるだろうな・・・」といった欲・恥の気持ちを
1 :氏名トルツメ:2006/06/30(金) 14:51:40 PDF【Portable Document Format】 Adobeが開発したドキュメントフォーマットのこと。 マルチプラットフォームに対応した電子文書用フォーマットで もともとは文書交換・インターネット用に開発されたものだが、 現在では印刷用途としてもしばしば用いられることがある。 印刷・DTP板的には印刷用途向けPDF(PDF/X-1aやPDF/X-Plus)が 中心の話題になりえますが、それ以外のPDFや非純正PDFも含めて PDF全般についての話題や情報交換のためのスレです。 【お約束】 ・3ない運動(荒らさない、煽らない、喧嘩しない) ・相手の立場や意見も尊重すること ・質問する場合は質問スレのテンプレ読んでからどうぞ、ただしマルチ禁止 2 :氏名トルツメ:2006/06/30(金) 14:52:41 【関連We
うつうつひでお日記 吾妻氏の新刊「うつうつひでお日記」、正式発売日は週明け10日なんですが、すでにアマゾンや一部書店でも入手できるらしい。今見たらアマゾンで42位と、さっそく売れているみたいです。よかった。 ただ、前のエントリのコメント欄でも書きましたが、本書は『失踪日記』の正式な続編ではありません。続編は、アルコール中毒の闘病をテーマにした『アル中病棟』で、前作と同じくイーストプレスから出版されます。角川から出た今回の『うつうつ』は、地獄の闘病生活から脱出した後の「平穏」な日々をしたためたマンガ日記でありまして、一度作者自身が出した同人誌を中心にまとめたものです。まあ、主人公は同じですので続編といえば続編なんですが、エキセントリックな描写は今回ほとんどありませんので、注意してください。 とはいえ、この表紙だったら続編と勘違いされても仕方ないよなあ。角川書店、明らかに意識して売りにかかって
この間、すごく気になる文章を見つけました。オーストリアのリンチ殺人に関する文章です。あ、不用意にリンク先読まないで下さいね。凄惨な事件がたくさんなので、気分が悪くなりますから。 で、リンク先読まない方のために、一応要約。 1974年、オーストリアで無軌道なティーンエイジャー三人組が殺人2件、婦女暴行2件、強盗22件といった具合に犯行を重ね、お年寄りを襲ってはぐちゃぐちゃにリンチして金を奪い、若い女性を襲っては殴る蹴るしては輪姦し、と悪逆の限りを尽くしたことがありました。 ところが彼らの前にある日突然偉大な存在が立ちふさがり、その犯行に終止符を打ったのです。 その部分を丸ごと引用します。 8月30日、68歳の女性が裏通りを歩いていると、向こうからやってきた三人の少年のひとりが、ものも言わず彼女の頭を殴った。 怒った彼女はハンドバッグを少年の顔に叩きつけ、殴り倒すと、喉笛を蹴りあげた。あとのふ
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く