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ブックマーク / www.kobunsha.com (13)

  • はじめから国宝、なんてないのだ。 小林泰三 | ノンフィクション、学芸 | 光文社

    ハジメカラコクホウ、ナンテナイノダ。 2023年12月20日発売 定価:1,760円(税込み) ISBN 978-4-334-10180-0 ノンフィクション、学芸 判型:四六判ソフト はじめから国宝、なんてないのだ。感性をひらいて日美術を鑑賞する小林泰三/著 美術館で国宝を見てもなんだかピンとこないのは、感性や教養がないからではなく、作品との距離感や古びた色彩などにより作品が語りかける声が聞こえにくいから。書では、国宝をはじめとした日美術をデジタル復元で当時の色彩に戻し、制作された時の環境で鑑賞することで見えてくるストーリーを紹介。どんな作品も、はじめから国宝なのではない。ストーリーを理解することで感性がひらき、日美術の鑑賞が自分のものになる!

  • 段落論 石黒圭 | 光文社新書 | 光文社

    ダンラクロン 2020年2月19日発売 定価:902円(税込み) ISBN 978-4-334-04461-9 光文社新書 判型:新書判ソフト 段落論日語の「わかりやすさ」の決め手石黒圭/著 文章を書くことは「引っ越し」に似ている。部屋に散らばる無数の小物をそのまま運びだし、トラックの荷台にバンバン載せていくと、あとで崩れて大変なことになる。衣類、器、文房具、おもちゃなど、種類別にラベルを貼って段ボール箱に詰め、それを荷台に積みこむことで、効率のよい引っ越しができる。同様に、文章を書くときも、書き手の頭にある無数の「文」を、「段落」という箱に整理して入れ、順々に運び出すことが大事である。読み手の頭という新居に荷物が届いたら、ラベルを頼りに仕分けして梱包を解けば、そのまま適切な場所にしまえる。文章による情報の引っ越しは、「段落」という箱の使い方にかかっているのだ。 目次 はじめに 第一部

  • 洋画家の美術史 ナカムラクニオ | 光文社新書 | 光文社

    ヨウガカノビジュツシ 2021年1月20日発売 定価:1,232円(税込み) ISBN 978-4-334-04517-3 光文社新書 判型:新書判ソフト 洋画家の美術史ナカムラクニオ/著 あちこちの美術館や切手で見たことはあっても、実はよくは知らない「洋画」の世界。「日の近代洋画はオムライスと似ている。外側は、西洋のオムレツ風。中身は日的なケチャップご飯だ」と述べる著者が、独自に進化した「和製洋画」の世界を描く。洋画へのあふれる愛を込めて画家たちの波瀾万丈な一生に触れつつ、作品と近代美術史の流れをわかりやすく解説する。 目次 はじめに 近代日洋画の流れ 第一章 憧れの「舶来絵画」」がやってきた 第二章 熟成する「和製洋画」革命 第三章 ニッポン独自の「昭和モダン」 第四章 進化する「日的フォーヴィスム」 おわりに 日近代美術史年表 著者紹介 ナカムラクニオ 1971年東京都目黒

  • 秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本 J・ウォーリー・ヒギンズ | 光文社新書 | 光文社

    ヒゾウカラーシャシンデアジワウ60ネンマエノトウキョウ・ニホン 2018年10月17日発売 定価:1,650円(税込み) ISBN 978-4-334-04375-9 光文社新書 判型:新書判ソフト 秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日J・ウォーリー・ヒギンズ/著 ふつうモノクロでしか見ることのできない昭和30年代の日を、カラー写真で記録していた人物がいた。アメリカ出身、日と日の鉄道をこよなく愛する元祖「カラー撮り鉄」、J・ウォーリー・ヒギンズ。駐留米軍軍属として来日後、国鉄の顧問に。日全国をくまなく訪問し、趣味の鉄道写真を中心に、当時としては超贅沢なカラーフィルムで日の風景を多数撮影してきた。半世紀以上の歳月を経て、今なお色褪せない最上質のコダクロームの6000枚の中から、選りすぐりの382枚を、当時の思い出話とともに公開する。鉄道写真に写り込んだ、生活感あふれる風景ポー

