附属図書館では、本学が所蔵する貴重資料を広く公開するため、毎年、貴重文物展示を開催しています。今回は、本学を代表する所蔵コレクションである「雅俗文庫」の展示を行います。雅俗文庫の展示会は、平成27年にも「雅俗繚乱 : 中野三敏江戸学コレクションの世界」と題して開催し、非常に好評を博しました。その後の数年に及ぶ調査を経て、あらたな切り口で雅俗文庫を紹介します。フジイギャラリーでの会場展示に加え、電子展示も実施します。また、江戸時代の思想・文学をご専門とする川平敏文教授(九州大学人文科学研究院)によるギャラリートークや講演会も予定しています。多くの皆様のご来場をお待ちしております。 雅俗文庫 江戸文学・書誌学研究の第一人者で、本学名誉教授の中野三敏氏の手により蒐集された江戸期和装本を中心とするコレクション。「雅俗」の名称は、和歌・漢詩・擬古文の類で伝統文化にあたる「雅」、俳諧・川柳・小説の類で