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ブックマーク / www.kadokawa.co.jp (48)

  • 折口信夫 魂の古代学

    マレビト、依代、常世など数々の創造的概念によって、独自の古代学を切り拓いた折口信夫。多彩な仕事を貫く根源的な問いとは? 戦前の神道教学への批判。万葉集の初の口語訳。身体の美を語る芸能研究。自らの実感を表現する小説作品。震災下の朝鮮人殺害に抗議する激しい詩篇……。急激な近代化の渦中で、未来の日人のために新たなる信仰を求めて時代と格闘。日人の心の奥底にある古代的な宗教心性を解きあかそうとした、知の巨人の姿に迫る。 マレビト、依代、常世など数々の創造的概念によって、独自の古代学を切り拓いた折口信夫。多彩な仕事を貫く根源的な問いとは? 戦前の神道教学への批判。万葉集の初の口語訳。身体の美を語る芸能研究。自らの実感を表現する小説作品。震災下の朝鮮人殺害に抗議する激しい詩篇……。急激な近代化の渦中で、未来の日人のために新たなる信仰を求めて時代と格闘。日人の心の奥底にある古代的な宗教心性を解きあ

    折口信夫 魂の古代学
  • 猫の王 猫伝承とその源流

    定価: 円 (体円+税) 発売日:2024年04月25日 判型:文庫判 商品形態:文庫 ページ数:544 ISBN:9784044008192

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  • 漢文の読法 史記 游侠列伝

    中国の第一正史とされる、司馬遷『史記』。中国古典ファンなら誰もが一度は原文で読んでみたいこの重要書を、漢文の解説を辿りながら原文で読める一冊。『史記』のなかでも短くまとまり、かつ内容のおもしろい「游侠列伝」の全文を15日間で読もう。詳しい語釈や文法の解説を辿りながら一文一文丁寧に読み進めることで、漢文の読解力が高まります。西田太一郎『漢文の語法』読者必見! 中国の第一正史とされる、司馬遷『史記』。中国古典ファンなら誰もが一度は原文で読んでみたいこの重要書を、漢文の解説を辿りながら原文で読める一冊。『史記』のなかでも短くまとまり、かつ内容のおもしろい「游侠列伝」の全文を15日間で読もう。詳しい語釈や文法の解説を辿りながら一文一文丁寧に読み進めることで、漢文の読解力が高まります。西田太一郎『漢文の語法』読者必見!

    漢文の読法 史記 游侠列伝
  • 風雅と官能の室町歌謡 五感で読む閑吟集

    〈目次〉 はじめに 序章 小歌概説 味わう 第一章 青梅の枝──性愛の讃美 触れる 第二章 寝肌の争い──姉と妹の物語 第三章 打つ女・打たれる女──官能の倒錯美 嗅ぐ 第四章 簾からこぼれる香り──王朝の文化と中世の遊び 第五章 残り香と面影──東下りの殿をめぐって 聴く 第六章 一節切尺八の音色──王昭君の悲劇・稚児の恋 第七章 唐櫓の響き──遊女の恋 視る 第八章 意匠・文様との交響──花筏・花靱・水車・誰が神図 第九章 動物の小歌と禅の絵画──燕・蛤をめぐって 参考文献 図版所蔵・出典一覧 おわりに 〈目次〉 はじめに 序章 小歌概説 味わう 第一章 青梅の枝──性愛の讃美 触れる 第二章 寝肌の争い──姉と妹の物語 第三章 打つ女・打たれる女──官能の倒錯美 嗅ぐ 第四章 簾からこぼれる香り──王朝の文化と中世の遊び 第五章 残り香と面影──東下りの殿をめぐって 聴く 第六章 一

