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  • 頭上運搬を追って 三砂ちづる(著/文) - 光文社

    紹介 世の中の発達とともに失われていった身体技法は、疫学研究者である著者の興味をひいてやまない。ある身体技法ができる、ということはどういうことか。なぜできるようになるのか、なぜできなくなるのか。書では今はこの国でほとんど失われてしまった身体技法「頭上運搬」の記憶を追う。沖縄や伊豆諸島をはじめ日各地や海外にその痕跡を訪ねつつ、話題は着物や伝統衣装、お産のほか、生活と労働を支えていた身体技法へと広がる。

    頭上運搬を追って 三砂ちづる(著/文) - 光文社
  • 落語速記はいかに文学を変えたか 櫻庭 由紀子(著/文) - 淡交社

    紹介 〈文学を変えた「言文一致運動」、そこには落語が大きく関わっていた!〉 〈明治の名人の噺を味わう唯一の方法「口演速記」の魅力に迫る〉 寄席に行かずに落語を知る画期的な方法として明治期に生まれた「口演速記」。三遊亭圓朝ら当時の人気落語家の速記は好評を博し多くの読者を獲得しました。一方、二葉亭四迷らの言文一致運動にも多大な影響を与え、日近代文学史上においても重要な役割を果たしています。演芸速記の誕生秘話や発展の歴史、そして坪内逍遙、夏目漱石ら作家たちとの関わりなどを解説しながら、明治期の落語を現在に残す第一級の史料である口演速記について考察。文学ファンのみならず、ディープな落語ファンの要求にも応えます。

    落語速記はいかに文学を変えたか 櫻庭 由紀子(著/文) - 淡交社
  • ケルト学の現在 日本ケルト学会(編集) - 三元社

    紹介 〈幻想〉の宝庫というイメージを纏って喧伝される「ケルト」。――それはなぜか。 紀元前五世紀から長大な時間をかけてケルト概念の上に堆積した歴史の塵を払い、〈学〉としてのケルトの魅力を描出する10篇の論攷。 目次 総論 ケルト学の理解のために/梁川英俊 第1章 古代ケルト人の紛争解決と集会 :古代ケルト人の評議会に関する一試論/疋田隆康 第2章 アイスランドにおける『ブリタニア列王史』受容の諸相 :歴史とロマンスの狭間で/林 邦彦 第3章 妖精と「ケルト」、そのつながりから見えてくるもの :ブリテン諸島におけるイメージ交錯の過程/辺見葉子 第4章 グウェンフランのいたブルターニュ :「伝説」のバルドが創った「歴史」/梁川英俊 第5章 ヴィクトリア朝のケルト人はなぜ「黒かった」のか :一九世紀のブリテン諸島におけるケルト人種論の展開/森野聡子 第6章 エルネスト・ルナンの「ケルト諸人種の詩

    ケルト学の現在 日本ケルト学会(編集) - 三元社
  • 「喜劇」の誕生 日比野 啓(著/文) - 白水社

    紹介 泣き笑いの「娯しさ」を追求した、元祖・日の喜劇王! 曾我廼家五郎の人生と作品を演劇近代化の歴史に跡づける、初の格的評伝。 目次 凡例 序章 肖像画の五郎──演劇近代化の諸問題 第一章 「喜劇」の誕生──一八七七~一九〇四年 第二章 「喜劇」の普及──一九〇五~一九一四年 第三章 「喜劇」の改造──一九一五~一九二九年 第四章 「喜劇」の変質──一九三〇~一九四五年 第五章 「喜劇」の終焉──一九四五~一九五五年 あとがき 附録曾我廼家五郎関連喜劇年表 重要人名索引 日比野 啓 (ヒビノ ケイ)  (著/文) 1967年福岡県生まれ。演劇史・演劇理論。成蹊大学文学部教授。東京大学大学院人文科学研究科(文学修士)、The Graduate School of The City of New York (M. Phil)。東京大学大学院総合文化研究科助手、成蹊大学専任講師、助教授、准教

    「喜劇」の誕生 日比野 啓(著/文) - 白水社
  • NEW HORIZON 青春白書 Unit 1 新学期がはじまる前に… 本田 久作(著/文) - 東京書籍

    紹介 わたしはもう学校で英語を教えられないの?ーーボストン出身のALT(外国語指導助手)であるエレン・ベーカー先生の悩みの背景には、「英語力強化」をもくろむ、やり手の校長先生の野望があった---。 日で始まる生活にとまどうオーストラリア出身のソフィア・ジョーンズや親友との悩みをかかえる田村大地など、令和6年度版小学校英語教科書『NEW HORIZON Elementary』に登場する若葉小学校の個性豊かなキャラクターたちが織りなす、トキメキ度満点の青春イングリッシュ・ストーリー!

