本展示は「日本の文字と書物の歴史」をテーマにした6部構成となっています。 各部の解説と主な展示資料は次のとおりです。 日本語を話す人々が最初に出会った文字は漢字だとされています。漢字は、中国語を書き記すための文字としてやってきました。百済国から和邇(王仁)が『論語』『千字文』を持ってきた(4世紀末~5世紀初)のが日本への漢字の伝来の最初だという話が、『古事記』『日本書紀』に書かれています。 しかし、漢字は、実際にはもっと早くから日本に入っていたと考えられています。たとえば、福岡県の志賀島で出土した金印(漢委奴国王)は、西暦57年に中国・後漢の光武帝から与えられたものだと伝えられています。王仁が漢字をもたらしたとされる話は、史実に忠実であるか疑問が残りますが、漢字という文字が、当時の中国・朝鮮半島からの文化をもたらす重要な情報媒体であったことを象徴する説話と言えます。 仏教文化も日本での漢字
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