文章そのものの内容表現や用字・用語を整理統一することで、読みやすくすることをリーダビリティ(readability)といい、視覚的なもの、つまり書体や字詰や行間の工夫で読みやすくすることをレジビリティ(legibility)といいます。 現在の出版物の制作は分業化されています。著者から上がった原稿は編集者によって原稿整理されます。この作業で、表記・表現の統一や内容が読者対象とあっているかなど整理や判断をします。これが読みやすくするためのリーダビリティの作業です。 1 冊の雑誌や書籍の中では、 同じ語は統一した表記で扱われます。これがバラバラでは読者は混乱して読みづらさを感じます。たとえば「コンピューター」なのか「コンピュータ」なのか。「その頃」なのか「そのころ」なのか。これは各出版社や編集部で表記一覧表などが作られていて、大まかな用字・用語は決められています。 最近は文章を書き慣れた著者の