6年間、散歩に付き合ってくれたポチ 飼い猫の眠るような死 岡田 克敏(2008-05-27 15:00) 少し前、飼っていたネコが死んだ。我が家に居ついたのは6年前だが、そのとき既に若くはなかった。ポチと名づけた。犬に似た性格をもっていたためで、呼ぶと走りよって来るし、私の散歩に同行することを好んだ。 近所に買い物などに出かけると、一緒について来て、大通りの手前の道端で私の帰りを待っている。長いときは1時間以上も待ち続けることがあった。またドアには猫用のノッカーがつけてあるのだが、中に入りたいときそれをコンコンと鳴らすのはポチだけであった。そのような暮らしを6年ほど続けたわけだが、半年くらい前から食欲が細り、7キロあった体重も徐々に減ってきた。 死ぬ2週間ほど前からは通常のエサを食べなくなったので、気に入りそうなものを次々と与えたが、やがてそれも自分からは食べなくなった。その後ス