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ブックマーク / satoumamoru.hatenablog.com (3)

  • 特攻隊と志賀海軍少佐 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    台風9号が首都圏を直撃したが、被害が予想以下だったことは良かった。刻々と情報が流されたことが効果的だったのだろう。戦争の勝敗も情報が制する! 昨日は都心で2件会合があったのだが、台風情報で繰り上げたり、切り上げたりして、かろうじて“ずぶぬれ”になるのを回避できた。転居したばかりの我が家は、滝のように流れる雨水が玄関前を流れたが被害もなく、近代家屋構造の効果を思い知った。被害にあわれた方にはお見舞い申し上げたい。 ところで、文芸春秋9月特別号に『証言・父と母の戦争』特集が組まれている。 「巨大な運命の渦に際した父母の世代は如何に生きたか。子供達が語る歴史の一こま、鮮明な人生のドラマ」とリードにあるが、短文ながら読んでいて胸に迫る。防大時代の我同期生・落合蔲君の「『沖縄決戦』父・太田実中将の覚悟」は、戦後防大に入って海上自衛官になり、湾岸戦争後のペルシャ湾に機雷掃海隊を率いて“参戦”し戦果を上

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  • 昭和の生き証人・瀬島龍三氏死去 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    幹部学校普通課程に入校していた1等空尉時代、陸士51期の戦史教官から色々と御指導を受けたことがある。小・中学生時代から「戦記もの」が大好きで、それが「戦史」に収斂し始めたのはこの時からだったかと思う。 戦史教官室に入り浸り、戦史史料を乱読していた私に、「君が関心を持って調べている戦例の真実が、その資料にすべて書かれていると思ってはならない。どうも納得出来ない点については、その作戦にかかわった“当事者”が今も存命だから書かれていないということが多い。例えば真珠湾作戦のような、圧倒的大勝利に終わったものは、当時のマスコミを含めておだて挙げ、根掘り葉掘り書くから資料はそろっていることが多いが、失敗した作戦については、関係者が残っている場合には『そっとして触れない』という日独自の“慣習”があるものだ。だから君が一生懸命に研究しても、疑問点が一向に払拭できないのだ。やがて時が経ち、関係者は去ってい

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  • 軍隊はなぜ存在するか? - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    今朝の産経新聞一面(一部5面)の「敵基地攻撃論」は面白い。「先制攻撃」「予防攻撃」という、いわば軍事常用語を回避して、専守防衛を旨とする日特有な「敵基地攻撃論」のまやかしを追及しているからである。 「単純な例え」として、予防攻撃は「銃を持って立っているだけの相手に発砲すること」、先制攻撃は「銃をこちらへ向けている相手に先んじて撃つこと」、そして敵基地攻撃論は「こちらに銃を向けて引き金に指をかけた相手への発砲」だという。 石破元防衛庁長官は「敵が日への急迫不正の侵害に着手した時点」を攻撃の前提としたが、政治家としてはそのような表現しか使えなかったろうから、発言としては「適切」だったかも知れないが、現実には「誰がそう判断するのか?」という点で大いに疑問が残る。 私のように34年間も戦闘機に乗って「見敵必殺」精神を叩き込まれ、叩き込んできた者にとっては、上空で発見した「機影」は、すべて敵であ

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