2005/5/27 金曜日 「事故前に書いていた原稿ですが、更新が少ない間の穴埋めにどうぞ。いささか堅いですが….(むね=Spiduction66=シモヤマニア)」 2003年10月17日の朝日新聞は「100年前の日本人の声録音パリでロウ管14本発見」と報じている。 1900年のパリ万国博覧会の際、パリの人類学協会が、世界中から訪れた人々の声を録音した蝋管の中に、日本人の肉声があったというものだ。 「明治33(1900年)年7月20日から8月31日にかけて。17歳から55歳の、芸者や貿易商らが聖書や舞台のせりふを読み上げている」と記事にはある。 この蝋管を発見した日本女子大教授(日本語学)の清水康行教授によれば、7月の録音台帳に「hitomi」と記録されている人物は、人見一太郎(明治・大正期の評論家・新聞記者・実業家)に間違いなく、聖書を朗読した彼の録音こそが、現存する日本人最古の録音な
2005/11/7 月曜日 16時すぎからはいよいよ本日のメーンイベント「1900年パリ録音」の全トラックを聴いた。 瞑目しながら聴く。105年前の録音とは思えない。音声はとても明瞭でロウ管特有のノイズも回転ムラ(ワウ・フラッター)も少ない。 7月20日に録音された茨城県出身の男性55歳(氏名不詳)は、都都逸、常盤津、長唄、義太夫を歌ってゆく。「君にぃ~別ぁれ~て~松原ゆけ~ば~」てな具合だ。本来は三味線などの楽器のサポートがあって歌えるものだが、それをアカペラで歌いこなしてゆく。しかも音程にブレが少ないのだから大したものだ。もしあなたが海外へ行って、いきなり「歌声を録音するからアカペラでミスチルを歌え」と言われたら時のことを想像すればよい。 それだけではない。次第に調子付いてきたこの男は、自分で「ペペ~ン」と三味線の合いの手まで入れてくるのだ。「酒でも入っていたんじゃないか」なんて、解
日本の著名人の肉声(講演・演説等)は次のような方法で調べることができます。 1. 歴史的音源(れきおん)で探す歴史的音源(れきおん)では、SPレコードのデジタル化音源で著名人の肉声を聴くことができます。トップ画面の「ジャンルで探す」から「講義、講演、演説」を選択し、人名等で絞り込んで検索してください。(インターネット公開している音源もあります) また、便利ツール「著名人の演説・講演」ページでは、著名な政治家・軍人・実業家・学者等約50名について、1クリックでその演説や講演音源、肖像写真、直筆画像を検索することができます。 2. 当館所蔵の録音・映像資料を探す2-1. 国立国会図書館サーチ国立国会図書館サーチでは、当館所蔵資料の中から著名人の肉声が収録された録音・映像資料を探すことができます。「絞り込み条件」を開いて「資料種別」を「録音資料」と「映像資料」にして、キーワードに著名人の名前を入
音源提供:岡田則夫/テキスト編集:金澤裕之(目白大学教授),田中牧郎(明治大学国際日本学部教授),相澤正夫(国立国語研究所 言語変化研究領域 教授) 配信:想隆社/販売代理店:日外アソシエーツ 想隆社アカデミックリソースシリーズ 貴重音源コレクションについて 日本屈指のSPレコードコレクターである岡田則夫氏が所蔵する3.5万枚のSPレコードの中から明治~昭和の歴史的な貴重音源をセレクトし、言語学研究に関わるグループがテキスト化したデータベースです。 音声ストリーミングとテキスト(全文検索機能)の2つが融合したデータベースです。 カラオケのように音声と文字が同期し、再生中のテキスト部分がハイライト表示されます。 特定の文章をクリックすることで何度でも繰り返しその箇所を聴いたり、音声の再生速度を変えることもできます。 利用者はIDとパスワードでクラウド上のデータベースにアクセスし、随時、貴重な
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