    風雅と官能の室町歌謡 五感で読む閑吟集
  • 権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    天皇の側近である蔵人頭に抜擢され、一条天皇や東三条院、藤原道長の篤い信任を得て昇進を重ね、権大納言にまで上りつめた藤原行成。彼が書き残した摂関期の日記が『権記』である。宮廷の政治や儀式がこと細かく記録されており、当時の政務運営や権力中枢の深奥、秘事までが把握できる貴重な史料といえる。貴族たちの知られざる日常生活を記した興味深い出来事を厳選し、原文・現代語訳と書き下し文、コラムと解説を収載する。 天皇の側近である蔵人頭に抜擢され、一条天皇や東三条院、藤原道長の篤い信任を得て昇進を重ね、権大納言にまで上りつめた藤原行成。彼が書き残した摂関期の日記が『権記』である。宮廷の政治や儀式がこと細かく記録されており、当時の政務運営や権力中枢の深奥、秘事までが把握できる貴重な史料といえる。貴族たちの知られざる日常生活を記した興味深い出来事を厳選し、原文・現代語訳と書き下し文、コラムと解説を収載する。

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  • 数学の世界史

    数学はそれ単体で進化したのではない。各々の文明圏から生じ、征服と同化を繰り返しながら一つの「世界の数学」に収斂していく文化的征服史といえる。歴史の流れの中で数学をとらえ、新しい数学観を見出す。 数学はそれ単体で進化したのではない。各々の文明圏から生じ、征服と同化を繰り返しながら一つの「世界の数学」に収斂していく文化的征服史といえる。歴史の流れの中で数学をとらえ、新しい数学観を見出す。

    数学の世界史
  • 陰陽師たちの日本史

    プロローグ 第一章 「陰陽道」とはなにか 1 「陰陽道・前史」を探る 2 呪術・祭祀を担う陰陽師 3 安倍晴明をめぐる謎 第二章 陰陽師・安倍晴明の現場へ 1 焼失した霊剣と五帝祭 2 呪詛と祓えをめぐる陰陽道 3 冥府の神、泰山府君 4 火星を祭る 第三章 中世、動乱の時代の陰陽師たち 1 安倍晴明の末裔たち 2 陰陽師たちの「戦国」 3 『ほき内伝』という謎の書物 断章 いざなぎ流は「陰陽師」なのか 陰陽師を今に伝える「いざなぎ流」? 「呪詛返し」の儀礼といざなぎ流 「呪詛の祭文」と取り分け儀礼 「式王子」の秘法 いざなぎ流の背後に隠された系譜 民間「陰陽師」たちの動向 いざなぎ流は「陰陽師」なのか 第四章 江戸時代の陰陽師たち 1 江戸時代前期ーー変貌する陰陽道 2 西洋天文学と出会う陰陽道 第五章 陰陽師たちの近代と折口信夫 陰陽師たちの明治維新 斎藤励『王朝時代の陰陽道』と柳田国

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  • 古墳とはなにか 認知考古学からみる古代

    なぜ、日列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。神格化の装置から単なる墓へ。3世紀から7世紀の日列島に16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。 なぜ、日列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。神格化の装置から単なる墓へ。3世紀から7世紀の日列島に16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最

    古墳とはなにか 認知考古学からみる古代
  • 縄文土器・土偶

    縄文人はどんな人たちだったのか? その謎を解く鍵は、彼らが使った道具にあった! 日各地でつくられた土器・土偶。その造形は摩訶不思議で奇天烈だが、意表を突く原始的な力強さを持つ。火焔土器、ミミズクやハート形の土偶などから、自然と共存した生活や交流・精神世界までもが見えてくる。縄文の主要な作品をカラー写真と最新の科学的知見を盛り込んだ解説で紹介。縄文時代の国宝全6点を含む図版 100 点超えの入門書の決定版。 縄文人はどんな人たちだったのか? その謎を解く鍵は、彼らが使った道具にあった! 日各地でつくられた土器・土偶。その造形は摩訶不思議で奇天烈だが、意表を突く原始的な力強さを持つ。火焔土器、ミミズクやハート形の土偶などから、自然と共存した生活や交流・精神世界までもが見えてくる。縄文の主要な作品をカラー写真と最新の科学的知見を盛り込んだ解説で紹介。縄文時代の国宝全6点を含む図版 100 点

