以前、シトロエンについて長い文章を書いたがその時 「そういえば景山民夫が学生時代に乗ってたのが確か2CVだったな・・・」 と学生時代に読んだ彼のエッセイを思い出した。 出典は彼の初のエッセイ集であり講談社エッセイ賞に輝いたこの「普通の生活」である。 売れっ子放送作家だった景山民夫の過去から現在に渡るエピソードが面白おかしく書かれている。 発表は1984年である。 久しぶりに読んだが正直言ってシトロエンのエッセイ以外かなり読みづらいエッセイだった。 飛ばし飛ばし読んで恐縮だが読み終えた感想としては 景山民夫は死ぬべくして死んだ ってことだ。 このエッセイを読むと景山民夫が 俺ってこんなに面白いでしょ? 俺って世界を股にかけてこんなに波乱万丈に生きてるでしょ? 俺ってこんなに物事にこだわってるでしょ? だから俺って他の誰よりも忙しいけど「人生を楽しんでる」でしょ?