特別寄稿「著作権法改正で Google Books のような検索サイトを作れるようになる?」 南亮一:国立国会図書館関西館 人文情報学イベントカレンダー 編集後記 著作権法改正というと、TPP11の発効で著作権の保護期間が70年になって、これからあと20年、パブリック・ドメインになる著作物は出てこなくなるとか、最近では、スクショするだけで違法になる(?)ような法改正の動きがあるとか、著作物を使う側にとっては「何だよー!」ということを思い浮かべる人も多いと思いますが、実際にはそうではありません。 この1月1日から、著作物を使って色んなことが自由にできるようになりました。2018年5月に著作権法の一部が改正され、権利者から許諾をもらわなくても著作物の利用ができるようになる範囲が広くなったためです。例えば、私が勤務しています国立国会図書館で実施している「図書館向けデジタル化資料送信サービス」の参