「そういえば三ノ宮にあるよね」。投稿を読んだ記者がミナト・神戸の中心部、JR三ノ宮駅に行ってみた。午後2時、塀で囲まれた6畳ほどの屋外喫煙所で20人ほどがたばこを吸っていた。 その横を胸に子どもを抱いた30代の女性が、ベビーカーを押しながら猛ダッシュ。「子どもにできるだけ煙を吸わせたくない。早くこの場を離れたい」。女性は息を切らして話した。 「毎朝、苦痛です」。投稿をしてくれた50代の男性会社員も屋外喫煙所からの煙に悩んでいた。男性が通勤で使うのは大阪府北部のベッドタウン、高槻市のJR高槻駅。一緒に男性の通勤ルートをたどってみると、高架の下から煙のにおいが漂ってきた。 のぞいてみると、透明な塀で囲まれた屋外喫煙所で3人の男女がたばこを吸っていた。「毎朝ここを通らざるを得ない。近くのバス停でバスを待つ15分ほどの間もずっと心配なんです」 喫煙者「白い目で見られる時が」 屋外喫煙所を使う喫煙者