日本に蔓延する誤った情報を科学的見地から指摘し続ける武田邦彦中部大学教授が今回取り上げているのは、見過ごすわけにはいかない「医の誤り」についてです。例えば「肺がんになった人が喫煙者」だからといって「喫煙者は肺がんになる」というのは初歩的な誤りだと指摘。『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』では、3種類ある「医の誤り」を解説し、なぜそうした情報が発信されるのかについて示唆しています。 現代の日本を蝕む巨大な誤りの一つ「医の誤り」とは 現代の日本には「巨大な誤り」がいくつか存在するけれど、その一つが「医の誤り」だろうと思います。その誤りは毎日患者さんを相手に治療している「普通の医者」からでたものではなく、厚労省で力を持っている特殊な医者や、医師会などで指導的な力を発揮している医師などが作り出したものです。 薬のメーカーとの癒着があったり、天下り先を作るために役人に頼まれたり、そんな