【読売新聞】 東日本大震災の記録を収めたウェブサイトは、未曽有の災害の記憶と教訓を後世に残し、国内外に発信する手段だ。貴重な資料を保存すると同時に、活用する場も増やしたい。 被災地の自治体などの公的機関や民間団体はこれまで、震災に関
【読売新聞】 東日本大震災の記録を収めたウェブサイトは、未曽有の災害の記憶と教訓を後世に残し、国内外に発信する手段だ。貴重な資料を保存すると同時に、活用する場も増やしたい。 被災地の自治体などの公的機関や民間団体はこれまで、震災に関
【読売新聞】 総務省は、目の不自由な人が点字器を使って、専用の投票用紙に政党名や候補者名を打ち込む「点字投票」で、使用可能な文字を増やす方向で検討している。近年、増えている日本に帰化した候補者や、政党名にアルファベットを使う政党に対
【読売新聞】評・飯間浩明(国語辞典 編纂 ( へんさん ) 者) 手元に『辞林』縮刷版という小型国語辞典があります。大正時代に三省堂から刊行されました。本文の文字は直径1ミリ程度なのに、わりと鮮明。「よいものは必ず、美しい」という創
【読売新聞】 長野県飯田市南信濃、上村両地区(遠山郷)に伝わる国重要無形民俗文化財「遠山の霜月祭り」が4日、同市南信濃木沢の熊野神社などで始まった。 太陽の光が弱まってあらゆる生命の力が衰えるとされる旧暦の霜月に、神々を招いて湯を
閉館方針を巡って議論が紛糾している渋谷区立渋谷図書館 渋谷区立渋谷図書館を今年度末で閉館するとの区の条例案を巡り、区議会が紛糾している。8日閉会の第4回区議会定例会では「地元への説明が不十分」として継続審査となり、閉館決定は見送られた。区内には図書館が複数あるとはいえ、利用者たちは「納得いかない」と困惑している。(白井亨佳) 同区によると、同館は1915年(大正4年)、区内で初めて開設された図書館。77年に現在の赤レンガの建物に改築された。蔵書数は約11万点、座席数は133席で全10か所の区立図書館の中で2番目に広い。JR渋谷駅から徒歩10分の好立地にあり、昨年度1年間の利用者数は約5万3700人と、多くの区民に親しまれてきた。 一方、同館は空調設備が故障し、今年夏には暑さから職員が体調を崩したため、8月中旬~9月中旬、臨時休館していた。現在は予約された本の貸し出し、雑誌と新聞の閲覧のみを
断面に墨 実用品の可能性 1分刻みで、5分や1寸の目盛りがついている竹尺平城宮跡の役所跡で出土した竹尺(奈良文化財研究所提供) 奈良市の平城宮跡にある役所跡で、竹尺(竹の物差し)が出土した。現在の竹尺とそっくりな形をしており、奈良時代には実用品として使われていたとみられている。竹製品は土中に残りにくく、同時代の竹尺を確認したのは初めてという。 平城宮の東部にあった役所群「東方 官衙(かんが) 地区」で、2008年に発掘したゴミ捨て穴の土壌を水で洗う作業を進めるなかで、見つかった。 発見した竹尺は断片が9片あり、幅1・7~1・8センチ、厚さ0・2センチ、長さ3・4~13・7センチ。表面に針状の刃物でつけた線刻に墨を入れた1 分(ぶ) 刻みの目盛りがあり、復元すると全長1・5尺の物差しとみられる(1尺=約30センチ。1尺=10寸=100分)。 調査した浦蓉子研究員は「目盛りが細かく、断面に墨の
「大乗玄論」を書き写し損じたとみられる正倉院文書の1枚(宮内庁正倉院事務所提供) 奈良時代の文書群「正倉院文書」から、中国・隋の高僧、 嘉祥大師(かじょうだいし) ・ 吉蔵(きちぞう) (549~623年)の代表的な仏教概説書「大乗玄論」を書写したとみられる紙が確認された。国内に現存する大乗玄論の写本は鎌倉時代のものが最も古く、伝わった時期が不明だった。書き損じてはいるものの、6世紀の仏教伝来以降、国家事業として急速に教義の吸収が進んだことを示す資料として注目される。 書写は奈良・東大寺の写経所で行われたとみられ、縦29・1センチ、横57・6センチの紙1枚に仏教で重んじられる「中道」の理念などが記されている。所々に空白や文言の繰り返しがあり、左上に書き損じを表す「破」の文字も見える。 書写が失敗したため、写経所は写経用紙の配布先を記す事務文書として裏面を再利用。746年(天平18年)3月の
橿考研・奥山研究員ら 下池山古墳の内行花文鏡を包んでいたとみられるしま織物(橿考研提供)3種類が重なっていた藤ノ木古墳で出土した織物(橿考研提供) 布や紙といった有機物は、土中に埋もれていると朽ちてなくなってしまう。ところが、古墳で出土する刀剣などの鉄製品や鏡などの銅製品に付着して、1000年以上前の染織品が腐朽せずに残ることがある。県立橿原考古学研究所の奥山誠義・総括研究員らが、県内の古墳から出土した染織品について、報告書にまとめた。(関口和哉) 県内100基から出土 種類や織り方に違い 分析したのは、橿考研が所蔵する天理市の黒塚古墳(3世紀末)や、斑鳩町の藤ノ木古墳(6世紀後半)など約100基の古墳から出土した染織品約300点。古墳時代全般の約400年間の繊維製品の種類や特徴を知ることができる。 古墳時代の日本列島の中心地は、奈良盆地東南部など大和(県内)にあった。人や物が集まり、また
正倉院紀要掲載 文様部分などに違い 正倉院宝物の「茶地花樹鳳凰文臈纈■」。未確認の染織技法が使われていたことがわかった(「正倉院紀要第43号」より) 正倉院宝物の「茶地花樹鳳凰文臈纈■(ちゃじかじゅほうおうもんろうけちのあしぎぬ)」に、シルクロードを経て中国から伝わったとみられる国内で未確認の染織技法が使用されていたことが、宮内庁正倉院事務所の調査でわかった。同事務所が21日、「正倉院紀要第43号」で発表した。 宝物は縦31センチ、横42センチの絹織物で、赤みを帯びた茶色地に花樹と鳳凰の文様が染め抜かれている。江戸時代、屏風(びょうぶ)に仕立てられた際に裁断され、元の形状はわかっていない。 これまで、この宝物には溶かしたろうを布に塗って染料をはじき、文様を染め抜く技法「臈纈」が使用されていると考えられていた。 今回、顕微鏡で宝物を詳細に観察したところ、文様部分は繊維がよくほぐれているのに対
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