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ブックマーク / nakamurakaoru.hatenadiary.org (4)

  • 京都の平熱 哲学者の都市案内 - 本を愛する医者のブログ...ほんのひととき

    京都の平熱 哲学者の都市案内 作者: 鷲田清一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/21メディア: 単行購入: 4人 クリック: 46回この商品を含むブログ (44件) を見る臨床看護2013年4月号 ほんのひととき 掲載 “古い町にあっていまの郊外のニュータウンにないものが三つある。一つは大木、一つは宗教施設、いま一つは場末だ。この三つには共通するものがある。世界が口を空けている場だということだ。・・・京都という街には、こうした世界が口を空けているところ、まだまだたっぷりある。ドラマで描かれるよりはるかに、形而上学的に妖しい街なのである”(書より) 私は学生時代から、京都を旅することが好きです。学会があるときにはその合い間に、あるいは連休を利用して年1回は、京都の町をぶらぶらする時間を作っています。以前、この欄でも紹介した『羊の歌』(加藤周一著)、『活動写真の女』(浅田

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  • 新・考えるヒント - 本を愛する医者のブログ...ほんのひととき

    新・考えるヒント 作者: 池田晶子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/02/11メディア: 単行購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (41件) を見る臨床看護2004年7月号 ほんのひととき 掲載 “精神には,自分に出会うという以上に喜びは存在しない。小林秀雄を読むときに要求される自覚の靱さと緊張感とが,まさしくそれだと言っていい。私は彼を読むたびに,自分が精神としてあることの喜びを,そのたびに新たにするものである"(書より) * 著者の池田晶子さんは,専門用語としての「哲学」ではなく,日常言語によって真に「考える」ための哲学表現を実践していて,最近では『14歳からの哲学−考えるための教科書』(トランスビュー社刊)などのベストセラーがあります。 書は40年前に書かれた小林秀雄著『考えるヒント』と同じ章立てと,引用も文脈に応じて適宜,さらに文体まで似ていると

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  • 東西/南北考 いくつもの日本へ - 本を愛する医者のブログ...ほんのひととき

    東西/南北考―いくつもの日へ (岩波新書) 作者: 赤坂憲雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 86回この商品を含むブログ (14件) を見る臨床看護2001年7月号 ほんのひととき 掲載 “日人の思考は「東西」に強く,「南北」に弱い。そこでは,ほとんどの問題は「南北」論としてではなく,「東西」論として現われ,しかも,それはつねに文化上の「都鄙(とひ)」の問題という装いを凝らす(書より)" * 書名をみて副題を見落とすと,「麻雀?」と勘違いされるかもしれません。 “東西から南北へ視点を転換することで多様な日の姿が浮かび上がる。「ひとつの日」という歴史認識のほころびを起点に,縄文以来,北海道・東北から奄美・沖縄へと繋がる南北を軸とした「いくつもの日」の歴史文化的な重層性をたどる。あらたな列島の民族史を切り拓く"

  • 『日本の歴史00 「日本」とは何か』 - 本を愛する医者のブログ...ほんのひととき

    とは何か 日歴史〈00〉 作者: 網野善彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/10/24メディア: 単行購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (36件) を見る臨床看護2001年3月号 ほんのひととき 掲載 “当り前と思われることを「奇観」つまり不思議だと見る眼。独創的な思想家はたいていそういう眼をもっています。何か珍奇なものをみつけるということではなく,すべての人が日常的に見ていることを,ちがった眼で見て「オヤ,おかしいじゃないか」と感じる。それは対象の問題でなくて,見る側の眼の問題で,そこに独創性というものが生まれるのです。"(丸山真男:『文明論之概略を読む』より) * 網野善彦さんは,日中世の民衆史,海民史を専門とする歴史学者であり,書は,網野さんが編集委員となって昨年秋より講談社から刊行され始めた『日歴史 全26巻』のプロローグとして書か

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