2021年8月号は「ゆかた(浴衣)」を特集します。 「民藝とゆかた」といえば絞りの印象がありますが、本号では型染めのゆかたを中心に特集を構成をしました。論考は、ゆかたの起源や歴史、柳宗悦や芹沢銈介ら民藝運動との関わりなどについて執筆をいただきました。 現代のことについては、京都の花街とゆかた、ゆかたの技法として知られる「長板中形」「注染」について、それぞれ紹介しています。 目次 〈特集関連〉 浴衣の歴史とデザイン ―江戸時代を中心に―(清水久美子) 日本民藝館所蔵「椿模様常盤紺型着尺」(濱田淑子) 芹沢銈介のゆかた(奈良綾) たくみ浴衣について(芹沢銈介) 日本民藝館所蔵 絞りのゆかた コラム「京都の花街と浴衣について」(水谷昇寛) ゆかた地の染色技法 「長板中形」と「注染」について Yukata -summer kimono- 〈読み物ほか〉 資料紹介・弘前教会の教会工芸(神田健次) 資