タグ

ブックマーク / yuiami.hatenablog.com (3)

  • Why We Cooperate - まとまり日記

    Why We Cooperate (Boston Review Books) 作者: Michael Tomasello,Carol Dweck,Joan Silk,Brian Skyrms,Elizabeth S. Spelke,Deborah Chasman出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2009/08/28メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 75回この商品を含むブログ (7件) を見る を読んだ。ヒトを他の動物から分ける大きな特徴として個体同士の協力に着目するのは一つのトレンドだが*1、それに関する研究を簡潔に議論する。マイケル・トマセロが100ページあまり最近の研究を自らのものを中心に紹介し、シルクやスカームズといったこの分野の他の重鎮がそれにコメントをするという構成になっている。 協力の進化 トマセロが執筆した第一章では、ヒトが幼児期から個

    Why We Cooperate - まとまり日記
  • プライアーの哲学論文の書き方(1) - まとまり日記

    わたしの住んでいるところではおとついからスポーツの祭典が始まっているわけだが、わたしの周りではその前から知の祭典、つまり採点の祭典が執り行われている。 この知の祭典には、スポーツの祭典とは異なり、祭典の参加者がだんだん飽きてくるという特徴があり、祭典から逃げるものが多数あらわれる。かくいうわたしも祭典から逃げてきたものであり、ここではこの逃避を利用して、こちらで哲学のペーパーの書き方を説明するときに必ずといってよいほど参照される、ジム・プライアーのガイドラインを翻訳したい。 長いので、何回かに分けていきます(なお、すでにこちらに部分訳があります)。気分がおもむくままに(フリーダムに)訳していきますが、誤訳などありましたら、コメント欄などで指摘してください。 [追記:二回目はこちら。三回目はこちら。そして第四回(最終回)。 ] 哲学論文を書くためのガイドライン ------- ジム・プライア

    プライアーの哲学論文の書き方(1) - まとまり日記
  • 分析哲学を理解するには意外と訓練がいる - まとまり日記

    科学や不平等について書かれた某の訳文についての議論を見た(訳を批判するのが主題ではないので、訳書にはリンクしません)。そこでの指摘を見る限り、訳の問題には、予備校でやるような英文読解の問題もあったが、哲学のカルチャーや術語の重みがうまく理解されていないからくるものもあったようだ。 これは、哲学の専門家でない人が哲学のを訳すときによく出てくる問題で(上のを訳した方は心理学者のようだ)、いくつかの例が思い浮かぶ。 マイヤーので、essentialism(質主義)が「実在論」と訳されたことがあった(マイヤーは個々の種に関しては質主義に反対するが、種カテゴリーについては実在論者なので、このように訳すとマイヤーの主張を完全に取り違えてしまうおそれがある)し、 またマイヤーの別の訳書では、scientific realism(科学的実在論)が「科学的現実主義」と訳されたこともある(当該の

    分析哲学を理解するには意外と訓練がいる - まとまり日記
  • 1