考えることを人生にプラスする 時代もジャンルも問わず、専門家が選びぬいた一冊を集め、これからを生きる人たちに向けて送る珠玉のブックガイド。表面的なわかりやすさに流されることなく、しかし平易に綴られた文章は、たんに読者に一冊の概要を知らせるのではなく、その書物の向こうに広がる知の宇宙へと読者が旅立つためのスタート地点の役割を果たしてくれるだろう。 【目次】 現代思想+ 15歳からのブックガイド 医療 マクニール『疫病と世界史』 文系・理系の枠をこえて楽しめる歴史書 / 美馬達哉 歴史 手塚治虫『アドルフに告ぐ』 「歴史意識」を学ぶということ / 小野寺拓也 政治 マキャヴェリ『君主論』 一度しか生きられない人間はこの世に何を賭けるべきか / 重田園江 思想 加藤典洋『敗戦後論』 「ねじれ」と「よごれ」を生きる / 岩内章太郎 法 リップシュタット『否定と肯定』 悪しき両論併記に堕しないために
私たちの「日常」を捉えるまなざし 近代西洋に端を発し、日本ではとりわけ柳田国男らの主導により独自の体系化を遂げた「民俗学」。しかしそれは必ずしも伝統文化や古俗・伝承のみならず、現代に生きる私たちの「日常」そのものを広く捉え考える現在進行形の実践として、いまなお展開の途上にある。本特集ではそうした現代民俗学の最前線を、アメリカなど国外の動向にも目を向けつつ多彩なトピックを通じて一望する。 [目次] 特集*民俗学の現在 【討議】 回遊する知としての民俗学 / 菊地暁+島村恭則 【広がるフィールド】 実践としての「介護民俗学」 / 六車由実 繰り返すことの民俗学――日常・クィア・強迫症 / 辻本侑生 自己・世相・日常――現在を史学する視点 / 及川祥平 民俗学から日本の出産史を問い直す――「安産中心史観」を超えて / 伏見裕子 〈日常〉はゆらぐ――霊的次元の近代 / 大道晴香 【俗なるもののため
ひとはなぜ歩くのか 街歩きが趣味のひとつとして定着し、人々は街々の細やかな再発見に余念がない。史跡や神社仏閣、飲食店などの観光資源からより微細に、街の構造的な成り立ちに入りこみ、土地の来歴さえ蘇らせる。文学散歩や歴史散歩、建築散歩、目的ならぬ目的とともに歩くひとびとがいる。地図さえ持たず、そぞろ歩き、目を凝らす、人間の営みがそこには尽くされている。われわれはいつだって散歩を始めることができる。 目次予定*【エッセイ】石川初/小津夜景/春日武彦/小指/近藤銀河/サトウアヤコ/チヒロ/橋本倫史/服部文祥/與謝野文子/わかしょ文庫…【創作】高山羽根子【論考】青田麻未/朝比奈美知子/石原あえか/岡野裕行/木下知威/串田純一/後藤文子/齋藤直子/坂口周/白岩英樹/田邉恵子/東辻賢治郎/古川不可知/松山秀明/山口惠里子…
私たちの「日常」を捉えるまなざし 近代西洋に端を発し、日本ではとりわけ柳田国男らの主導により独自の体系化を遂げた「民俗学」。しかしそれは必ずしも伝統文化や古俗・伝承のみならず、現代に生きる私たちの「日常」そのものを広く捉え考える現在進行形の実践として、いまなお展開の途上にある。本特集ではそうした現代民俗学の最前線を、アメリカなど国外の動向にも目を向けつつ多彩なトピックを通じて一望する。 目次予定*【討議】島村恭則+菊地暁【寄稿】青井哲人/飯倉義之/イトウユウ/及川祥平/大道晴香/加藤秀雄/門田岳久/金城ハウプトマン朱美/川松あかり/小長谷英代/塚原伸治/辻本侑生/J・A・トルバート/廣田龍平/伏見裕子/六車由実
日本は「コミュ障」に陥っている? 英語時代のコミュニケーションを問う。 英語が下手な国、レストランで挨拶しない国、被爆国なのに核廃絶に消極的な国……。日本はいま、世界のなかで「コミュ障」になっているのではないか? 第一線の通信社記者として英語で記事を書き続けた著者が、世界共通語としての英語と、外国人に開かれた分かりやすい日本語に活路を見出し、日本を「新しい開国」へと誘う。 【目次】 はじめに #0 開かれた国へ(本書の概要) 《第1部》日本人と英語 #1 日本人は英語が下手か #2 英語コンプレックスの病理 #3 英語一強という不公平 #4 世界共通語としての英語を #5 それでも英語を学ぶ意義 《第2部》世界の中の日本語 #6 日本語を教えてみると #7 日本語は閉じた言語 #8 日本語をどうする? 《第3部》地球市民としてのコミュ力 #9 日本はコミュ障の国? #10 「人間関係の近代
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