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  • ナチズムの記憶 山本 秀行(本文) - 筑摩書房

    秀行 (ヤマモト ヒデユキ)  (文) 山 秀行(やまもと・ひでゆき):1945年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、お茶の水女子大学名誉教授。専攻、ドイツ現代史。著書に、『ナチズムの時代 』(山川出版社)、『ドイツ歴史』(共著)、『社会史への途』(共著、いずれも有斐閣)、訳書にデートレフ・ポイカート 『ナチス・ドイツ ある近代の社会史――ナチ支配下の「ふつうの人びと」の日常』(共訳、三元社)などがある。

    ナチズムの記憶 山本 秀行(本文) - 筑摩書房
  • 民話・昔話全情報 2016-2023 日外アソシエーツ(編集) - 日外アソシエーツ

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  • フランス・フルート奏者列伝 井上 さつき(著/文) - 株式会社音楽之友社

    紹介 300年にわたり脈々と続くフランス・フルートの栄華。絶対王制、ロココ、革命、ナポレオン、近代化、そしてふたつの大戦を越え現代へ――激動の歴史を名奏者たちはどう生き抜いたのか。フランスという国家、社会、芸術の変遷とともに、華麗にしたたかに生きた生涯を膨大な資料をもとに描き出す。季刊『ムラマツ』連載、待望の書籍化! 登場する奏者たち:ルネ・ピニョン・デコトー/フィルベール/ミシェル・ド・ラ・バール/ジャック・オトテール・ル・ロマン/ピエール=ガブリエル・ビュッファルダン/ミシェル・ブラヴェ/フェリックス・ロー/フランソワ・ドヴィエンヌ/アントワーヌ・ユゴー/ジャン=ジョルジュ・ヴンデルリック/ジャック・シュネゼフェール/ルイ・ドゥルエ/ジャン=ルイ・テュルー/ルイ・ドリュス/アンリ・アルテス/ポール・タファネル/アドルフ・エヌバンス/ジョルジュ・バレール/フィリップ・ゴーベール/マルセル

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  • 福田恆存の言葉 処世術から宗教まで 福田 恆存(著/文) - 文藝春秋

    紹介 戦後日を代表する知識人〝最後の講演〟初の書籍化! ゴマはうまくすれ 近代化に呑まれるな エゴイズムを肯定しろ 世界一流だった陸軍、海軍がどうして戦争に負けたのか 人生はエゴとエゴとの賃借関係 理想家は現実世界に適応できない 日では民主主義が運営できない 状況を読む深さで勝負は決まる 国家意識がない日人 家族にも想像力、演出力が必要 アメリカの目的は敵の排除だけ 「愛」と「理解」は全く別問題 神様との付き合い方 戦後を代表する知識人である福田恆存は、近代化の弊害を問い続けた。 その思想のエッセンスが詰まった「伝説の名講演」を初の活字化! 保守派の知識人が問う「君たちはどう生きるか」ーー。 目次 はじめに 古びない警句  浜崎洋介 第一章  処世の技術 第二章  近代化の逆説 第三章  状況を読む 第四章  精神の近代化 第五章  言葉という道具 第六章  己とは何か 第七章  強

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  • 陸軍将校たちの戦後史 角田 燎(著) - 新曜社

    紹介 戦後、親睦互助を目的として戦友会を結成した旧陸軍のエリートたちは、戦争を指揮したことに自責の念を抱いていた。その彼らがなぜ「歴史修正主義」に接近し、政治団体として会を先鋭化させていったのか。陸軍将校たちの戦後史と戦争観の変容に迫る。 *これまでの軍隊経験者の戦後史研究はおもに、末端の兵士や下士官(準エリート)を扱ってきた。書は、旧陸軍の上級者であった者たちに焦点を絞り、彼らの戦後史と戦争認識を明らかにしている。 *戦友会を対象とした従来の研究群においても、戦友会の非政治性や、戦後世代へ会を継承することの困難さが指摘されてきた。一九九〇年代に会の政治化を遂げ、元自衛隊幹部へ門戸を開いた書の事例は、戦友会研究の蓄積にも一石を投じるものである。

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  • 21世紀の戦争と政治 エミール・シンプソン(原著) - みすず書房

