ADG社の"World in Flames"は1939~1945年までの第二次世界大戦全体を再現するウォーゲームです。マップはヨーロッパ戦線と太平洋戦線に分かれていて、両者のスケールを変えることで、両戦線の戦場範囲の違いを吸収しています。 基本となるのは可変インパルスシステムで、各インパルスでは主要国はそれぞれ、陸軍、海軍、統合などの戦略を選び、それによって実施可能な作戦や回数が変化します。すべての国がインパルスを完了するとターン終了判定を行い、終了にならなければ相手陣営のインパルスに変わります。このため、ゲーム進行は流動的で、このあたりは好みの分かれるところだと思います。 もうひとつこのゲームで特徴的なのは、1985年に発売されてから1996年に実質的な第六版である究極版(Final Ed.)が出るまでかなり頻繁に版上げを繰り返した点でしょうか。特に究極版はマップのスケール、デザインが変