  • 吃音の世界 菊池良和 | 光文社新書 | 光文社

    キツオンノセカイ 2019年1月19日発売 定価:880円(税込み) ISBN 978-4-334-04392-6 光文社新書 判型:新書判ソフト 吃音の世界菊池良和/著 吃音は、最初の語を繰り返す「連発」(ぼ、ぼ、ぼ、ぼくは)と、最初の言葉を引き伸ばす「伸発」(ぼ―――くは)と、言葉が強制的に発話阻害される「難発」(………ぼくは)の三種類がある。吃音症の人は100人に1人の割合で存在し、日では約120万人、世界では約7000万人いると言われている。近年、吃音の専門教育を受けた国家資格である言語聴覚士の誕生、障害者の暮らしやすい社会へ向けた市民の意識の変化、そして発達障害者支援法や障害者差別解消法の成立といった時代の変化の中で、吃音者をめぐる状況にも変化が生じている。 幼少期から吃音で悩み苦しんできた医師が、吃音の当事者のみならず、私たちがより多様な社会を生きるためのヒントを伝える。 目

  • 土 地球最後のナゾ 藤井一至 | 光文社新書 | 光文社

    ツチ チキュウサイゴノナゾ 2018年8月18日発売 定価:1,012円(税込み) ISBN 978-4-334-04368-1 光文社新書 判型:新書判ソフト 土 地球最後のナゾ100億人を養う土壌を求めて藤井一至/著 土は地味だ。その研究者の扱いも、宇宙飛行士とは雲泥の差がある。空港で土とスコップの機内持ち込みを謝絶されて落ち込んでいる大人を見たことがあるだろうか。業務として土を掘っているのに、通報され、職務質問を受けることすらある。やましいところは一切なく、土を掘るのを仕事にしている。何を好き好んで土なんて掘っているのかと思われるかもしれない。家や道をつくるためでもなければ、徳川埋蔵金を捜すためでも……ない。100億人を養ってくれる肥沃な土を探すためだ。(「まえがき」を一部改変) 世界の土はたった12種類。しかし、毎日の卓を支え、地球の未来を支えてくれる当に「肥沃な土」はどこにあ

  • おさがしの本は 門井慶喜 | 光文社文庫 | 光文社

    おさがしのは門井慶喜/著 和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。利用者の依頼でを探し出すのが仕事だ。だが、行政や利用者への不満から、無力感に苛まれる日々を送っていた。ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再びわき上がってくる……。様々なを探索するうちに、その豊かな世界に改めて気づいた青年が再生していく連作短編集。

    おさがしの本は 門井慶喜 | 光文社文庫 | 光文社
  • 色彩がわかれば絵画がわかる 布施英利 | 光文社新書 | 光文社

    シキサイガワカレバカイガガワカル 2013年12月13日発売 定価:990円(税込み) ISBN 978-4-334-03777-2 光文社新書 判型:新書判ソフト 色彩がわかれば絵画がわかる布施英利/著 光が見える、色彩が見える。それは、美が見えるという感動の瞬間でもあるのです。芸術作品は、私たちの中にある「それ」を見せてくれるのです。 (第1章 「順応」より) すべての色は、三原色をもとにして作られる。これが、四色でも、二色でもいけないのはなぜか。そもそも「色」とは何なのか――。ニュートンのような物理学者、ゲーテという文学者、それに美術やデザインまで、多様な分野の専門家が取り組んできた色彩学。その理論の基は、難しそうに見えて、実はとてもシンプルである。北欧デザインがもつ色彩美、遠近法との緊密な関係、印象派の絵画における「光」の見方など、色彩という観点から、美術鑑賞の知性を養う一冊。

    色彩がわかれば絵画がわかる 布施英利 | 光文社新書 | 光文社
  • 構図がわかれば絵画がわかる 布施英利 | 光文社新書 | 光文社

    コウズガワカレバカイガガワカル 2012年10月17日発売 定価:1,144円(税込み) ISBN 978-4-334-03712-3 光文社新書 判型:新書判ソフト 構図がわかれば絵画がわかる布施英利/著 レオナルド・ダ・ヴィンチの絵は、いまから500年も昔の、イタリア・ルネサンスの作品で、ピカソは20世紀初頭の現代絵画です。まったく違った時代に描かれ、絵としてのスタイルも違っているふうに思えます。しかし、構図は同じなのです。どちらも「絵画」ですから、そこには絵画を成り立たせている共通の要素をみつけることもできます。「違い」や「差異」を探すのも、一つの見方ではありますが、「共通するもの」を探すことで、絵画の根原理のようなものが見えてくる。 「構図」は、絵画に欠かせない要素であり、それはダ・ヴィンチの絵にも、またピカソのような子どもの殴りがきのような絵にも、あるのです。子どもの絵には、ピ