    紹介 対立する二陣営が戦い軍事的な優劣によって政治的取り決めを行う。こうした旧来の戦争を自由陣営が今後主体的に戦うことはほぼないだろう。21世紀に欧米が関わった新しい戦争来の目的は治安の確立維持で、戦果ではない。そこでは戦争政治の直接的な手段となっている。 英陸軍士官としてアフガニスタン紛争を戦った(2006-12年)著者は、欧米がそれを旧来の戦争概念で捉えたために暴力を拡散する結果を招くのを見た。書はその戦場から放たれた批判の書であり、オックスフォード大学の歴史学徒であったこの青年による著作を、軍事史の大家マイケル・ハワードは「クラウゼヴィッツ『戦争論』の終結部と呼ぶに相応しい」と激賞した。 武力を否定しない点でこれは反戦の書ではない。所謂「テロとの戦い」の正当性は疑うべきだ。しかし書の理論が実践されれば愚かな戦いは減るだろう。現代の戦略思考はオーディエンスへの説得力を具え、合

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  • 戦没者祭祀・慰霊再考(仮題) 由谷裕哉(編集) - 雄山閣

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  • 現代数学はじめの一歩 集合と位相 数学はいかに「無限」をかぞえたのか 瀬山 士郎(著/文) - 講談社

    紹介 現代数学の二柱「集合と位相」が楽しくわかる! 自然数と有理数の「無限の濃度」が同じ!? 実数の無限より大きな無限は存在するのか? 自然数、有理数、代数的無理数、超越数、そして実数へ。 カントール、ヒルベルト、ベルンシュタイン、デデキント……。そうそうたる数学者たちは「数」をどのように考え、「無限」をいかに数えたのか。 数えられる無限とは? 実数の無限基数「アレフ」ってなに? 数の近傍ε(イプシロン)の正体は? コンパクトとはなにか? 重要なキーワードと楽しい解説をもとに、「現代数学の景色」を一望しましょう。 <書まえがきより抜粋> 世に数学嫌いの人は多いとか……。 しかし、嫌いというのは数学に関心のある証拠かもしれません。じつは分かるものなら数学を楽しんでみたい。もしかしたら数学の素顔は案外素敵かもしれない。 書はそんな人のために、現代数学の二つの分野、「集合と位相」を解説した

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  • 特撮に見えたる妖怪 式水 下流(著) - 文学通信

    初版年月日 2024年2月28日 書店発売日 2024年2月26日 登録日 2024年1月19日 最終更新日 2024年2月27日 紹介 怪獣や怪人のモチーフとなった妖怪がわかる! これからの特撮の見方が変わる! 「妖怪」が出てくる特撮作品を集成し分析した邦初の書。 まだ「特撮」と呼ばれていなかった戦前から、「特撮」が浸透した平成までの変遷を踏まえ、妖怪をモチーフにしたキャラクターが登場する各年代の特撮作品を紹介。妖怪については、古典や民話、また同時代の児童向け雑誌や図鑑、関連資料から横断的に探り尽くす。 資料編では、妖怪に関する特撮や映画などの映像作品と刊行物をまとめた年表、特撮作品別の登場妖怪一覧、妖怪別の特撮作品一覧の3つを収録。一覧では、作品に登場する妖怪の特徴を可能な限り紹介してある。 特撮作品の妖怪、あるいは妖怪をモチーフにしたキャラクターのデザインは、家電製品の技術進歩や流

    特撮に見えたる妖怪 式水 下流(著) - 文学通信
  • 中世ネコのくらし 装飾写本でたどる Kathleen Walker-Meikle(著/文) - 美術出版社

    紹介 ネコは中世を通じて写にしばしば描かれました。時にネズミと共に大切なペットとして、時に寓話の賢いキャラクターや、悪魔の化身として…様々な姿で表現されてきました。 書は中世ヨーロッパが所蔵している中世の装飾写のなかから、ネコが描かれた美しいページとともに、中世のネコの生活の様子や、物語のネコが登場する逸話をご紹介します。中世におけるネコのくらしや人間との関係性を魅力的に描き出した1冊です。 2011年にBritish Library Publishingから刊行した、キャスリーン・ウォーカー=ミークル著『CATS in Medieval Manuscripts(中世装飾写のネコたち)』の日語翻訳です。

