タグ

ブックマーク / robot.watch.impress.co.jp (8)

  • 認知ロボットの実験から考える「自己」とは?

    12月15日、東京財団の研究プロジェクト「VCASI(ヴィカシ。Virtual Center for Advanced Studies in Institution=制度にかかわる仮想高等研究所=仮想制度研究所の略称)」(主宰:青木昌彦スタンフォード大学名誉教授)は、独立行政法人理化学研究所(理研)の脳科学研究センターにて、認知発達ロボティクスの研究を行なっている谷淳氏によるセミナーを開催した。 谷淳氏は「脳・認知ロボットの実験から考える内在的な自己について」と題して講演した。テーマは、自己のありようについて。自己には「最小自己」「社会的自己」「自己参照的自己」の3段階があるという。そして「自己」は、過去の回帰と、将来の予測の相互作用において自己組織化される臨界的な状況において存在するものだと述べた。レポートする。 ●身体性と反射だけでは知的なロボットはできない 谷淳氏は、1981年に早稲

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2009/12/18
    やつぱりフッサールがでてきた。
  • これが現代の巨大海上建造物だ! 羽田空港「D滑走路」見学会レポート

    国土交通省 関東地方整備局 東京空港整備事務所は、11月10日、「歩いてD滑走路島へ」と題した羽田空港に建設中の「D滑走路」のプレス向け見学会を行なった。「D滑走路」とは羽田空港の南端に現在建設中の4番目の滑走路である。滑走路の長さは2,500m、幅は60m(空港島の全長は3,120m)。羽田の年間の発着能力を現在の約30万回から約41万回に増強することを目標にしている。 まずは地図をご覧頂きたい。羽田空港は多摩川河口域にある。そして羽田空港と約620mの「連絡誘導路」で結ばれた「D滑走路」は、多摩川の河口をそのまま延長した「河口法線」を横切る形となっている。多摩川の通水性は確保しなければならないが、反対側に寄せてしまうと今度は東京港第一航路をふさぐことになってしまう。そこで「D滑走路」では両者を両立させるために多摩川河口法線内部となる一部は桟橋(1,100m)、そしてそれ以外の部分は埋め

  • 前田武志さん、大人が乗れる二足歩行ロボット「OmniZero.9」を開発

    ロボットビルダーの前田武志さんは、体重50kgを超える大人が乗れる二足歩行ロボット「OmniZero.9(オムニゼロ・テン・キュー)」を開発し、富山で9月26日と27日に開催されたホビーストたちによる二足歩行ロボットの格闘大会「第16回ROBO-ONE」に出場し、予選・戦共に優勝した。「第16回ROBO-ONE」に関しては後ほど詳報するが、「OmniZero.9」のデモンストレーションと決勝戦の様子だけ速報する。 「OmniZero.9」は身長105cm、重量25kg。日遠隔制御のロボット用サーボモーターを使い、肩に大きな車輪が着いた赤いボディのロボットだ。二足で歩行するだけでなく肩と膝の車輪を使った移動もできる。さらに体重52kgの前田武志さんを載せて立ち上がり、歩行で方向転換することができる。外装はスポンジ状のEVA素材で作られており、マジックテープで簡易に着脱が行なえるようにな

  • 三鷹光器と国立天文台、太陽を追尾する「太陽光集光実験装置」を開発

    アニメアニプレックスの最新情報発信イベント「Aniplex Online Fest 2024」が9月16日オンライン開催決定! 「まどマギ」、「Fate/strange Fake」のほか新作アニメの情報も 8月16日 18:00

  • 身の丈のロボットイベント「ROBO_JAPAN」終了、来場者数は55,696人〜一般からのロボットへの興味は5年前から変化なし?

