商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書) 作者: 新雅史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/05/17メディア: 新書購入: 12人 クリック: 323回この商品を含むブログ (59件) を見るこれは見事な論考だ。著者はまだ三十代で、初めての単著ということであるが、的確な基礎理論を背景に、「商店街」という対象に鋭く切り込んでいるのに感銘を受けた。商店街というものが戦後の産物だというのに、まず目を見開かれる。そして商店街は、保守の基盤のひとつとして、恥をを知らぬ政治的な圧力団体となり、行政から手厚い保護(いわゆる「大店法」)を受けるようになって、いわゆる「既得権益」という存在に成り下がってしまう。 しかし、商店街の規制の及ばない、国道バイパス沿いなどにショッピングモールが出来るようになり、また、商店街の内部がコンビニ化することなどによって、商店街の
![商店街の崩壊を論じた名著 - オベリスク日録](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6fcab1150aa0ac9756e6412356825994f93b1d87/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F31RenivFviL._SL160_.jpg)