    縄文土器・土偶
  • 日本人の仏教史

    6世紀に大陸より伝来した仏教は、早くから日人固有の宗教観と結びついてきた。空海・日蓮・親鸞・一遍のような宗祖だけでなく、空也・円空・木喰などの遊行僧をはじめ、熊野信仰や修験道などの山岳宗教、そして高野聖、山伏、放下など無名の民間僧に注目し、その歴史を辿る。どの時代でも根底にあるのは、庶民による信仰だった。明治の排仏毀釈を経て、現代へと至る長大な歴史に、仏教民俗学の泰斗が新たな光を当てる。 6世紀に大陸より伝来した仏教は、早くから日人固有の宗教観と結びついてきた。空海・日蓮・親鸞・一遍のような宗祖だけでなく、空也・円空・木喰などの遊行僧をはじめ、熊野信仰や修験道などの山岳宗教、そして高野聖、山伏、放下など無名の民間僧に注目し、その歴史を辿る。どの時代でも根底にあるのは、庶民による信仰だった。明治の排仏毀釈を経て、現代へと至る長大な歴史に、仏教民俗学の泰斗が新たな光を当てる。

    日本人の仏教史
  • 藤原公任 天下無双の歌人

    百人一首の「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」の歌で著名な藤原公任。栄光の家系に生を受け、有職故実に造詣が深く、音曲・漢詩・和歌などの風流文事に優れた才能を発揮した。社交の花形として活躍したが、政治家としては巨星・藤原道長をめぐる惑星の存在にとどまった。政界の頂点を断念し、宮廷のカリスマとして文化面の指導的地位に立った生涯を、研究の第一人者が描く人物評伝。解説:谷知子 第一章 三舟の才人、天下無双の歌人 第二章 栄光の家系 第三章 得意と失望とのはざま 第四章 権力者をめぐる惑星 第五章 栄華の余光 第六章 憂愁の晩年 百人一首の「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」の歌で著名な藤原公任。栄光の家系に生を受け、有職故実に造詣が深く、音曲・漢詩・和歌などの風流文事に優れた才能を発揮した。社交の花形として活躍したが、政治家としては巨星・藤原道長をめ

    藤原公任 天下無双の歌人
  • 笠置シヅ子 昭和の日本を彩った「ブギの女王」一代記

    やむにやまれぬ事情で養女として育てられるも、養父母の深い愛情を受け、明るい笑顔と歌の才能で人生を切り拓いていった笠置シヅ子。彼女は『東京ブギウギ』や『買物ブギー』など、数多くの楽曲で、敗戦から復興へと進む日社会を、持ち前の笑顔と歌声で励まし、勇気づけた。再び起ち上がっていく戦後日のシンボルとなり、一世を風靡した「ブギの女王」はいったい、どんな人物だったのか? 彼女の波瀾万丈の一生を追う。 やむにやまれぬ事情で養女として育てられるも、養父母の深い愛情を受け、明るい笑顔と歌の才能で人生を切り拓いていった笠置シヅ子。彼女は『東京ブギウギ』や『買物ブギー』など、数多くの楽曲で、敗戦から復興へと進む日社会を、持ち前の笑顔と歌声で励まし、勇気づけた。再び起ち上がっていく戦後日のシンボルとなり、一世を風靡した「ブギの女王」はいったい、どんな人物だったのか? 彼女の波瀾万丈の一生を追う。

    笠置シヅ子 昭和の日本を彩った「ブギの女王」一代記
  • 完本 妖異博物館

    古今東西、日各地の奇談・怪談を1冊に。ろくろ首、化け、河童などの幽霊・妖怪から怪鳥退治の話題まで。さらにその類例や原典を、国内外から探し出す。巻末には新たに索引も収録。底は『妖異博物館』、『続 妖異博物館』(ともに青蛙房刊)。 解説:常光徹 【目次】 妖異博物館 化物振舞/大入道/一つ目小僧/轆轤首/舟幽霊/人身御供/人魂/異形の顔/深夜の訪問/ものいう人形/ものいう/怪火/狸の火 大/化け/狐の嫁入り/狸囃子/猿の刀・狸の刀/鼠妖/大鳥/白鴉/河童の執念/海の河童/百足と蛇/古蝦蟇/蜘蛛の網/大鯰/妖花/茸の毒 果心居士/飯綱の法/山中の異女/人の溶ける薬/煙草の効用/天狗になった人/天狗の夜宴/ 生霊/小さな妖精/執念の転化/気の病/形なき妖/大山伏/消える灯/夜光珠/化物の寄る笛/持ち去られた鐘/銭降る/の小判/雁の財布/古兜/斬られた石/魚石/提馬風/風穴 など 続妖