    構図がわかれば絵画がわかる 布施英利 | 光文社新書 | 光文社
  • 蔵書の苦しみ 岡崎武志 | 光文社新書 | 光文社

    ゾウショノクルシミ 2013年7月17日発売 定価:858円(税込み) ISBN 978-4-334-03755-0 光文社新書 判型:新書判ソフト 蔵書の苦しみ岡崎武志/著 溜まりすぎたは売るべきなのである。スペースやお金の問題だけではない。その時点で、自分に何が必要か、どうしても必要なかどうかを見極め、新陳代謝をはかる。それが自分を賢くする。蔵書は健全で賢明でなければならない。初版や美術書など、コレクションとしていいものだけを集め、蔵書を純化させていくやり方もあるだろうが、ほとんどの場合、溜まり過ぎたは、増えたことで知的生産としての流通が滞り、人間の体で言えば、血の巡りが悪くなる。血液サラサラにするためにも、自分のその時点での鮮度を失ったは、一度手放せばいい。 ―と、悟ったようなことを言えるようになったのは、じつは、2011年秋に、身を削るような思いで蔵書の処分をしたからだ。

  • 日本語は「空気」が決める 石黒圭 | 光文社新書 | 光文社

    ニホンゴハ「クウキ」ガキメル 2013年5月17日発売 定価:924円(税込み) ISBN 978-4-334-03746-8 光文社新書 判型:新書判ソフト 日語は「空気」が決める社会言語学入門石黒圭/著 上手な日語とは、正しい日語ではなく、「ふさわしい」日語――特に日語の場合、その場の空気を的確につかみ、言葉選びをすることが重要である。社会言語学とは、言葉を、生きたものととらえ、実際の言葉が、出身地や性差、職業、社会階層、状況、伝達手段、伝達相手、などによって、多様に使い分けられていることを研究する学問である。その取り扱う内容もさまざまだ。なぜ、方言はうらやましがられたり、馬鹿にされたりするのか。『となりのトトロ』のサツキとカンタの会話から、何が分かるのか。あの人はなぜ自分のことを「オレ」と言ったり「ぼく」と言ったりするのか。ママと呼んでいたのがかあさん、おふくろ、母親、と変

  • 迷い迷って渋谷駅 田村圭介 | ノンフィクション、学芸 | 光文社

    マヨイマヨッテシブヤエキ 2013年3月15日発売 定価:1,760円(税込み) ISBN 978-4-334-97737-5 ノンフィクション、学芸 迷い迷って渋谷駅日一の「迷宮ターミナル」の謎を解く田村圭介/著 渋谷ヒカリエの開業を機に再開発が格化する渋谷駅の謎に迫り、その秘密を歴史的、構造的に見事に解き明かした異色の。渋谷駅は1日約280万人の乗客が利用し、東京でトップ3に入る。しかし1位の新宿駅や池袋駅がプラットホームが平行に並ぶ単純な構造となっているのに対し、継ぎ接ぎの増築を続けた渋谷駅は乗り入れる9路線が絡み合い、“9層の迷宮”と異名を持つ複雑な構造になっている。全乗り換えルートは実に128もあるのに日々、大きな事故もなく交通結節点としての機能を果たし続けているのはなぜなのか。筆者は渋谷駅の動線はどのような構造になっているのかを長年研究し、立体模型、立体図を作成して人の流

  • 早川書房・光文社合同フェア 文庫・早光戦 五番勝負 | 文庫 | 光文社

    「いらっしゃいませ。どのような文庫をお探しですか? 面白い、と。なるほど。 ――え? 普段はハヤカワ文庫が多いけれど、今日は光文社から選んでみようか、と。 さすがっ! お客様は、今回のフェアの趣旨・意図を十分にご理解していただいています。いやはや、感服いたしました。どうぞ、ごゆっくりとお選びくださいませ」 てなわけで、両社とも自信を持ってオススメする作品をぜひ! 世に「名勝負」は数あれど……「巨人・阪神」、「大鵬・柏戸」、はたまた「自民と民主」!? というわけで、今回『文庫・早光戦』などという、大それた企画に挑戦します! さて、この勝負、新たなる伝統の一戦になり得るのでしょうか? それは読者の皆様の判断することですが、案外「ビールと枝豆」みたいになるのかも? さあ、皆さん、存分にこの対決を堪能してくださいませ!

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