【作品画像】 (1)洛中洛外図屏風/(2)円山応挙筆「番鶏図衝立」/(3)椿鴛鴦文様檜扇/(4)玉冠(礼冠) 京セラ美術館では、2015年秋季特別展として、八坂神社の所蔵する染織品・工芸品を中心とした神宝展を開催します。 八坂神社は古くから京都の人々の尊敬を集め、町の有力者から多くの品々が献納されてきました。円山応挙の「番鶏図衝立」や「玉冠」、「檜扇」「御衣」など、当時の日本の染織や美術工芸技術水準 の高さを感じられるものが揃っています。江戸幕府も八坂神社に帰依が厚く、江戸時代の工芸技術を結集して作られたものを多く寄進しています。 これらの文化財は神々への捧げものという性格上一般の目に触れることはなく、長い間その内容が把握されていませんでした。しかし、平成14年(2002)の本殿修復工事に際し、京都国立博物館の調査チームにより初めて本格的な調査が行われ、その全容が明らかとなりました。その研