    完本 妖異博物館
  • 怪談

    「聞いていただこう、ホーイチ・ジ・イヤーレスの物語を──」円城塔 作家・円城塔が、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの名著「KWAIDAN」を直訳! ダン・ノ・ウラの戦いの物語を──最も悲哀の深いくだりであるから(「ミミ・ナシ・ホーイチの物語」) オ・ジョチューは振り返り、そうして袖を下ろすと手で顔を撫でてみせ──(「ムジナ」) スライド式のスクリーンを開け、そうして彼は見たのだったが、ランタンの光に照らし出された五人の寝姿には──首がなかった!(「ロクロ・クビ」) 日という未知の国の物語を、英語読者に向けて語るハーンの流儀を再現すると、日の言葉はただのアルファベットの連なりで得体のしれない音となり、読み手の前に呪文のように放り出され、全てが説明されるわけでもない。当然これは、英語読者にとって「読みやすい物語」ではなく「驚異の書」として受け止められたことだろう。(「訳者あとがき」) 19

    怪談
  • つれづれなる数学日記

    数学を嗜む人々の中で、「おもしろいこと(摩訶不思議なこと?)を考える人」として認知度の高い著者が、普段どのような思考で、数学と向き合っているのか? 他人と全く違う視点なのか? それとも些細なアプローチの違いなのか? 鯵坂もっちょ氏の頭の中を、365日分のエッセイで読み解いていく。 ここ数年で、結婚、双子が誕生と等比数列で家族が増えていった日常を、綴りながらも 数学の面白み、発見、数学的思考のヒントも楽しめるはず!? 【目次】 ・3月 好きな複素数は何ですか? ・4月 3密は数学用語 ・5月 バビロニア人に伝えてくれ ・6月 センチメートル速1/5秒 ・7月 あつまれ 鳩の巣論法 ・8月 寝起きで聞くには重大すぎる ・9月 豆腐でコンピューターを作るには ・10月 お腹の中の集合と位相 ・11月 環はオムライスである ・12月 聖なる夜には素因数分解 ・1月 1引く2割る3足す4かける5 ・

    つれづれなる数学日記
  • 日本の戦死塚 増補版 首塚・胴塚・千人塚

    合戦、自決、処刑による亡骸を埋葬したと伝えられている戦死塚。ときに死者の霊力を崇敬し、ときに怪異や怨霊の源として畏怖する塚伝承には、「敗者」の声なき声を記憶にとどめようとする日人の心意が刻みこまれている。各地に残る平将門の首塚と胴塚。元寇、戦国の合戦、幕末維新の無数の死者たちの千人塚。敵と味方の死を冷酷に峻別した戊辰戦争──。大幅増補によって全国1686例の戦死塚一覧、現地写真125点を収録した決定版。 合戦、自決、処刑による亡骸を埋葬したと伝えられている戦死塚。ときに死者の霊力を崇敬し、ときに怪異や怨霊の源として畏怖する塚伝承には、「敗者」の声なき声を記憶にとどめようとする日人の心意が刻みこまれている。各地に残る平将門の首塚と胴塚。元寇、戦国の合戦、幕末維新の無数の死者たちの千人塚。敵と味方の死を冷酷に峻別した戊辰戦争──。大幅増補によって全国1686例の戦死塚一覧、現地写真125点

