9月27日に起きた御嶽山の噴火で、30人を越える人が犠牲となってしまった。 火山災害では、消防や報道関係者43人が火砕流で亡くなった1991年の雲仙普賢岳のときに次ぐ犠牲者数だ。 ただ、業務で危険な場所にいたわけではない、一般登山客が犠牲になったという意味では、明治以降最悪、つまり日本の歴史の中でもっとも酷い火山災害になるらしい。 こういう哀しい出来事があると、人は「なぜ未然に防げなかったのか」、「噴火の予知はどうなっていたのか」、「きちんとした対応が為されていなかったのではないか」、という方向に考え始めがちだ。 実際、 御嶽山頂の地震計、昨夏から故障 噴火時、観測できず なんていう、本文を読むと、結構観測態勢が整っていたんだなって感じなんだけど、これをネタに、誰かの責任問題にしたがる人が出てきそうなニュースも出てきている。 でも、この壊れた地震計が仮にもっと早く直せていたと