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ブックマーク / note.com/bxjp (8)

  • はっぴいえんど再評価以前の日本のロック史コレクション|bxjp

    「日のロック史」を昔から集めています。ロック史が載ってたらとりあえず買う、という感じ。昔からロックよりロック史のほうが好きかもしれない、ってくらいロック史が好きです。ポップス史はあんまり興味ないのですけど、ロック史は興味がある。やはりそこには批評精神があるからかなと思います。ポップス史は売れたものの話になりがちですが、ロック史はそれ以外の先駆的とか影響力とか孤高の存在だとか別の視点が必要になります。それは売上のようにわかりやすくは見えない部分で、そこを指摘することには意味がある。そういうポップス史があるなら読みたいと思いますけどね。 一体いつ誰がどんな風にロック史を記述してきたのか? そしてそれは何年のどの出来事を起点としているのか? そういうもののコレクションです。「日のロック史」史とでも言いますか。 日のロック史はいつ頃始まるか? 先に内田裕也のこんな発言を紹介しましょう。『RO

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  • ディスコグラフィの調べ方(国内ポピュラー編)|bxjp

    How to look up a discography (in Japan) ここでいうディスコグラフィとは、音楽家が発表した作品を時系列に並べたリストのことです。ディスク(レコード、CD)のグラフィ(記述方法)という意味ですが、最近は配信だけで物理的な盤がないケースも多いですね。ただ、それらの時代に生まれたアルバムやシングルという概念はまだ有効なので、アルバムを発表順に、シングルを発表順に並べるのが、ディスコグラフィの主要な作業となります。おおよそ「形式別」と「媒体別」のどちらかで作られています。 ・形式別(シングル、ミニアルバム、オリジナルアルバム、コンピレーションアルバム、映像作品……) ・媒体別(LP、EP、12inch、CD、MD、Beta、VHD、VHS、DVD、Blu-ray……) ディスコグラフィ作成の作業はつきつめれば2つだけです。 (1)どんな作品が出ていたのかを調べ

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  • 校正のバイトをしててよく直す箇所10選|bxjp

    時々、校正・校閲の仕事をバイトでやっています。主に、文字・文法の間違いを正すのが校正、文章内容の事実関係の間違いを正すのが校閲、です。 校正の仕事の中心は、誤字脱字衍字や助詞(「てにをは」など)の修正ですが、「それ以外も気になったところは赤字を入れてください」と言われる場合があります。そうして見ていくと、たびたび手を入れる箇所、定番の直しというのが浮かんできました。 ここでは文章を書く人に向けて、「別に直さなくてもいいかもしれないけど、気をつけた方が読みやすい文章になるんじゃない?」というのを10コ選びました。ワタシは校正を「文章の間違いを無くす」だけでなく「文章を読んだときの違和感を無くす」ものだと考えています。なので、他の人だったら直さないかもしれないものもあります。あくまで目安として読んでください。先に項目だけ抜き出します。 1. 順接の「が」が頻出する 2. 「も」を使いがち 3.

    校正のバイトをしててよく直す箇所10選|bxjp
  • 20世紀コギャル雑誌アーカイヴ|bxjp

    プロローグ (展覧会とかで入ってすぐに書いてある文章風に) 日は「20世紀コギャル雑誌展」にお集まりいただきありがとうございます。展は主に20世紀、とくに1990年代を中心に発行されていたコギャルを読者対象とする雑誌を蒐集・展示し、その歴史的/現代的意義を検討するものです。 コギャルとは1990年代に流行したある種の女子高生を示す俗称です。もとはディスコに通う女子大生を「イケイケギャル」と呼んでいたのに対して、ディスコに入場できない年齢の、格好だけ(イケイケ)ギャルの女子高生に対して、ディスコの入り口に立つ黒服が使っていた隠語でした。「カッコ・ギャル」略して「コギャル」と言われましたが、のち「高校生ギャル」「子ギャル」「小ギャル」と説明されるようにもなり由来がはっきりしません。いずれにしても大人の「ギャル」と未成熟な「コギャル」という対比であることは変わりません。彼女たちが読んでいた、

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  • インターネットがメインになってから“本のスケール感”が希薄になっている気がする|bxjp

