私は「小説の書き方」みたいな本が好きでよく読むのです。最近は「キャラクター小説の作り方(講談社現代新書)」や、この中で紹介されていた「小説の体操(朝日文庫)」を読みました。前者は記録的なベストセラーになったあと、角川文庫からも確か再販された筈です。 さて、これらの中で述べられているのは、「盗作と創作の違いは紙一重」、あるいは「オリジナリティとは高度な焼き直し技術のことを指す」ということです。これはちょっと端折って言うと、古来から小説などというものは星の数ほど存在し、似たようなストーリー、元ネタがどっか他にあるのが普通。但し上手い小説家が行った盗作、焼き直しはそう感じさせず、あたかもオリジナルのように思える。というものです。私の記憶に間違いがなければ、Dクーンツの「ベストセラー小説の書き方」や久美沙織の「新人賞の穫り方おしえます」にもほぼ同じ趣旨のことが書いてあったように思います。 映画なん