    日本の戦死塚 増補版 首塚・胴塚・千人塚
  • 先祖供養と墓

    人の墓と葬送儀礼について、古代から近世までを語る。基的に日人にとっての葬送とは、死霊を鎮めて大地の下に封印すること。死霊を封印する"モガリ"という構造物が墓に発展する、というのが著者の主張。勿論 日人の墓と葬送儀礼について、古代から近世までを語る。基的に日人にとっての葬送とは、死霊を鎮めて大地の下に封印すること。死霊を封印する"モガリ"という構造物が墓に発展する、というのが著者の主張。勿論、読経も死霊を封印する呪文だった。中世から近世になって、仏教が大衆化する過程でドメスティックな習俗に寄り添っていったのが、いわゆる葬式仏教らしい。著者によると、「大衆が仏教に求めたのは基的には葬式仏教」なので、今の寺のあり方は必然性があるという。だから、「宗教は何よりも死者のためにある」そうである。 …続きを読む

  • 禍いの大衆文化 天災・疫病・怪異

    古代から現代に至るまで、大衆もまた作者だった。地震、火事、疫病など様々な集団的経験を経て、恐怖や悲しみを乗り越えるために、人々が創り出したものは何だったのか。 災厄と救いの想像力をヒントに、民衆の心性に迫る。『日大衆文化史』に続く、大衆文化研究プロジェクトの第2弾! 【執筆参加者】 小松和彦、香川雅信、高橋 敏、福原敏男、高岡弘幸、齊藤 純、横山泰子、香西豊子、川村清志、伊藤慎吾 【内容】 序 疫病と天災をめぐる大衆文化論の試み(小松和彦) 第一章 疫病と怪異・妖怪──幕末江戸を中心に 第二章 疫病を遊ぶ――疱瘡神祭りと玩具 第三章 鯰絵と江戸の大衆文化 第四章 幕末コレラの恐怖と妄想 第五章 風の神送ろッ――説話を紡ぎ出すもう一つの世界 第六章 大蛇と法螺貝と天変地異 第七章 岡綺堂と疫病――病歴と作品 第八章 近代、サイの目、疫病経験――明治期の衛生双六にみる日常と伝染病 第九章 

    禍いの大衆文化 天災・疫病・怪異
  • 〈キャラクター〉の大衆文化 伝承・芸能・世界

    の創作文化に欠かせない、キャラクター。17のテーマで大衆文化のコアに挑む。 【執筆参加者】 荒木 浩、前川志織、木場貴俊、金水 敏、芦津かおり、井上章一、永井久美子、佐々木高弘、佐野明子、青木 然、山口記弘、深谷 大、近藤和都、江口久美、松井広志、マイケル・エメリック、久留島元 【目次】 序 〈キャラクター〉と〈世界〉の大衆文化史 第1部 〈キャラクター〉とはなにか 第一章 《キャラクター》と《人格》について 第二章 ヤマト・ハムレット七変化 コラム1 キャラクターと翻訳の可能性 第2部 美人というキャラクター 第三章 美貌の歴史と美術の歴史 第四章 「世界三大美女」言説と戦後日の美人観――小町とヘレネの交代から考える 第五章 「キャラクター」としての麗子――画家・岸田劉生の《麗子像》連作から 第3部 伝承世界とキャラクター 第六章 「シン・ゴジラ」の世界観――キャラクター化された「

    〈キャラクター〉の大衆文化 伝承・芸能・世界
  • 日本語をどう書くか

    人は二つの日語を使い分けている。古来受け継がれてきた日常の「話し言葉」に対し、外国文化を直訳し理解するために作られた人工の「書き言葉」。よい文章を書くには、その決定的な違いを知ることが不可欠だ。句読点や段落の切り方、語感の豊かな言葉選び、文末語の変化が生み出すリズムや余韻――。言文一致という幻想を疑い、ホンネとタテマエの文化的二重構造に切り込む。近代日語の誕生から解き明かす異色文章読。 日人は二つの日語を使い分けている。古来受け継がれてきた日常の「話し言葉」に対し、外国文化を直訳し理解するために作られた人工の「書き言葉」。よい文章を書くには、その決定的な違いを知ることが不可欠だ。句読点や段落の切り方、語感の豊かな言葉選び、文末語の変化が生み出すリズムや余韻――。言文一致という幻想を疑い、ホンネとタテマエの文化的二重構造に切り込む。近代日語の誕生から解き明かす異色文章読

    日本語をどう書くか