    『日のZINEについて知ってることすべて』が発売されてから2週間ほど経ちました。今日はこののデザインについて書きましょう。こののデザイナーは山田和寛さんです。 このは雑誌連載をまとめたもので、連載時は毎回デザイナーを変更していました。まだ仕事をしたことがない人と仕事をしてみたい、という気分のせいです。毎回、デザインのテイストはかなりバラバラになり(機会があったら見比べてほしいです)、面白かったのですけど、それを一冊にまとめ直してもらう際は、なにかルールがあったほうがいいなと漠然と思っていました。ワタシには、雑誌は「動」、は「静」、というイメージがあるんです。 それで最初の打ち合わせでひとつ、山田さんにお願いしたことがあります。それは「掲載する図版はすべて実際と同じ比率にしてほしい」ということでした。これがどういう意味かといいますと。 A5サイズ(148×210mm)のとA4サイ

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  • 日本のテクノ史199X テクノはいかに聴かれ、作られ、語られたのか?|bxjp

    このテキストは1990年代の日のテクノの歴史を史料から辿ったものです。数年前に発売予定だった某音楽書籍に収録されるはずでしたが、結局出ないまま時間が過ぎました。お蔵入りさせるのももったいのでnoteに出してみます。文中で「書」と言っているのは、そののことです。「出る予定だったけど出なかったを読んでるんだな……」という気持ちで読んでください。約2万字です。 見出しだけ先に抜き出します。2000年代以降は言及してません。 ■「日のテクノ」とは何か ■1988年、テクノとセカンド・サマー・オブ・ラヴの誕生 ■日におけるDJブームとデトロイト・テクノの輸入 ■メディア上の認知とDELICのテクノ化 ■ハードコア・テクノ旋風とジュリアナTOKYO開店 ■テクノポップ再評価からYMO再生へ ■90年代東京テクノ・シーンの胎動 ■ケン・イシイの登場による国内シーンの活性化 ■電気グルーヴの『

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  • 昭和歌謡の年齢は?本名は?身長は? 家族関係についても徹底調査!|bxjp

    2017年8月、ネット上の記事がもとになり「昭和歌謡」についてちょっとした騒動があったのをご存知ですか? 昭和歌謡とはその名のとおり「昭和の時代に作られた歌謡曲」のことで、明治歌謡・大正歌謡の次に作られた歌謡曲です。ここではそんな昭和歌謡についてワタシ自身もいまいちわかっていなかったので調べてみました! 「昭和歌謡」騒動の経緯は?2017年8月24日に柴那典×大谷ノブ彦による対談記事「ヒップホップ警察を追い返せ!!【ゲストぼくのりりっくのぼうよみ】」が期間限定で無料公開されました(今はもう無料では読めません)。 この記事の中で、音楽ライターの柴那典さんが〈どうやら「昭和歌謡」って、僕が最初に雑誌で使った言葉らしい〉と発言しました。これは輪島裕介さんの新書『創られた「日の心」神話』(光文社新書/初版2010-10-20)というにそう書いてあるそうです。「昭和歌謡」という言葉をデータベース

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  • 「地下アイドル」という言葉はいつどのように使われはじめたのか|bxjp

    先日、地下アイドル兼ライターの姫乃たまさんに仕事で会う機会を得て、事前に「地下アイドル」について少しでも調べておこうと、資料になりそうなものをいくつか読んでみた。どうやら「インディーズアイドル」「ライブアイドル」と同じもののように思えた。しかしアイドルに疎いワタシにそう見えてしまうだけで、アイドルファンはなんとなく使い分けてるのではないかな、という気もした。これはとりあえず調べたその記録である。あ、もちろん姫乃さんの『潜行 地下アイドルの人に言えない生活』(2015年9月22日発行/サイゾー)は先に読んだ。 ■「地下アイドル 定義」で検索とりあえずふつうに「地下アイドル 定義」で検索していたら、下記のような記事が見つかった。 明確な定義はないが、地下アイドルとは地上波テレビなどの出演はほとんどなく、ライブ中心に活動しているアイドルのこと。テレビの歌番組が減った1990年代以降、登場した。地

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