このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、(3)英語教育に関する良質のコミュニケーションを促進すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。 7/14に開かれた英語教育講演会(「英語教育、迫り来る破綻」 参照:大津先生ブログ、江利川先生ブログ)の開催は、時期的に非常に有益なものでした。関係者に深く御礼申し上げます。 私も参加して学んだことは多いのですが、とてもそのすべてを書く時間はないので、以下、重要な点だけを、しかも走り書きの形で残しておきます。 ■現在の政権与党等の教育改革案が前提としている思い込み 現在の政権与党等の教育改革案は、社会と教育に関する以下(・印)の思い込みに基づいているが、それらは⇒印の意味で誤っている(あるいは少なくとも偏
このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、(3)英語教育に関する良質のコミュニケーションを促進すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。 大津由紀雄先生の「中締め講義」(世に言う「最終講義」)のシンポジウムに登壇させていただけたのは、私にとってこの上なく光栄なことでしたし、何より楽しいことでした。大津先生、大津研の皆さま、参加者の皆さま、懇親会でお話できた皆さま、そして他の登壇者である松井孝志先生と亘理陽一先生(お二人と一緒に登壇できて本当によかったです!)、それぞれに厚く感謝申し上げます。ここでは記憶が薄れないうちに、感じたこと・考えたことを書きます。 ■言語の形式性と身体性 シンポジウムで私は、大津言語教育論、ひいては近代言語学の発想が
このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、(3)英語教育に関する良質のコミュニケーションを促進すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。 私は2009年から2010年にかけての冬に集中的に木村敏の著作を読んだのだけれど、きちんとまとめる機会を失ったまま今日に至っている。私の場合は、本を読んだらこのようにブログに書くか、自分専用のノートにまとめないとどうもわかった気にならない。 だから後日この自伝的な『精神医学から臨床哲学へ』が発刊され読んだ時には、せめてこの本ぐらいはまとめておこうと思っていたのだけれど、これも機会を失い続けてしまっていた。しかし今度の日曜日の翻訳シンポジウムの準備をしていて、この本から多く引用したくなったので、ついでにこの
このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、(3)英語教育に関する良質のコミュニケーションを促進すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。 この本については既に大津由紀雄先生の紹介やanfieldroadさんの紹介も出ているので、私なりに注目したところだけについて書きます。 ■<意味順>とは <意味順>とは単純に言い切ってしまえば下の図です。 ただし[だれ・なに]の「・」(中黒)は"A and/or B"(両方とも、あるいはどちらか一方だけ)を意味しますし(107ページ)、うえの要素の他にも(この地の文の[ ]表記は上の図の□表記を意味します)、[どのように(して)]と[なぜ]の要素が加わります(168ページ)。 この本ではこの<意味順>を手
【今回の災害でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈りします。ご遺族の皆様に心からのお悔やみを申し上げます。またご自宅などの多くを失った方々に心からのお見舞い申し上げます。加えていま避難所で苦難を覚えている方のためにお祈り申し上げます。地震も津波も原発もまだ予断を許しません。私たちがなしうることをすべてなしえますように。私は現在このような方針の下、ブログ活動をしています。】 関東圏の方は、計画停電で公共交通機関が麻痺し、長い行列で待つことも多いかと思います。 その時間をイライラしながら待つのではなく、忙しくて日頃できない身体の調整の機会としてとらえるのはいかがでしょうか。残念ですが地震や原発あるいは停電に関して、一般市民ができることは限られています。そうならば、徒に心を荒げることなく、身体を整えることで心を鎮めるというのはいかがでしょう。「安全な地域にいるから、お気楽なことを言いやがっ
このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、(3)英語教育に関する良質のコミュニケーションを促進すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。 今回の東北地方太平洋沖地震では、現時点でも1万人以上の死者が見込まれています。人と話をしている時にこの数字を述べた瞬間、西日本の人間である私でさえ、込み上げてくるものがありましたから、お亡くなりになった方のご家族・ご親族・ご友人におかれましては、その哀しみはいかばかりかと思います。 日本はしばらくこの喪失を弔う時間をもちます。かといって、(私のような)喪失の心情を理解もできない者が、大げさで自己満足的な言葉をかけるなら、それは逆に哀しむ方々の心を逆撫でするような真似に終わるでしょう。(このことは、阪神淡路
このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、(3)英語教育に関する良質のコミュニケーションを促進すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。 本日の学部ゼミ課題の一つは、本多勝一『日本語の作文技術』(朝日文庫)を読んでまとめてくることでした。 この本に書かれていることも、先週の内容と同様、当たり前のことなのですが、残念ながら多くの大学生はこの当たり前の作文技術を身につけていません(というより私自身も数年前にこの本を約30年ぶりに読んだら、いかに自分の文章の読点(「テン」「、」)の打ち方が恣意的であるかに気づき、愕然としました)。 本来、こういった基礎的な言語技術は中学校や高校でやっておくべきでしょうが、大学生の多くがこのような素養を欠く以上、時
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