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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (14)

  • 抱き枕ロボットの恐怖

    様々なロボットが登場している今日この頃。ヒト型からクモ型まで何でもござれですが、「抱き枕型」はいかがでしょうか: ■ Funktionide: The Robot Replacement for Human Contact (Geeks Are Sexy) 何それ意味わかんない、という方、僕も一緒です。なんで抱き枕をロボット化せにゃならんのだ、という疑問はおいといて。まずはこちらの映像をどうぞ: Funktionide Part II from eltopo on Vimeo. ……不気味です。こんなのが寝てるときに布団に入ってきたら、確実に悪夢を見ますね。けど目鼻を入れたら多少は印象が変わるかも? このロボット、名前は"Funktionide"といって、制作者の Stefan Ulrich さんいわく「人間とのふれあいを代替する感情ロボット」だそうです。表面はポリマー製とのことで、手触り

    抱き枕ロボットの恐怖
  • クリス・アンダーソン曰く「メディアは仕事というより趣味になるだろう」

    独 Spiegel 誌のサイトに、『ロングテール』改め"FREE"のクリス・アンダーソン氏のインタビューが掲載されています。なかなか面白いので、ちょっとご紹介: ■ 'Maybe Media Will Be a Hobby Rather than a Job' (Spiegel Online) 「メディアは仕事というより趣味になるだろう」というタイトルだけで興味をそそられますが、のっけから飛ばしています: SPIEGEL: Mr. Anderson, let's talk about the future of journalism. Anderson: This is going to be a very annoying interview. I don't use the word journalism. SPIEGEL: Okay, how about newspapers? Th

  • 【仮説】なぜ Twitter は情報が素早く伝わるのか

    今日の夜、知人に Twitter を説明する機会があり、改めて「Twitter はなぜ情報が素早く伝わるのか」を考えてみました。仮説レベルですが、ちょっとまとめを書いておきたいと思います。 ***** (1) 伝送路に関する要因 個々の発言を伝える伝送路として、単純なフォロー/被フォロー関係以外にも2つの手段が存在している。そのため一見フォロワー数の少ないユーザーからも情報が伝播していきやすい。 A. フォロワー 最も基的な伝送路。あるユーザーの「つぶやき」は、彼/彼女をフォローしているユーザーのタイムラインへとダイレクトに伝わる。特に「ハブ」と見なされるような、被フォロー数の極端に多いユーザーが登場するようになっており、ハブにまで到達した重要情報は一気に伝播する可能性が高い。 B. ハッシュタグ 広く共有したいというテーマについては、ハッシュタグを付けて発言するという文化が定着した。ま

  • 大手出版社も立ち読み、ばら売り開始

    デジタル時代には「情報は無料になり、欲しい部分だけ手にはいるようになる」という予言がさまざまなところでなされていますが、出版界においてもその方向は避けられないようです: ■ Random House To Start Selling By The Chapter; HarperCollins To Post Free Books Online (paidContent) 米出版大手のランダムハウス社と、ハーパーコリンズ社の動きについて。まずランダムハウスですが、このブログでも度々引用してきた(ココとかコレとか)"Made to Stick"をチャプター単位で販売するとのこと(実際の販売ページはこちら)。対象となるのは同書の第1章~第6章およびエピローグで、それぞれ1つ$2.99での販売となります。読者がばら売りに興味を示すのか?を確認するのがこの動きの目的とのこと。 次にハーパーコリンズ。

    大手出版社も立ち読み、ばら売り開始
  • 「文化」の可変性

    このエントリは、ベートーヴェンの交響曲第2番(カラヤン指揮)を聞きながら書いています。理由は後述しますが、皆さんにも YouTube のビデオをどうぞ: さて、題。権利者団体による「Culture First」発表、予想通り波紋を広げているようですね: ■  はてなブックマーク - 「iPod課金」は「文化を守るため」――権利者団体が「Culture First」発表 - ITmedia News 僕の感想は昨日書いた通り、権利者団体は議論に勝つつもりではなく、勝負に勝つつもりでいるのだと思います。恐らくPRコンサルタントなどを雇い、周到にプロモーション戦略を練ったのでしょう。その結果出てきたのが「文化を守れ」というキャッチフレーズで、これは議論に関心のない人々にとっては効果絶大だと思います。「権利者団体はバカだ、あんな破綻した議論をして」と鼻で笑っていると、「文化」という言葉が一種の「

