2021年1月号は「民藝運動の文字」特集です。 民藝運動の創設者・柳宗悦は「工芸的」であることがものの美しさの重要な要素であると考え、同様に「文字」に対しても、工芸化されているものが特に美しいと述べています。本号では、民藝運動に参画した染色家の芹沢銈介、工芸家の鈴木繁男の文字の意匠が施された作品を取り上げ、その他の作家作品などとともに民藝運動の文字について、紹介しています。 富本憲吉、河井寬次郎、富本憲吉、川上澄生、棟方志功、岡村吉右衛門、柚木沙弥郎らの文字意匠作品も図版に掲載しています。 目次 〈図版〉 民藝運動の文字 〈特集関連〉 芹沢銈介の文字について(白鳥誠一郎) 鈴木繁男の文字(月森俊文) コラム・私の文字意匠(柚木沙弥郎) タイポグラフィについて(中村将大) 工藝的なるもの(柳宗悦) Letters and Mingei Movement 〈読み物ほか〉 郷土の食と風習 第12