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ブックマーク / ieei.or.jp (4)

  • 日本の気温推移と異常気象

    代替指標を用いた多くの研究や古文書によって、気候は太陽活動に支配されていることが明らかになっています。稿では日の気候に関する知見を紹介します。 縄文~江戸時代の気温推移 日の縄文時代は完新世最温暖期にあたり、気温は現在より2°Cほど高く温暖で湿潤な気候でした。縄文人が好んでべた貝類の殻を捨てた貝塚が内陸部で見つかっていることから、海面は今より3-5メートルも高く、縄文海進と呼ばれるように海岸線は内陸部に大きくい込んでいました。また縄文人は「トウカイハマギギ」という熱帯魚の一種を料にしていたことが、岡山県の彦崎貝塚や佐賀県の東名貝塚から骨が大量に発見されたことで明らかになりました。現在は寒冷な東北地方にある三内丸山遺跡で高度な縄文文化が長期間維持されたのも、当時の気候が今よりうんと温暖だったことが根的な要因です。 図表1に示すように、縄文時代に続く弥生時代は気温が低下し飛鳥時代

    日本の気温推移と異常気象
  • 容量市場を巡る議論から考える “電力システム改革の再定義”

    (「環境管理」からの転載:2021年1月号) 電力システムはその国や地域による特徴やそのときの社会状況、資源の調達などの諸条件によって制度設計がアレンジされなければならない。米国の経済学者であるRobert Wilsonが「自由化された電力市場の中には、2つとデザインが同じものはない。大規模な実験が進行中であり、比較研究から学ぶことができる」注1)としている通りだ。 電力市場の自由化に乗り出したからには、こうした試行錯誤を積み重ね、より良くする努力が不可欠であり、逆にいえば、そうした努力に対する覚悟もなくシステム改革に着手することは許されざることなのだろう。 そうした意味で、わが国がシステム改革の中で安定供給をどのように確保するかについて議論を呼ぶ容量市場を巡る議論について論じてみたい。 2020年9月14日、日における容量市場の第1回メインオークションの結果が、電力広域的運営推進機関(

    容量市場を巡る議論から考える “電力システム改革の再定義”
  • [PDF]停電はなぜ起こる

  • 福島で見る風評被害(1)

    これまで、私は主に福島第一原発事故によって起きた放射能以外の健康被害について色々な角度から述べてきました。健康被害の全容を知ることで、放射線に対する偏見・差別を少しでも減らせると考えていたからです。 しかしこの数年間で私が学んだことは、 「正しい知識を得られれば風評被害は減らせる」 という前提はあまりに楽観的過ぎた、ということでした。 風評被害を作り出しているものは、知識不足、感情論、イデオロギー、利害関係という単純なものにとどまりません。相馬に暮らすうちに、私が学んだことは風評被害もまたその他の被害と同じく、生の体験を無視しては語れない、ということでした。 風評被害の種類 福島への風評被害は少なくとも3種類に分類されると思います。 1つめは知識の偏り、あるいは知識不足によっておこるもの。これは福島で奇形が生まれている、鼻血が止まらない、などのフェイクニュースや、獣害による木の芽の変形を奇

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