  • 「文化を守れ」

    昨日寝る前に読んで、一番驚いた記事: ■ 「iPod課金」は「文化を守るため」――権利者団体が「Culture First」発表 (ITmedia News) 87の権利者団体が「Culture First」の理念を発表した。「文化が経済至上主義の犠牲になっている」とし、私的録音録画補償金の堅持に加え、対象をiPodやPC、携帯電話などに拡大すべきと訴えている。 というニュース。権利団体が利権を守ろうとするのはある意味当然の行為(利用者にとっては迷惑な話だけど)ですが、何が驚いたって、詭弁スレスレの発言がオンパレードなとこと: 「文化の問題は、地球温暖化と根が同じ」 「文明の利器はいろいろ発達したが、機械文明優先でいいのでしょうか」 「改めて、知的財産を財産として、『おたから』と感じなくてはいけない」 いや、文化や文明って……またおかしな議論を始めたなぁと思っていたのですが、はてなブックマ

  • POLAR BEAR BLOG: 「50%の完成度で世に出す」時代の終わり?

    反応してる人が少ないようなので、ちょっとコメント。 ■ お題に沿って一言どうぞ――“はてな俳句”はTwitter風 (1/2) (ITmedia News) 昨日公開された Twitter 風サービス「はてなハイク」について。僕も試してみましたが、お絵描き機能もあったりして、ほどよく遊べそうな予感。で、なるほどなーと思いながら ITmedia の記事を読んでいたのですが、2ページ目に奇襲攻撃が待っていました(※以下、引用した箇所の原文には強調はありません): エンジニアが思いついたアイデアを形にして発表し、それがたまたまヒットする――という流れで大きくなったネットサービスは多い。「はてなダイアリー」もその1つ。だが、特にテキストサービスでは、「個人が一発アイデア勝負できる時代」は終わりつつあるという。 「休みの日に思いついたものを1日で開発し、リリースしたら流行する、という流れは枯れていく

  • 新聞業界の救世主としての Kindle

    またまた Amazon.com の電子ブックリーダー"Kindle"ネタで。 個人的にはシロクマ日報でも書いた通り、「文章を読む」という行為に変化はないという意味で、Kindle を「グーテンベルク以来の大発明」と呼ぶのは早いのではないかと思います。それより新聞やブログの購読(RSSによる記事配信)に料金を設定しているという点で、「課金システムとしての Kindle」という方に注目したいと感じているのですが、「Kindle が新聞業界を救う」と主張されている方もいらっしゃいました: ■ The Amazon Kindle and paid content (Media Nation) (フィジカルな)よりも優れたコンテンツ配信システムがあるだろうか?と述べた上で、こう書かれています: Instead, what I find intriguing is that it can be us

  • ゲーム業界×出版業界

    昨日の日経MJに、「DSソフト『趣味教養』3倍に」という小さな記事が載っていました。ああ、やっぱりDSはそっち系のソフトが増えるんだなーと思っていたら、これはスクウェア・エニックスが打ち出した方針とのこと。 スクウェア・エニックスは出版社などと組み、任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」用の趣味教養ソフトを拡充する。同分野のソフトは今年7月から旅行関連など5作品を発売しているが、グルメ関連2作品など年内に10作品を新たに発売。主力のロールプレイングゲームRPG)などと比べて売れ行きが安定しているため、今後も拡充してゆく。 (中略) 趣味教養ソフトは「ドラゴンクエスト」などのRPGに比べて開発費も低く、開発にかかる期間も短い。ソフトの種類を増やすことで同社のDS向けソフトの認知度を高めていく。 スクエニといったらやっぱりRPG、というイメージなのですが、「安定した売上が見込めて」

