2011年10月30日20:56 カテゴリ 言語政策と言語戦略 この国の「言語政策」がまったく見えてこない。 1外国人のための日本語教育、 2母語の教育としての国語教育 3外国語教育としての英語教育 端的に言ってこれらの三つの言語教育がばらばらに何の関連もなく進んでいるように思えてならない。少なくとも、後の二つ、つまり国語教育と英語教育には緊密な関連があってしかるべきなのに、今年度から実施された小学校における英語教育の導入は、母語の教育すなわち国語教育とどう関わってくるのか何も見えてこない。国語教育で作文嫌いと本の一冊もまともに読めない子どもたちを作り出しているのみではない。英語教育では中学生の三年生にもなると三分の二の生徒が英語嫌いになっていると聞く。むごいというか、ひどすぎる。これは私見でしかないが、英語と国語は同じ教師が同時に比較対照して教えるのがベストだと思う。 そのような文科省の