タグ

関連タグで絞り込む (1)

タグの絞り込みを解除

moneyとhistoryに関するfunaki_naotoのブックマーク (5)

  • 銭不足の中世/撰銭(えりぜに)とビタ一文の戦国史(高木久史) - 見もの・読みもの日記

    〇高木久史『撰銭とビタ一文の戦国史』(中世から近世へ) 平凡社 2018.8 『貨幣が語るローマ帝国史』を読み終えたところで、引き続き貨幣の歴史を読む。「はじめに」にいう。書は、銭を主人公とし、銭が英雄たちをどう振り回したのか、英雄たちが動かした歴史ではなく、英雄たちを動かした現実にアプローチする。最後まで読み終えて再びこのページに戻ると、納得できて味わい深い宣言である。 なお、銭(ぜに)とは金属製の、円形で中央に方孔のある塊をいう。銭の貨幣単位は「文(もん)」で、金貨銀貨に比べて少額の貨幣であるから、銭の流通具合を見ることで、庶民経済の発展を知ることができる。 日では13世紀後半から14世紀にかけて銭が不足したため、民間で中国の銭が模造されるようになった。これを「偽造」と表現するのは適切でない。政府による供給が十分でない場合、民間が不足する交換手段を自律的につくりだすことは、しばしば

    銭不足の中世/撰銭(えりぜに)とビタ一文の戦国史(高木久史) - 見もの・読みもの日記
  • 『帳簿の世界史』商人のジレンマ - HONZ

    長らく営業の仕事をしていることもあって、売上や原価といった数字管理はお手のものなのだが、我が家の家計のこととなると話は別である。自分が月々いくら代に使っているのか知らない。エンゲル係数も知らない。家計簿をつけようとも思わない。自分でもよくぞ、おめおめと生きているものだなと思うが、自らの欲望の痕跡を直視することが恐いのだ。 このままではヤバいことくらい、分かっている。だが、どれだけヤバいのかを客観的に知りたければ、歴史に敵うものはない。そこで、書である。 会計と歴史、双方の知見を持つ著者によって手掛けられた『帳簿の世界史』は、アダム・スミス、カール・マルクス、マックス・ウェーバーといった面々が口を揃えて主張した帳簿の力を紐解いた一冊。アクセスログやライフログといったログ全盛の現代社会に、帳簿という最も古典的なログの重要性を描き出す。 数多くの歴史で見られる光景のご多分に漏れず、帳簿の歴史

    『帳簿の世界史』商人のジレンマ - HONZ
  • いかにして中世日本で市場経済が浸透したか? | Kousyoublog

    公開日: 2012/05/26 : 最終更新日:2014/08/20 カテゴリー:歴史・宗教, 鎌倉・室町時代 タグ:中世, 日史, , 社会, 経済 平安後期の年貢について、『中世の年貢には米だけでなく、塩・鮭(さけ)・鮑(あわび)などの水産物や榑(くれ)・檜皮(ひわだ)などの林産物、鉄・金などの鉱産物、絹・麻布などの繊維製品、筵(むしろ)・合子(ごうず)などの工芸品等々、いわゆる非水田生産物が多数含まれて』(P108)おり、それらは農業の合間に生産できない物なども多数含まれていた。そしてそれらは水田に対して賦課されており、農民たちによる一定の商品交換に基づいて集められることを前提とした仕組みであった。またその年貢を徴収する貴族や武士などの荘園領主たちもその徴収された年貢は売却・換金されるか、『米や絹、麻布などがそれ自体貨幣として物資の購入に充てられていた』(P108)という。一二

  • 大昔、物々交換などなかった - シェイブテイル日記

    「大昔物々交換があり、その不便さを解消すべく、商品の中から変質しにくい金属などが選ばれてマネーとなった。」 この一般人のみならず、経済学者にも堅固に信じられている「標準貨幣論」に対して、人類学などの分野からは異も出ているようです。 こうした人類学などの知見も踏まえた新しい貨幣観を見せてくれる、フェリックス・マーティンの「21世紀の貨幣論」には標準貨幣論とは全くことなるマネー観があります。 このに出てくるヤップ島のフェイの話も私が要約すると、味わいが失われてしまいますので、第1章の一部を転載して紹介させていただきます。 ヤップ島の石貨「フェイ」 1899年、スペインはヤップ島を330万ドルでドイツに売却した。 ヤップ島のドイツ帝国への併合には、ある大きな成果があった。若く、才気にあふれ、冒険好きな一風変わったアメリカ人、ウィリアム・へンリー・ファーネス3世がヤップ島を訪れ、歴史的に見てきわ

    大昔、物々交換などなかった - シェイブテイル日記
  • 儀狄 ‏@giteki 先生の中国貨幣史講義~『中国嫁日記』の「小銭問題」の原因は歴史にあり

    たまたま目にした『中国嫁日記』のネタで、「中国の南方の人は硬貨を嫌い、北方の人は紙幣を嫌う」というのがありました。これはきっと、歴史的背景があるに違いない!と思い、中国貨幣史を専門とされる儀狄 ‏@giteki 先生に振ってみたところ、丁寧に解説していただけました。せっかくの講義なので、まとめてみた次第です。

    儀狄 ‏@giteki 先生の中国貨幣史講義~『中国嫁日記』の「小銭問題」の原因は歴史にあり
  • 1