  • 「大成功間違いなし!」なアイデアを捨てる時

    『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』の中で、島田紳助さんが「ふとしたときに『これはうまくいく!』という商売のアイデアが頭に浮かんで、真剣に考えてしまう」というようなことを書かれていたのですが、誰しも一度は「このビジネスプランなら大成功間違いなし!」と考えることがるのではないでしょうか。紳助さんの場合、「ずっと考えていると、ある瞬間に『やっぱりダメだ』と気づく。それでも気になって考えるのが止まらなければ、そのアイデアは物」だと判断されているそうですが(手元に同書がないので、細かい部分は違うかも)、逆に「これはダメだ」と見切りをつけるにはどうしたら良いのでしょうか。 長い前フリでしたが、Forbes.com にこんな記事がありました: ■ When To Dump That Great Idea (Forbes.com) 「グレートなビジネスアイデア」を捨てる時をどう判断するか

  • POLAR BEAR BLOG: 大江戸 Google Earth

    これは面白い。Google が David Rumsey Historical Map Collection と協力し、Google Earth 上で古地図を閲覧できるようにしています: ■ Google Earth in 4D (ZDNet.com) タイトルにある"4D"という言葉が的確に表現していますね。4次元、すなわち「縦×横×高さ」に加えて、「時間」まで表現するようになったわけです。最近 Microsoft の Virtual Earth が立体表示に力を入れていますが、Google はそこからさらに一歩進む可能性を示した、と言えるでしょうか。 試しに「1680年東京」という地図を表示させてみました: Wikipedia によれば、1680年は江戸時代で、徳川綱吉が江戸幕府5代征夷大将軍となった年。この地図が書かれた7年後に、有名な「生類憐みの令」が告知される、と言えば時代感覚が

    POLAR BEAR BLOG: 大江戸 Google Earth
  • ニッチな論文作成支援ツール -- Ottobib

    以前『シロクマ日報』の方で、「ニッチなニーズはまだまだあるものだ」ということを書いたのですが(席替えはITで?)もう1つそれを実感させるサービスがありました: ■ ottobib.com 論文などの最後につける「参考文献一覧」が簡単に作成できるというもの。操作はごく簡単で、表示されている入力欄にのISBNを入れて実行すればOK。複数の参考文献がある場合(99%以上そんな場合ばかりでしょうが)、ISBNの順序を気にする必要はなく、適当に入力しても正しい順序に並び替えてくれます。APA、MLAなどとあるのは表示形式で、1つを選ぶとその形式に従う形で表記してくれます(興味のある方はこのへんのページをご確認下さい)。 表示結果がどのようになるか、サンプルはこちら(3冊の書籍をMLA形式で表示したもの)。 お分かりの通り、実行結果にはパーマリンクをつけてくれるので、後から参照したい場合はこのURL

  • POLAR BEAR BLOG: 知識共有を阻む37の壁

    ブログの良いところの1つは、様々なブロガーによって過去の知識が掘り起こされることだと思うのですが、今日もそんなエントリがありました。 ■ Three-dozen knowledge sharing barriers (Anecdote) Gabriel Szulanski という方(INSEAD の教授?)が1996年に発表された「知識共有を阻む壁」を紹介しているエントリ。様々な阻害要因を網羅&個人・組織・技術の3つのレベルに分類してくれていて、参考になります。というわけで自分用に翻訳&メモ。 ※訂正 下のリストは Gabriel Szulanski 氏の論文からの 出展 出典(9/6 再修正しました -- ご指摘ありがとうございました!)ではなく、Andreas Riege 氏の論文、"Three-dozen knowledge sharing barriers managers mus

  • POLAR BEAR BLOG: 締切を守る10の手段

    Matthew Stibbe という人が、「書くことに集中するには」というタイトルの記事を書いています。彼(ロンドンにある Articulate Marketing というライティングのコンサルティング会社で"Writer-in-chief"をしている人物だそう)が締切り直前になって、書き物を仕上げるために行っている10の手段を挙げたものなのですが、参考になりそうです: ■ How to concentrate on writing (Bad Language) ちなみにどんな内容かというと: メーラーを立ち上げるな:立ち上げたとしても、アラート機能などはオフにすること。 自分を隔離せよ:彼自身は Bose のノイズ除去機能付きヘッドホンをするのだとか。 欲と恥を活用せよ:「この仕事を仕上げれば大金が転がり込む!」「この仕事に失敗したら信頼が失われるだろうな・・・」といった欲・恥の気持ちを

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