    中世ネコのくらし 装飾写本でたどる Kathleen Walker-Meikle(著/文) - 美術出版社
  • 捕鯨史 辻 信一(著) - 信山社出版

    初版年月日 2024年1月30日 書店発売日 2024年1月31日 登録日 2024年1月15日 最終更新日 2024年1月29日 紹介 ◆捕鯨の歴史と、そこに関わる人々の生活を広範・精緻に考察 ― 異なる文化の理解を促す、国際問題の理解のために必読◆ 捕鯨について、質的理解へ導く待望の書。広範な視座から検討し、捕鯨の歴史と、そこに関わってきた人々の生活を詳説。わが国の捕鯨の歴史を軸にしつつも、ヨーロッパやアメリカなどにおける捕鯨の歴史も紹介。異なる文化の理解を促す、国際問題の理解のために必備の書。 目次 『捕鯨史 ― クジラをめぐる国際問題の理解のために』 辻 信一(福岡女子大学国際文理学部教授) 著 【目 次】 ◆序章 わが国捕鯨の沿革 1 捕鯨とは 2 わが国沿岸で捕獲されたクジラ 3 わが国捕鯨の発展段階 ◆第1章 古代から中世における捕鯨 1 捕鯨の始まり 2 中世の捕鯨 3 

    捕鯨史 辻 信一(著) - 信山社出版
  • (仮)周縁化された芸能者と近世社会 吉田 ゆり子(著/文) -  吉川弘文館

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  • 伊勢参宮文化と街道の人びと 塚本 明(著/文) -  吉川弘文館

    紹介 江戸時代、多くの参宮客で賑わった伊勢。神宮領ではケガレを避け、清浄さが求められたが、その実態はいかなるものだったのか。ケガレを避ける方策、神主の人事と勤務実態、街道沿いでの商売、恋物語と女性たちの人生…。厳粛性の裏に世俗性・卑俗性を持ち合わせた参宮文化と、伊勢に生きた人びとを活写。伊勢参りの舞台の、個性豊かな社会を描く。 目次 伊勢の実像に迫る視角―プロローグ 参宮客と「ケガレ」の回避 参宮客を迎える芸能民 被差別民の参宮 仏教と参宮 神宮領の「清浄さ」のしくみ 「死穢」の判定 「なかったこと」にされる死―速懸 動物のケガレの除去―犬狩 御師の実態と参宮文化 御師と伊勢参宮 伊勢での案内と接待 不埒な参宮客と神主 神主の人事制度 神主の勤務実態と外部評価 参宮街道沿いの人びと 御師と上方旅籠屋の客引き 街道の諸稼ぎ 参宮街道恋物語 愛と憎しみの人間模様 伊勢が迎えた近代 「異国」の接

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  • 往生要集入門 悲しき者の救い 石田 瑞麿(著/文) - 講談社

    紹介 辛い現世を終えて、来世こそは阿弥陀仏のすまう極楽浄土に生まれたい――貴賤を問わず日で幅広く、長きにわたって信仰されてきた浄土思想。すべては平安時代、一人の僧によって著されたこの書物から始まった。源信なくしては、法然も親鸞もない。 『往生要集』の訳・校注で知られる著者が、歴史的背景に始まりゆるやかに『往生要集』の構成に沿いつつ、親しみやすい現代語訳を随所に示しながら、源信の教えの真髄を平易に解き明かす。 「予が如き頑魯(がんろ)の者(わたしのような愚かなもの)」と自らを顧みた源信(942-1017年)。智慧や才にめぐまれた一握りの人ではなく、自身を含む多くの罪深い「悲しき者」が救われる道を模索した『往生要集』が、日の思想・信仰に与えた影響ははかりしれない。 往生を目指すべき理由として描かれる等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、阿鼻地獄など数々の地獄も、経典と源信自身の言葉を交えながら、恐

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  • 風俗画入門 辻 惟雄(著/文) - 講談社

    紹介 古代から近代まで、人々の暮らしや心情を映し出す風俗画は、壁画、絵巻、屏風、浮世絵、漫画、落書など、様々な形で残されてきた。中国の影響から独立、展開し、近世に花開くその歴史は、高松塚古墳壁画から鳥獣戯画、洛中洛外図屏風、見返り美人図、北斎漫画までをも包み込む。古代の落書の精神は平安時代の絵巻に昇華し、仏教的な厭世観(憂世)は刹那主義的な現世肯定の精神(浮世)に受け継がれている。 日美術史の第一人者が語り尽くす、類いまれな戯画全史。カラー図版多数掲載! 【目次】 第一章 風俗画の東西 第二章 唐美人の移入 第三章 やまと絵の風俗画 第四章 鎌倉、室町時代 第五章 戦国から桃山へ 第六章 桃山風俗画の満開 第七章 初期風俗画の爛熟 第八章 風俗画としての浮世絵 あとがき 学術文庫版あとがき 参考文献 辻 惟雄 (ツジ ノブオ)  (著/文) 1932年愛知県生まれ。東京大学文学部美術史学

    風俗画入門 辻 惟雄(著/文) - 講談社