    身の丈のロボットイベント「ROBO_JAPAN」終了、来場者数は55,696人 ~一般からのロボットへの興味は5年前から変化なし? 29企業、7大学・専門学校、7団体が出展した「ROBO_JAPAN」が終了した。当初、2000年頃のロボットブーム立ち上がりのときに開催された世界初のパートナーロボットの博覧会「ROBODEX」の後継というふれこみで始まったこのイベント。しかしながら、主催側の思惑ほど出展者・スポンサーが集まらず、結局のところは規模を縮小して開催された。使用したホールはパシフィコ横浜のDホールのみだった。 「ROBODEX」のときと違ってロボット事業そのものから撤退してしまったソニーはもちろん、田技研工業からもブース出展はなく、メインステージでのASIMOのデモンストレーションのみ。NECやサンヨー、パナソニックといった家電関連企業からの出展はなし。一時は期待されたトヨタ自動

  • 脳と機械を直結するBMI技術は身体観や人間観を変える~「日本生理学会若手の会 サイエンスカフェ 身体と機械の境界」レポート

    脳と機械を直結するBMI技術は身体観や人間観を変える ~「日生理学会若手の会 サイエンスカフェ 身体と機械の境界」レポート 9月14日、東大教養学部駒場ファカルティハウスにて、日生理学会若手の会が主催するサイエンスカフェ「身体と機械の境界」が行なわれた。 「サイエンスカフェ」とは、研究者たちと一般人が同じ目線でお茶や軽を片手に科学について語り合うという趣旨の催し。近年、日国内でも盛んに行なわれているが、日生理学会若手の会主催の「サイエンスカフェ」が学会を離れた場で行われるのは今回が初めて。テーマは身体機能の拡張や拡大。 今回のパネリストは、NTTコミュニケーション科学基礎研究所で人間の知覚特性や錯覚を利用したデバイスの開発等を行なっている雨宮智浩氏、東京大学研究拠点形成特任研究員で「エンハンスメントの哲学と倫理」という教育プログラムを主催している植原亮氏、東京スペースダンスの舞踏

  • コラム: 通りすがりのロボットウォッチャーデザインと行動の落差

    なんたって日人はロボットマンガやアニメを見て育ってきたので、ロボットの見た目にはうるさいのと違うだろうか。 ロボットを一目見ただけで、主役メカ、脇役メカ、敵メカという認識をしてしまう審美眼を持っているといえる。これはもう、DNAに刷り込まれているといってもいい。ロボットマンガで育った第一世代には、すでに孫がいるという時代だしね。 ● 主役ロボットは唯一無二の存在 ロボットマンガやアニメの主役ロボットは、一目見ただけで他とは違う形をしている。そのうえで、カッコよかったり、色が違っていたり、特殊能力があったりする。 その存在は唯一無二といえる。他に同じものはないのが主役ロボットの特徴だ。そして、そのことが「正義の味方」の象徴ともいえるわけだ。 創世記のロボットアニメでは、そうした主役ロボットがどうしてできたのかには、それほどの説明がいらなかった。 「天才的な博士が1人で作った」 「日軍の秘

  • 研究者自身のコピーロボット「ジェミノイド」公開

    ジェミノイドは46自由度を持ち、エアーコンプレッサーで駆動する。通信や電源のケーブルは尻の部分から出ており、椅子の軸部分を通して見えないように隠している。体は石黒氏の全身を型どりしてコピーした。頭部は頭蓋骨の外形をMRIで撮像してコピーしたという。皮膚表面はシリコンゴム製である。体を作製したのは株式会社ココロ。体製作期間はおよそ半年で、ソフトウェアに2、3カ月程度かかっているという。 実在の人間とロボット技術とを融合することで、人間の動作やしぐさ、外観をコピー。実際の人間の「存在感」を写し取って、モデルとなった人間が別の場所に同時に存在する、いわゆるテレイグジスタンスを実現する、あるいはそのためには何が必要かを探るテストベット・ロボットとして開発された。 人間の存在感は人それぞれ固有のものである。コミュニケーションにおいては、対話相手が人の情報を持っているかどうか、どんな相手と喋っ

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2006/07/21
    「人間の持つ「存在感」の本質」「存在感は人と人との関係の間で問われるものである」「内面と外面、身体と心を分離することは可能ではないか」
  • 1