古本屋で「200円均一」のところにあったのだが、レジに持っていったら「はい、680円です」と言われた。 「もう詐欺!」と思ったけど、面白かったからまあいいや。 哲学の教科書 (講談社学術文庫) 作者: 中島義道出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/04/10メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 228回この商品を含むブログ (89件) を見る この本は最初95年に単行本として出版され、01年に文庫化された。 つまり、15年前に世に出た本である。 著者の中島義道氏は1946年生まれとあるので、当時まだ50歳になっていなかったことになる。 さて、本書の構成だが、第一章で、哲学についての、著者のもっとも基本的な考えが述べられる。それは、哲学とは、「この自分の死」というものの深刻さをまともに受けとめて思考するところから始まるものだ、ということである。 あらゆる哲学の問いは、ハイデガー